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第2回夏季ビバーク演習 (吉部~暮雨の滝~坊ガツル~大船林道~吉部 2011.8.13-15)

 「今年のお盆休みはどこに行こうか・・・」
 去年は休みの前日まで行き先を決められずにドタバタしたので、今年は早めに予定を入れてしまいたいところ。
 というわけで、僕は8月に入るとすぐに休暇中の逃亡先の選定に入った。
 まだ行ったことのない九州以外の山域も魅力的だったが、あれこれ事情を忖度した結果、ホームグラウンドのくじゅうで連泊してのんびり過ごすことにした。
 さて、せっかくゆっくりと連泊するからには、今回はいろいろと少し贅沢に計画してみよう。
 特に夏場は防寒装備が要らないから、その分のウェイトを食料と遊び道具に割くことができる。
 アウトドアでは食事作りも遊びの一環なので、今回はレトルト食品や乾麺を中心に人参やゴーヤーなど日持ちのしそうな生野菜なども食材に加えた。
 遊び道具は常時携行しているCOWONのマルチメディアプレイヤーに加えて、会社から貸与されているGALAXY Sと図書館から借りてきた新書と文庫本を1冊ずつ、そして、更新が滞っているサイト記事を書くためにSigmarionIIIを持つことにした。
 それらのモバイル機器や深夜の読書を支えるLEDランタンなどの駆動を支える電力は先々月の記事で紹介した新装備のAA ソーラーチャージャーとエネループのスティックブースターで賄う。
 これで太陽光さえあれば、1年でも2年でも電池切れの心配をすることはない。(注1)
 また、前回の演習では夏季のビバークにおけるツエルトの性能を確かめるためにテントは持参しなかったが、今回は居住性能に優れるヒルバーグのアクトを起用する。(注2)
 しかし、これらの装備をザックにつめていくと、先日購入した48リッターのケストレルでは容量が全然足りない(^^;
 結局、10年選手であるカリマーの80リッターに登場を願い、山行の準備を終えた。
  • 注1)上記に示した機器の中でSigmarionIIIだけは充電にDC9Vの電源を必要とするので、残念ながらスティックブースターでは充電できない。
  • 注2)本当なら月始めに発注した同社のアラックの初舞台としたかったのだが、このとき、憧憬の天幕はまだサンフランシスコ空港で止まっていた(^^;
坊ガツル賛歌にも謳われる暮雨の滝
■8月13日(その1)
吉部~暮雨の滝~坊ガツルキャンプ場

 ―― 出撃当日。
 自宅を7時前に出発して、一路吉部へ向かう。
 今夜の幕営地である坊ガツルには3週間前に雨ガ池経由で行ったばかりなので、せめてアプローチくらいは違うコースをとりたかったのだ。
 8時25分、吉部登山口付近に到着。
 ここには暮雨駐車場という有料駐車場があるのだが、小型車でも1日1000円と料金が高い。
 そんな理由でこれまで敬遠していたのだが、久しぶりに現地に行ってみると、料金が300円と書かれた駐車場の案内看板を見つけた。
 案内に従って畦道のようなところをしばらく走っていくと、林の中に管理人らしき爺さんがチェーンソー片手に立っていた。
 なるほど、これは本当に出来立てほやほやの駐車場だ(汗
 「あのう・・・ここ、2、3日とめても300円でいいんですか?」
 と、僕はまだ整地作業をしている爺さんに訊いた。
 「うーん、そんならば・・・500円にしようかのう」
 爺さんはそういう需要があることは想定してなかったようで、しばらく逡巡した後、いかにも『ワシ、今、決めたけん』とばかりにそう答えた。
 ・・・くそ、訊くんじゃなかったw
 まあ、数日に渡って車を放置するわけだから、下手に路駐するよりは安心だ。
 僕はそう納得して青竹で出来た料金入れに500円玉を入れると、早速行軍準備を開始した。
 8時49分、行軍開始。
