らんぼ~流 山屋の視点
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アイテム詳説 ~無線機
 ■はじめに
スタンダード社製のハンディアマチュア無線機  樹木の生い茂った深い山の中では少し離れただけで互いの姿が見えなくなる。
 声を限りに叫んだところで、思ったほど遠くには届かないものだ。
 こんなとき、欲しくなるアイテムが無線機である。
 無線機があれば、緊急時、山中で別行動をとらなければならない状況に陥ってもコミュニケーションを維持することができる。また、逆に意図的に別行動をとることによって、より柔軟な登山スケジュールを組み立てることも可能になるだろう。
 近年、山屋の世界でも携帯電話を利用するヒトが増えている。
 たしかに携帯電話は下界とやりとりをするには有用なアイテムだが、登山者同士のコミュニケーションにはあまり向いていない。
 が、そんなことより、ここで問題にすべきは、ケータイには山屋の装備としての品格に著しく欠ける側面があるという事実である。
 鬱蒼とした森の中に潜んだランボーにトラウトマン大佐が呼びかけるとき、やたらとストラップをぶらさげたケータイは絶対に似合わない。まして、ボディにラメとか入っていたりしたら、それこそ尊厳に関わる。
 時代遅れと言われようが何だろうが、山屋はやはり無線機で決めるのが正しいのだ。

 ■無線機の種類  ―― 何を選ぶか?
 さて、山屋の視点で考えたとき、無線機には次の2種類しか存在しない。
 すなわち、携行可能で、運用に免許が必要なものとそうでないものだ(注1)。
 はなはだ乱暴な分類だが、山の中では変調方式だとか電波の型式がどうのだとか、そういうコアな部分で区別したところであまり意味がない。加えて、山中に持ち込める無線機はハンディタイプのトランシーバーくらいだから、もとより選択肢は限られてくる。
 では、その2種についてもう少し詳しく見てみよう。
特定小電力無線機  ○特定小電力無線
  (=携行可能で運用に免許が不要なもの)

 特定小電力無線は空中線電力(出力)が0.01W以下と制限されており、交信可能な距離もせいぜい数100メートルといった代物。
 障害物の多い山中では交信可能な範囲はさらに狭まる可能性もあり、非常時に下界と通信するなどといった柔軟な運用には対応できない。
 しかし、パーティーの先頭と最後尾が連絡を取り合うといった基本的な用途であれば、十分に機能する。
 なにより、運用に際し、免許が不要で誰でも気軽に使えるという利点は何にもまして捨てがたい。
ハンディアマチュア無線機  ○ハンディアマチュア無線機
  (=携行可能で運用に免許が必要なもの)

 運用に際して、総務省が発行する無線従事者免許と無線局免許が必要となるトランシーバー。
 最近では不況にあえぐ無線メーカーそのものがアウトドアユースの推奨など、グレーゾーンの宣伝を行っていたりするが、本来、電波法施行規則に規定されたアマチュア業務の定義(注2)から言えば、登山などレジャーシーンにおける通信を目的とした運用は目的外通信となり違法行為となる。また、無線局運用規則にもいろいろと制約があり、通信内容にも配慮する必要があるので、何かと面倒な点も多い。
 しかし、特定小電力無線とくらべて出力が大きく、かなりの長距離でも交信可能である。また、アマチュアバンドの送受信だけではなく、広帯域受信機としての機能を備えた機種も多く、天候の急変や災害など有事の際の情報源としても活用できる。
 ※注1)最近では、ネットオークションなどで長距離通信を謳った米FRSやGMRS規格のトランシーバーが簡単に入手できたりするが、国内での使用は当然違法行為。違反した場合は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金となるので、賢明な読者諸氏は避けておいたほうが無難である。
 ※注2)金銭上の利益のためでなく、もつぱら個人的な無線技術の興味によつて行う自己訓練、通信及び技術的研究の業務をいう。(電波法施行規則第3条第1項第15号)


 ■実録!4アマ無線免許取得の流れ
 さて、思い立ったが吉日である。
 ウェブで免許取得のための情報を集めていると、大分では2ヶ月後の9月に試験が行われることがわかった。
 試験の準備など諸々考えると、時間的にちょうどよい時期だ。僕は免許を取得することを即断し、そのための準備に入った。
アマゾンにテキストを注文  2008/7/5 テキスト注文
 まずは試験対策のために参考書を手に入れなくてはならない。
 小学生でも合格するという4アマ免許だが、予備知識なしで挑むのはさすがに無謀というものだろう。

