らんぼ~流 山屋の視点
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稲星山・鳴子山(牧ノ戸~池ノ小屋~稲星山~稲星越~鳴子山~天狗ガ城~牧ノ戸 2012.7.8)
オオヤマレンゲ(鳴子山尾根筋にて)  「そろそろ、オオヤマレンゲの咲く季節か・・・」
 このところ、国東市の雇用創出事業に携わっている関係でホームグラウンドのくじゅう山系から足が遠のいているらんぼ~流。
 国東半島の歴史ある古道を巡る里山徘徊もよいけれど、ひさしぶりに古巣に戻りたくなってきた。
 「よし、今度の休みにでもオオヤマレンゲ鑑賞登山と洒落こんでみるか」
 さて、くじゅうでオオヤマレンゲが生育している場所といえば、スキー場そばの猟師岳か白口岳の稜線に連なる鳴子山のあたりだ。
 山行数日前にタイミングよく仕事でお会いした写真家の藤田晴一先生にアドバイスを求めると、県内でオオヤマレンゲの花が一番美しく咲いている場所は祖母山、その次が鳴子山だという。
 ならばと、二番手の鳴子山に目標を定めて、週末を待った。
 山行当日の朝、国東市でのセミナーを毎回聞きに来てくださっている木田嬢と大分市内で合流。
 1年前にテレビで坊ガツルの風景を目にしてから山歩きに目覚めたという彼女、大分合同新聞主催の登山教室などを利用して山行経験を積み重ねてきたとのことだが、まだオオヤマレンゲは見たことがないらしい。
 8時11分、牧ノ戸登山口に到着。
 手早く準備をして行軍を開始した。
 今回の目的地である鳴子山は、久住本峰のさらに向こう、稲星越の先にあるので、行程はできるだけ前倒ししておいた方がよい。
 歩き始めの出鼻をくじく沓掛山の急坂を越えて、くじゅう分れに続くだらだらとしたアプローチをひたすら前へ。
 「歩きやすくて、気持ちのよい道ですね」
 梅雨の中休みの今日、久しぶりの青空にこのルートを歩くのは初めてという木田嬢もご機嫌だ。
 9時50分、久住避難小屋に到着。
 そのまま歩き続けて、中岳方面に向かう。
 御池の脇を抜け、途中、池ノ小屋で小休止した後、稲星山の山頂を目指す。
 10時59分、稲星山山頂に到着。
 しかし、残念なことに、最悪のタイミングでガスが出てきて山頂からは何も見えない。
 「す、すみません。もしかしたら、わたしのせいかも知れません・・・」
 突然、木田嬢が申し訳なさそうな顔をした。
 不思議に思って訳を聞くと、彼女は友人の間でも名うての雨女らしい。
 大分合同新聞主催の登山教室でも罪なき参加者を高確率で荒天に巻き込んでいるそうだ。
 ・・・この娘、山屋の天敵である(^^;
 それでも、雨が降り出すほど天気が崩れることはなく、そのまま鳴子山に向けて稜線を下った。
 11時17分、稲星越を通過。
 本日の登山、ここからが本番である。
 この先の尾根道は今までとはうって変わって歩きにくい悪路に変わる。
 「うわ、この先は大変な道ですね・・・(^^;」
 声につられて振り向いてみたものの、悲鳴の主は初体験の難路に閉口しながらも何とか付いてきているようだ。
 さすがに安東先生のもとで鍛えられているだけはあるw
 「それにしても、なかなか見つからないなあ・・・」
 灌木を掻き分け、身体を四肢で支えながら岩の斜面を上り下りしながらも、周囲への目配せは絶やせない。
 何しろ今回はオオヤマレンゲの鑑賞が目的の登山である。
 ひとしきりルート上を注意深く歩いてみたが、見つかったのは茶色く変色して萎れた個体だけであった。
 そうこうしているうちに、11時53分、鳴子山山頂に到着。
 稀代の雨女を連れているので、当然、頂上からの展望は望めない(^^;
 「結局、見つかりませんでしたね・・・」
 軽く息を切らせた木田嬢が残念そうな顔をした。
 (これはこのままでは帰れんな・・・)
 仮にも登山関係の講師をしている手前、メインの目的を空振りで終わらせるわけにはいかない(汗
 こういうときは同好の士から情報を得るのが一番だ。
 「ちょっと情報を仕入れてみましょうか」
 僕はそう言うと、山頂で昼食をとっている他の登山客に話を聞いてみた。
 この時期、鳴子山に登りに来ている登山者はまず確実にオオヤマレンゲが目的のはずだ。
 すると、来る途中に僕たちが見かけた萎れた花のある場所から少しルートを外れたところに、いくつか開花している個体があることがわかった。
 その言葉の通り、下山途中に美しく咲いたオオヤマレンゲの個体を発見。