 杉の木に打ち付けられた道標に従って進むと、駐車場から数分で大船林道に合流した。
 8時55分、吉部登山口を通過。
 吉部から暮雨の滝を経由して坊ガツルに行くのは約90分の行程だが、登山口からしばらくの間は結構な急登が続く。
 それに加えて、今回は生野菜や保冷剤代わりに凍らせた缶ジュースなどのかさばる食材や登山に必要のないよけいなものをいろいろと持ってきているから、やたらと荷物が重い。
 乾燥野菜やサプリメントを駆使して食料を軽量化した5泊6日の屋久島山行のときより確実に重量がある。
 「くそ、歩き始めからきついな・・・」
 休憩をとるには早すぎるが、登山口から20分ほど歩いたところで最初の小休止(^^;
 「う~ん、どうも肩が痛くてたまらん」
 疲労よりも、肩の苦痛に耐えかねての休憩だ。
 僕の持っている80リッターのカリマーは最近流行りの軽量化されたバックパックと違って生地も分厚くタフな逸品なのだが、ある一定の重量を超えるとウエストベルトが加重を支えられなくなるらしく、やたらとハーネスが肩に食い込むようになる。
 「むう、こいつは先が思いやられるな・・・」
 その後も適当な倒木を見つける度に腰を下ろして休憩をとった。
 幸いにして、腰を下ろすと自分の尻よりバックパックの底面が先に地面に着く。
 もちろん背中から荷物を下ろせば楽になるが、重量のあるバックパックを何度も背負いあげるのは地味にこたえるものだから、これはありがたかった。
 何度も休憩をとりながらそれでも先へ進んでいると、やがて左手の方から水の流れる音が聞こえてきた。
 鳴子川の流れの音だ。
 この音が聞こえてくると、道は少しずつ緩やかになる。
 「ふう、助かった・・・」
 しかし、坂が緩やかになったところで背中の荷物の重さは変わらない。
 僕は若干歩くペースをあげた。
 急坂を登る足の負担が減った今、少しでも早く幕営地に着いて荷物を下ろしたい。
 しばらく行くと、先を急ぐ僕の左手に暮雨の滝に下りる分岐点が現れた。
 時刻は9時56分。
 暮雨の滝は以前甲斐隊長たちとここを通ったときに見たことがあるが、せっかくなので立ち寄ることにする。
 もちろん、バックパックは分岐点にデポだw
 分岐から5分も下らないうちに暮雨の滝に到着。
 ここの滝は落差こそ大したことがないが、幾筋にも分かれた清流が水煙をあげて滝壺に落ちる様は一見の価値がある。
 水量も前回見たときより心持ち多いような気がする。
 「うむ、やはり寄り道してよかったな」
 そう呟きながら何枚も角度を変えて撮影した後、再起動。
 分岐点にとって返し、再び先を急いだ。
 10時49分、大船林道と合流。
 ここまで来れば、目的地は近い。
 合流点にちょうどよい休憩場所があったので、バックパックを下ろして大休止(^^;
 しばらく休んでいると、林道の下の方から1台のトラックが走ってきた。
 運転していたのは、法華院温泉山荘ご主人の弘蔵さんだ。
 思いがけない邂逅に僕が頭を下げると、弘蔵さんも顔を覚えていてくださっていたようで車が止まった。
 しばらく歓談した後、別れ際に「そういえば、黒ビールなくなってましたよね」と声をかけると、
 「入れときます、在庫があれば」と笑って返してくださった(^^;
 これはどうでも買いに行かねばなるまいw
 その後、平坦な林道を10分ほど歩いていくと、左手に屋根のある建物が2棟見えてきた。
 あれは坊ガツルキャンプ場の管理休憩舎とトイレだろう。
 「やれやれ、やっと着いたか・・・」
 11時30分、坊ガツルキャンプ場に到着。
 これより、ビバーク演習、もとい、まったり贅沢なキャンプを始める(^^
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
自宅を出発 男池駐車場を通過 吉部付近に到着
自宅を出発 (6:51)
今日も朝から日差しがきつい。
男池駐車場を通過 (7:54)