 馴染みのアマゾン書店から「アマチュア無線、試験、免許」の検索語でクロス検索をかけると、すぐにいくつかの書籍がヒットした。
 その中から、レビューを参考にして2冊を選び、そのままレジへ直行。
 注文をすませると、いくらもたたないうちにメーラーが新着メールを知らせてきた。
 さすがはアマゾン、仕事が早い。
 しかし、メールをよく見ると、商品の発送は来月になる旨が記載されている。どうやら、一緒に注文した無線とは関係のない、マニアックな商品の仕入れに時間がかかるらしい。
 速攻で現在の注文をキャンセルし、無線のテキストだけで再度発注をかけなおすと、今度は無事に当日発送予定で注文が通った。
 その後、しばらくすると支払い番号通知のメールが送信されてきた。
 僕は基本的にウェブ上でクレカは使わない主義なので、いつも支払いは銀行振込で行っている。その点、アマゾンは指定銀行経由なら振込手数料がかからないからありがたい。
 その夜のうちにイーバンク銀行の口座から代金を入金。

 あとは宅配便のお兄さんを待つだけである(^^b
テキストが送られてきた  2008/7/7 テキスト到着
 注文から2日後、無事にテキストが到着。
 今回購入したのは、下記の2冊。
 ・初級アマチュア無線予想問題集2008年版
 ・'08 第4級ハム国試要点マスター
 ちなみに、両著とも問題集だ。
 問題集ばかり選んだのには理由がある。
 聞くところによると、初級ハムの国家試験では、知識を問う問題から計算問題に至るまで過去問と同じ問題が繰り返し出題されているらしい。
 つまり、参考書を読み込んで知識を蓄えるより、試験に出る問題を丸暗記した方が効率的なのだ。


-らんぼ~流イチ押しの厳選アイテム-
■完全丸暗記 初級アマチュア無線予想問題集〈2011年版〉■
アマチュア無線資格の国家試験を受けるならテキストはこちら! 初級の無線資格試験の合格のコツは、いろいろややこしい電気知識を理解するよりひたすら過去問を丸暗記すること。この問題集を完全に暗記していけば確実に合格できる。こちらのテキストは3級と4級の両方に試験に対応している。
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-らんぼ~流イチ押しの厳選アイテム-
■第4級ハム国試要点マスター〈2011〉■
アマチュア無線資格の国家試験を受けるならテキストはこちら! 初級の無線資格試験の合格のコツは、いろいろややこしい電気知識を理解するよりひたすら過去問を丸暗記すること。この問題集を完全に暗記していけば確実に合格できる。こちらのテキストは4級の試験に特化した内容。
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無線従事者資格試験のオンライン申請の流れ  2008/7/13 試験申請
 無線従事者国家試験の申請は従来の書面申請よりもウェブ上で行うのが簡単だ。
 申請は希望する試験地で試験の行われる2ヶ月前の1日から20日の間に行う必要がある。
 らんぼ~流の場合は9月に試験の行われる地元大分で受験するので、申請期間は7月1日~20日の間に行わなくてならない。
 それを逃すと、1年待つか、あるいは県外で受験するというオプションを選択しなくてはならない。
 申請を終えると、すぐに受付完了のメールが送られてくる。
 メールには整理番号と申請日、そして試験手数料と細々とした注意点が記載されている。
 ちなみに第4級アマチュア無線技士の試験手数料は5,000円だ。
 試験手数料は同じく受付完了のメールに書かれている「財団法人 日本無線協会」の口座にゆうちょ銀行か郵便局から振替払込用紙を使って入金する。
 支払期限は申請した月の20日までだから、申請期間ぎりぎりに申請すると入金する時間がなくなる可能性があるので注意したい。
 それにしても、せっかくオンラインで申請できるのに、ネット銀行から入金できないというのは何とも面倒臭い話だ。

 7月16日、営業担当区域にある国東市富来郵便局から送金。
 無線のテキストを斜め読みしつつ、受験票の到着を心待ちにするらんぼ~流である(^^;
無線従事者国家試験受験票 2008/8/20 受験票到着
 試験対策の勉強は一向に進捗しないが、時間だけは順調に流れていく(汗
 8月20日、受験票到着。
 受験票には受験番号と試験会場の詳しい場所が書かれている。
 また、近影の顔写真を貼付する必要もあるので、準備しておこう。
2008/9/21 試験当日!
 いよいよ試験の当日がやってきた。
 試験時間は10時30分からだが、気がはやって1時間以上も前に会場に到着(^^;
 試験会場の大分商工会議所の駐車場に車を入れ、前日からようやく本腰を入れて取り組み始めた無線のテキスト本を熟読。
 らんぼ~流、学生の頃からいつもこのパターンである(汗