 「おお、あれだあれだ」
 さすがに『森の貴婦人』と呼ばれるだけのことはある。
 森の中に凛と花開いた純白の大輪はある種の気品さえ漂っているように見える。
 「わ、本当にきれいな花ですねえ・・・」
 かの花を初めて目にするという木田嬢も手持ちのデジカメで熱心に何度も接写している。
 目的を果たした後、12時18分、ルート上にある岩の上で昼食タイム。
 再起動後は往路を戻るだけだ。
 途中、まだ歩き足りないという木田嬢のリクエストに応えて天狗ガ城に寄り道。
 牧ノ戸登山口に戻ったのは、16時7分であった。
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
本日はオオヤマレンゲの鑑賞登山(^^b 今回は国東雇用創出事業のセミナー受講生である木田嬢とパーティーを組む 沓掛山山頂
牧ノ戸登山口から行軍開始 (8:11)
本日はオオヤマレンゲの鑑賞登山(^^b
今回は国東雇用創出事業のセミナー受講生である木田嬢とパーティーを組む。 沓掛山山頂 (8:36)
梅雨の狭間、よい天気に恵まれた。
星生山分岐 久住避難小屋前広場 新緑の色鮮やかな久住本峰を臨む
星生山分岐 (9:34)
無視して、そのまま久住分れを目指す。
久住避難小屋前広場 (9:50)
思ったより人が少ないなあ・・・。
新緑の色鮮やかな久住本峰を臨む。
今回は登りませんw
久住分れより中岳方向に進路を取る 御池を通過 池ノ小屋で小休止
久住分れより中岳方向に進路を取る。
次のウェイポイントは池ノ小屋(^^b
御池を通過 (10:16)
「気持ちいい!」と伸びをする木田嬢。
池ノ小屋で小休止 (10:24)
10分ほど休憩をした。
池ノ小屋から見た御池と天狗ガ城 稲星山山頂 稲星越
池ノ小屋から見た御池と天狗ガ城。
実によい景色である。
稲星山山頂 (10:59)
このあたりから少しガスが出てきた。
稲星越 (11:17)
道標が新しくなっていた(^^
稲星越から鳴子山へ進む 萎れて変色している・・・ orz こちらはベニドウダン
稲星越から鳴子山へ進む。
写真は尾根から見える湿地帯。
登山道沿いにオオヤマレンゲを発見。
しかし、萎れて変色している・・・ orz
こちらはベニドウダン。
淡いピンクの花弁が美しい。
鳴子山山頂に到着 戻る途中でようやく目標を発見 オオヤマレンゲの接写を試みる木田嬢
鳴子山山頂に到着 (11:53)
下山時、もう一度探して歩こう(>_<:
戻る途中でようやく目標を発見。登山道から少し離れた場所に咲いていた。 オオヤマレンゲの接写を試みる木田嬢。
白い花は色が飛びやすいので難しいw
ルート沿いの岩場で昼食 下山途中、「まだ歩き足りない」という木田嬢を天狗ガ城へご案内 牧ノ戸登山口へ下山
ルート沿いの岩場で昼食 (12:18)
今回はベトナムコーヒーを淹れてみた。
下山途中、「まだ歩き足りない」という木田嬢を天狗ガ城へご案内 (13:56) 牧ノ戸登山口へ下山 (16:07)
天候に恵まれたよい山行であった(^^
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■deuter(ドイター) フューチュラ32■
ザック背面の通気性にこだわりを持つことで知られるドイツのアウトドアメーカー、ドイターの代表的モデル。一般的な日帰り登山に必要十分な容量を持つ2気室の使いやすいデイパックである。レインカバーが内蔵されている点もポイントが高い。

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山では時を知ることは太陽を味方につけることと同義である。行動計画の管理、撤退やビバークのタイミングを決断するのに絶対に必要なアイテムだ。選ぶポイントとしては電池の交換で機密性が失われないようにタフソーラー駆動であること。あとは予算と相談だ。方角や高度計測などの機能がついた時計は持っていて楽しいが、そのあたりは別途ハンディGPSにまかせてもよい。
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平成24年度山香っ子ワクワク自然体験塾久住登山同行(長者原~法華院温泉山荘~吉部 2012.7.19)
平成24年度山香っ子ワクワク自然体験塾久住登山 (2012.7.19)  一昨年から講師として参加させていただいている杵築市山香中央公民館主催の山香っ子ワクワク自然体験塾。