この時間、駐車場はがらがらだった。
吉部付近に到着 (8:25)
新しい駐車場の案内看板を見つけた。
新しい駐車場に車を止める 行軍開始 駐車場周辺の林の中には、キツネノカミソリがたくさん花をつけてい
新しい駐車場に車を止める (8:32)
行軍準備も完了だ(^^
行軍開始 (8:49)
道標に従い、林道に出る。
駐車場周辺の林の中には、キツネノカミソリがたくさん花をつけていた。
大船林道に合流 吉部登山口 このコースは登り始めから急登が続く
大船林道に合流 (8:52)
駐車場からは僅かな距離だ。
吉部登山口 (8:55)
さて、ここからが本番である。
このコースは登り始めから急登が続く。
重い荷物に耐えかね、何度か小休止。
鳴子川の流れの音が聞こえ始めると、道は少しずつ緩やかになってくる 暮雨の滝分岐 分岐を左に下り始めると、ほどなく滝が見えてくる
鳴子川の流れの音が聞こえ始めると、道は少しずつ緩やかになってくる。 暮雨の滝分岐 (9:56)
「暮雨」は「くらぞめ」と読む。
分岐を左に下り始めると、ほどなく滝が見えてくる。
暮雨の滝 冷たい流れで汗を拭う 大船林道と合流
暮雨の滝 (10:04)
前回見たときより水量が多い気がする。
冷たい流れで汗を拭う。
何とも言えず、気持ちがよい(^^
大船林道と合流 (10:49)
ここから先は坊ガツルまで林道を歩く。
林道との合流点で大休止(^^; 前方にくじゅうの峰々が見えてきた。 坊ガツルへの分岐
林道との合流点で大休止(^^;
もう肩が痛くて痛くて・・・。
再起動 (11:06)
前方にくじゅうの峰々が見えてきた。
坊ガツルへの分岐 (11:17)
目指す幕営地まであと一息である。
坊ガツルに続く道 渡渉点 坊ガツルキャンプ場に到着
坊ガツルに続く道。
管理休憩舎やトイレの屋根が見える。
渡渉点 (11:19)
すでに警戒水位を超えているw
坊ガツルキャンプ場に到着 (11:30)
これより第2回夏季ビバーク演習開始。
-らんぼ~流イチ押しの厳選アイテム-
■OSPREY(オスプレー) アルゴン85■
一週間までの縦走やバックパッキングに対応する頼もしいモデル。背面システムのリカーブサスペンションには7075-T6アルミニウムを採用し、大型パックに最適の剛性感とフレキシビリティーを実現している。内側にウェストベルトを備えたトップポケットは、取り外してヒップパックとして使用可能。
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-らんぼ~流イチ押しの厳選アイテム-
■OSPREY(オスプレー) ULレインカバー L■
60L以上のバックパックに対応するレインカバー。ブランドにこだわりのない人は他のメーカーからも出ているので選択の幅は広い。らんぼ~流は好みではないが、明るく目立つ色だと遭難時に助かる可能性があがるかも。パックを汚したくない人は普段からつけておくのも可。
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-らんぼ~流イチ押しの厳選アイテム-
■エアモンテ(AIRMONTE) アドベンチャーハット■
襟足の日焼けを完全に防止できる大型のハット。これをかぶっていれば、顔や首周りは日焼け止めを塗らなくても何とかなる。素材に使用されているSupplexナイロンは超撥水素材で、サイドにつけられたメッシュで蒸れないような工夫もされている。

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今回の演習に持ち込んだ大量の食料
■8月13日(その2)
ビバークとはすなわちハプニングである

 今日はお盆休みの初日だけあって、坊ガツルキャンプ場も人出が多い。
 それも登山者というよりはキャンパーという感じのグループが大半を占めている。
 「坊ガツルも軟派になったよなあ・・・」