 そして、試験開始15分前――
 それでは、状況を開始するw

試験会場の大分商工会議所ビル入口 ビルの中に入ると、直近のエレベータの横に試験会場の位置を示す案内看板があった 行事案内看板
5Fホールに到着 座席はあらかじめ決められている 試験開始まで後10分

第四級アマチュア無線技士試験の問題用紙  10時20分、試験開場に到着。
 指定された座席につき、受験票を机の右上に置いて試験開始を待つ。
 それにしても少ない受験者数だ。
 会場には第3種と第4種の受験者が一緒に詰め込まれているが、その両方を合わせても20人に満たないだろう。
 さすがに斜陽趣味の代名詞である(^^;
 携帯電話の普及している現在、純粋に無線通信を趣味にしようという人は激減しているということだろう。
 かくいうらんぼ~流も山で硬派をきどるために受験している俗物であるw

 10時30分、試験開始。
 噂に聞いていた通り、試験問題は簡単だ。
 A4用紙2枚の両面にそれぞれ「法規」と「無線工学」の問題が羅列されている。
 しかし、それらはすべて見覚えがあるものばかりだ。
 「こりゃあ、楽勝だな・・・」
 少し不安だった計算問題も問題集に出ていたものと数値まで同一だったので、思考せず脊髄反射で解答を書き込んで試験終了(^^;
無線従事者国家試験結果通知書 2008/10/2 試験結果通知書到着
 月が変わって、10月――
 試験の結果通知書が送られてきた。
 結果は順当に合格である。
 試験当日に持ち帰った実際の試験問題で自己採点をしたところ、1問のミスもなく満点だったので合格するのはわかっていたが、やはりうれしいものだ(^^
 さて、試験に合格した後は、引き続き、免許の申請に移る。
無線従事者免許申請書 2008/10/8 無線従事者免許申請
 無線従事者の免許の申請は試験合格後3ヶ月以内にしなければならない。
 申請用紙は試験当日に会場でも売られているが、後日、無線協会に頼んで郵送してもらうという手もある。
 免許の申請手数料は2100円。
 支払いは申請書に代金相当分の印紙を貼付するか、別途無線協会の方に代金を振り込む。

無線従事者免許申請書 2008/10/23 無線従事者免許到着!
 10月23日、無事に第4級アマチュア無線技士の免許証が郵送されてきた。
 通常、免許の申請をしてから免許証が送られてくるまで20日ほどかかるというが、ずいぶんと早く届いたものだ(^^
 これで晴れて無線機を購入できるわけだ。
 しかし、無線機の購入後、その無線機から実際に電波を発信するためには、その無線機毎に局免を取得しなければならない。
 まあ、あとはお気に入りのハンディ機を見つけて、そして――
 ■最後に
 最後に・・・と書いたが、このページ、まだまだ状況進行中である(^^;
 というのも、4アマ免許取得後、いろいろとハンディ機を物色してみたのだが、どれも納得のいく機種が発売されていないのだ。
 唯一、心の動いた無線機は㈱STANDARDから発売されているVX-8だが、GPSやBluetoothなどの新機能を搭載した分、やたらと不具合が発生しているらしい。
 また、最近ではアマチュア無線の世界にもデジタル化の波が押し寄せている。
 趣味としての無線業界は斜陽にあるため、時流に対してどうにも動きが遅いようだが、ぼちぼち動きも見え始めた。
 ここは逸る物欲を抑えつけ、じっくりと機種を見極めていこうと思う今日この頃であるw

-らんぼ~流イチ押しの厳選アイテム-
■STANDARD(スタンダード) VX-8D 50/144/430MHz FMトリプルバンドトランシーバ■
GPS機能やBluetoothを搭載(オプション)した新世代ハンディ無線機VX-8の後継機。VX-8で不評だった部分を大幅に改善した機種となっている。アウトドアユースに耐える堅牢なボディとIPX7相当の防水性能を併せ持ち、出力も同クラスのハンディ機では最大の5Wを誇る最強のハンディ無線機である。
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-らんぼ~流イチ押しの厳選アイテム-
■ケンウッド(KENWOOD) DEMITOSS20■
シンプルで使いやすい免許不要の特定小電力トランシーバー。単3電池3本で動作する。重量は電池込みで約180gと携帯してもあまり負担にならない。通話距離は見通しで200~500mほど。これ以上のものを求めるとなると、無線の免許を取って高出力のハンディ機を買うしかない。
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