 畏れ多く、そして、気恥ずかしい、その日が今年もやってきた。
 今年の公民館サイドの担当者は小松さん。
 前回までの担当だった阿部さんのときと同様に駆け引きの通じぬ依頼の電話を受けた後、打ち合わせのために杵築市山香中央公民館を訪ねた。
 「どうせなら、今年はコースを変えたいと思うのですが・・・」
 昨年一昨年とコースは牧ノ戸~久住避難小屋前広場のピストン。
 初心者でも歩きやすいコースではあるが、例年同じ行程では参加する子どもたちも飽きるだろう。
 そんなわけで、どちらからともなく、コースの変更が話題にのぼった。
 しかし、子どもたちの体力や登山経験、装備などを考慮すると、自然、コースは限られてくる。
 達成感を味わってもらうにはやはりどこかの山頂を目的地としたいところだが、くじゅう山系にあるメジャーな山の山頂までの行程を組むには体力的、時間的に厳しいものがある。
 ここは山頂への拘りを捨てるのが懸命だろう。
 「こ、ここはやはり同行される父兄の方にも楽しんでいただくというコンセプトで法華院温泉にビールを飲みに行きましょう!」
 「そ、それはなかなか、み、魅力的な提案ですね・・・し、しかし、これは一応、業務内ということですから・・・」
 「いいえ、そこはそれ、ここはこれです。この際、子どもたちには、等身大で振舞うダメな大人の図というのを見ていただくのも勉強の一環ということで ――
 過分にフィクションで脚色されているログだが、そんなこんなで今回の体験登山のルートは雨ガ池経由の長者原~法華院温泉山荘のピストンコースに決定したw

 さて、同行当日 ――
 梅雨明け前にもかかわらず、午前中は久しぶりの晴天が広がった。
 毎年思うが、山香の子どもたちはなかなか天気運が強いw
 しかし、数日前、九州に大被害をもたらした「経験したことのない大雨」が登山道にどう影響しているか心配だ。
 そのあたりをビジターセンターのスタッフに確認したところ、特に被害らしい被害はないという回答を得た。
 さて、9時21分、打ち合わせから少し遅れて子どもたちを乗せたバスが到着。
 バスから降りてきた小松さんと朝方電話で打ち合わせたルートの変更について最終確認を取る。
 予報では午後から天気が崩れるようなので、往路は予定通り雨ガ池経由で法華院温泉山荘に向かうが、復路は大船林道を通って吉部に下山する計画だ。
 バスの運転手さんに吉部への道順を説明した後、子どもたちの前で一番苦手な自己紹介タイム(汗
 それでも最近は国東市の雇用創出事業のおかげでいくぶん講師慣れしているので、お茶を濁して無難にクリア(^^;
 9時29分、引率開始。
 まずはタデ原湿原を歩く。
 ここまでは観光地なので来たことのある子どもたちが多いだろうと思ったが、彼らから聞こえてくる歓声は「すげーすげー」と予想外に好評だ。
 本格的な木道歩きが珍しくてしょうがないのだろう。
 その後、自然観察道を外れて登山道へ。
 地面は相当に緩くなっているだろうと思ったが、予想外に水は引いている。
 それでもところどころ冠水している場所が残っていて、案の定、「もうオレ、靴の中、ぐしょぐしょ~」と歓声(!)があがる。
 (うーむ、こういう状況を楽しめる子どもたちってすごいよな・・・)
 彼らと一緒に歩いていると、ゴアテックスで防水された登山靴を履いているのが恥ずかしくなってくるのを感じた。
 「うーん、いかんいかん」
 らんぼ~流、最近は本当に軟弱である。
 道具に凝り、防水性など快適性能を追求した結果、自然をダイレクトに感じる喜びを忘れかけていた。
 定期的に講師役を務めてさせていただいている国東市でもそうだが、逆に参加者の方から気付かされること教えられることが多くて申し訳なく感じる今日この頃である。
 10時49分、雨ガ池を通過。
 「あらら、思ったより水が少ないな・・・」
 内心、木道以外完全に水没している状況を期待していたのだが、見事に裏切られてしまった(^^;
 そのまま歩いて、法華院温泉山荘に到着。
 時刻は11時49分。
 ここで昼食休憩をとった後、12時50分に帰途につく。
 「この先に滝を見学できる登山道に入る分岐があります。それともこのまま林道を歩きますか?」
 何となく天気が持ちそうだったので、途中、小松さんにオプションルートを提案。
 大船林道より格段に道の状態は悪くなるが、吉部まで下り一辺倒のルートなので体力的にはさほどきつくはないはずだ。