 前回、堂々と夜は宴会をします宣言をしながら隣に陣取ってきたふざけたジジババの団体にテントサイトの移動を余儀なくされた嫌な思い出が頭をよぎった。
 今日もやたら賑やかな団体や子供連れのキャンパーが多いからサイトの場所には注意した方がよさそうだ。
 トイレや炊事棟から距離のある人気のない僻地を物色していると、背の高い草藪に囲まれたちょうどよいスペースを見つけた。
 前夜あたり強者が泊まっていたのだろう、側溝のブロックや石で組まれたまだ新しい焚火の跡がある。
 地面の状態も悪くないから、このへんでよいだろう。
 僕は素早くそう判断すると、早速、テントを設営することにした。
 さらに、より広い居住スペースを確保するためにメインのテントの他に荷物置き場としてツエルトを張る。
 寒い季節なら下半身の断熱マットとして活躍する大型ザックも暑い夏場は邪魔なだけだ。
 今回は快適なキャンプがテーマなので、ザックなどの余計な荷物で居住スペースを圧迫されたくない。
 さて、20分ほどでテントとツエルトの設営を終え、荷物の仕分けをしていると、いきなり雨がぱらついてきた。
 「うーむ、さっきからやばい空模様とは思っていたが・・・」
 天気予報では今日一日は雨は降らないみたいなことをいっていたのだが、やはり山の天気は常に予報の斜め上を行く。
 と、同時に僕は雨傘を持ってきていないことに気づいた。
 山歩きでは使いどころが難しい雨傘も、キャンプではとても重宝するアイテムとなる。
 水汲みやトイレなど近場に行くためだけに、わざわざレインウェアを着込むのはやはり面倒臭いものだ。
 「くそ、とにかく、本降りになる前に水だけは確保しておこう」
 僕は中身が半分ほどになったナルゲンのボトルを持つと水場に急いだ。
 炊事棟で水を汲んでいる間も少しずつ本格的な降雨が近づいてくるのがわかった。
 地面はみるみる薄暗くなり、遠くから雷の音も聞こえてくる。
 「ああ、こりゃあ、この先、天気が持ち直すか怪しいなあ・・・」
 僕はそう呟くと、首に巻いていたタオルを外して冷水で濡らした。
 雨の中、レインウェアを着込んで法華院まで入浴に行くよりは、濡れタオルで身体を拭いた方がましだ。
 テントまで駆け足で戻り、濡れタオルで汗を拭くと、ジャージに着替えた。
 普段、山に嵩張るジャージなど持ってこないのだが、テントの中で過ごすには便利な衣類だ。
 シュラフとの相性もよい。
 着替えをすませ、本格的に引きこもるためにテント内の整理をしていると、突然、テントを叩いていた雨音が止んだ。
 「む・・・」
 アクトのアウターを開けて外を見ると、一時はあれほど激しく降っていた雨はぴたりと止み、青空とまではいかないものの幾分空が明るくなってきている。
 「本当に読めん天気だな・・・w」
 まあ、何はともあれ、チャンス到来だ。
 風呂はもうよいとしても、ビールは欲しい。
 サブザックに財布とレインウェアを放り込むと、法華院温泉山荘まで走って自販機でビールを購入w
 さて、雨で若干予定が狂ってしまったが、こういう天気はテントの中で過ごすにはなかなかどうして都合が良い。
 この時間、日光が照りつけていると、とてもじゃないけれど、暑くてテントの中にはいられないからだ。
 「これもまたよしだよな・・・」
 次は昼食の準備である。
 今回の演習では山中に長期滞在するので、らんぼ~流にしては珍しく人参やキュウリなど生の食材を持ってきた。
 それらを入れたソフトクーラーケースの中にはガチガチに凍らせた185ミリ缶の野菜ジュースを6本保冷剤代わりにぶち込んであるが、それでも、生の食材はなるべく早く消費したいところである。
 僕はまな板の上に人参とゴーヤー、そして玉ねぎを転がすと、それぞれ小口に切っていった。
 途中、待ちきれずに黒ラベルのリングプルを引き抜き、飲みながら、ウィンナソーセージを輪切りにする。