 「行きましょう」
 小松さんの承認を受け、暮雨の滝のある吉部ルートに突入。
 13時50分、暮雨の滝分岐に到着。
 ここでパーティーを2班に分けて、交代に滝壷まで下り、記念撮影を敢行(^^
 その後、吉部登山口まで歩き通す。
 登山口手前の急坂は予想以上に足元が悪く、内心、冷や冷やものだったが、怪我人もなく無事に登山口まで下ることができた。
 特に小学校1年生の女の子が自分の腰の高さまであるような岩や木の根の障害を延々クリアしていく様は真面目に感動してしまった。
 次回、もし機会を与えていただければ、記憶に頼らず、直前にルートを下見しようと反省しきりのらんぼ~流であった。
 小松さん他、山香公民館のスタッフの皆様、お世話になりました。
 そして、山香の元気な子どもたち。
 転んでも平気な顔で笑っていた男の子、並みいる障害物に真剣な顔で立ち向かっていった女の子、次はもっとすごい場所をとリクエストしてくれた男の子、何艘も笹舟を作ってくれた女の子。
 今回、いろいろな場面で心が震えました。
 本当にありがとう。
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
長者原登山口 子どもたちの前で指導する小松さん タデ原湿原の木道を歩く子どもたち
長者原登山口 (9:21)
山香の子どもたちを乗せたバスが到着。
子どもたちの前で指導する小松さん。
この後、試練の自己紹介タイム(^^;;;
タデ原湿原の木道を歩く子どもたち。
想像以上に楽しんでくれているようだ。
最初の休憩ポイント 気を取り直して行軍再開 崩壊地を横切る
最初の休憩ポイント (10:03)
子どもたちより保護者の方がキツそうだ。
気を取り直して行軍再開。
整備されたルートは歩きやすい。
崩壊地を横切る (10:25)
崩落の爪痕も大分目立たなくなってきた。
雨ガ池を通過 ようやく坊ガツルが見えてきた 法華院温泉山荘に到着
雨ガ池を通過 (10:49)
大雨の後なのに期待したほど水はない。
ようやく坊ガツルが見えてきた (11:26)
目指す法華院温泉山荘はもうすぐだ。
法華院温泉山荘に到着 (11:49)
ここでお楽しみの昼食タイム(^^b
復路は吉部登山口に下りる 天気が持ちそうだったので、大船林道を下る予定を変更し、一般登山道を歩く 年長さんの女の子が作ってくれた笹舟
昼食後、下山開始 (12:50)
復路は吉部登山口に下りる。
天気が持ちそうだったので、大船林道を下る予定を変更し、一般登山道を歩く。 年長さんの女の子が作ってくれた笹舟。
今時、こんなの作れる子がいるのか。
暮雨ノ滝で記念撮影 記念撮影の後、鳴子川の清流に笹舟を浮かべる子どもたち 暮雨ノ滝分岐を過ぎると、ルートは険しさを増す
暮雨ノ滝で記念撮影 (13:57)
人数が多いので2班に分かれて見学。
記念撮影の後、鳴子川の清流に笹舟を浮かべる子どもたち。 暮雨ノ滝分岐を過ぎると、ルートは険しさを増す。下りは楽だが、事故が怖い。
吉部登山口に無事下山 バスに到着 下山後、すぐに豪雨が降り始めた
吉部登山口に無事下山 (15:25)
あとはバスの待つ地点まで歩くだけだ。
バスに到着 (15:40)
今年も無事大役を終えることができた。
下山後、すぐに豪雨が降り始めた。山香の子どもたち、相当の強運であるw
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■LEKI(レキ) AGサーモライトアンチ■
トレッキングステッキの老舗レキの衝撃吸収システムを搭載したスタンダードモデル。最近では他メーカーから安価な製品が発売されているが、時に命を預けることのある装備にはある程度の予算をかけておくべき。同社の製品にはさらに軽量のカーボンモデルもあるが、カーボンは一旦傷がつくと脆そうなのでアルミ素材のものが安心。

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■エアモンテ(AIRMONTE) アドベンチャーハット■
襟足の日焼けを完全に防止できる大型のハット。これをかぶっていれば、顔や首周りは日焼け止めを塗らなくても何とかなる。素材に使用されているSupplexナイロンは超撥水素材で、サイドにつけられたメッシュで蒸れないような工夫もされている。

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