 それらをビーフンの麺とともにフライパンに入れ、その上からドバドバと水をかけた。
 「よし、あとは火にかけて――
 そこまで作業をしたところで、僕は雨傘どころの話ではなく、このキャンプ生活の根幹を揺るがすほどの致命的な忘れ物をしていることに気づいた。
 「バ、バーナーがねえ・・・!」
 普段、ガスバーナーや小物類を入れてあるイーグルクリークのパックイット・クォーターキューブにも、たまにガスボンベとセットで収納することのあるスノーピークのソロセットチタン極の中にも、どこにもプリムスP-114ナノストーブの姿は見当たらない。
 世界最小のガスバーナー・・・さすがに存在感なさ過ぎである(汗
 「・・・ちくしょう、こいつは面白くなってきやがった」
 これから3日間の食料計画がいきなり破綻したのを悟りながら、とりあえず空腹を満たすために目に付いた魚肉ソーセージときゅうりを齧る。
 まあ、熱源の調達は後で考えるとして、目下の最重要課題はすでに封を開けた缶ビールをいかに旨く飲むかということだ。
 焼きビーフンの材料が入ったフライパンを脇に押しやると、僕は火を使わない酒の肴の制作にとりかかった――
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
テントサイトを決定 今回のテントはヒルバーグのアクト 設営の早さはアクトならでは(^^b
テントサイトを決定 (11:30)
まだ新しい焚火の跡があった。
今回のテントはヒルバーグのアクト。
夏場は暑いという評判だが・・・(^^;
アクト設営完了 (11:49)
設営の早さはアクトならでは(^^b
次に荷物置き場としてツエルトを張る アクトとツエルトの位置関係 雨の中、テント内の整理整頓
次に荷物置き場としてツエルトを張る。
この日はのっけから風が強かった。
アクトとツエルトの位置関係。
今思えばもっとそばに張ればよかった。
雨の中、テント内の整理整頓。
快適なキャンプ生活の第一歩である(^^
今回持参した大量の食料 新装備の折り畳みシューズ 降雨の合間を縫って、法華院温泉山荘にビールを買いに走る
今回持参した大量の食料。
写真に入りきれないくらいの分量だ(^^;
新装備の折り畳みシューズ。
ティンバーランド社の製品である。
降雨の合間を縫って、法華院温泉山荘にビールを買いに走る (13:28)
無事にビールを確保 昼食の準備にとりかかる 野菜は燃料効率を考えて小さくカット
無事にビールを確保 (13:43)
黒ビール、350ミリのしかなかった(^^;
昼食の準備にとりかかる (13:46)
メニューは野菜たっぷりの焼きビーフン。
野菜は燃料効率を考えて小さくカット。
オピネルのナイフは軽くて使いやすい。
準備がすべて整ったところでガスバーナーの本体を忘れてきたことが判明・・・ 空腹を鎮めるために、とりあえず目の前にあるものをむさぼる ミックスビーンズとツナのサラダ
準備がすべて整ったところでガスバーナーの本体を忘れてきたことが判明・・・。 空腹を鎮めるために、とりあえず目の前にあるものをむさぼるw ミックスビーンズとツナのサラダ。
酒の肴としてはなかなかいける(^^
-らんぼ~流イチ押しの厳選アイテム-
■HILLEBERG(ヒルバーグ) アクト■
「最強のソロテント」の異名を持つスウェーデン製の天幕。4シーズンに対応するダブルウォールタイプでありながら、重量わずか1.24㎏と軽量で、なおかつ、居住スペース・前室ともに十分な広さを確保されている。また、素材は紫外線による劣化が少なく、引き裂き強度12kgを誇るKerlon1200が使われ、耐久性能もずば抜けている。

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-らんぼ~流イチ押しの厳選アイテム-
■ファイントラック(finetrack) ツエルトII■
2~3人用のツエルト。本来非常用のアイテムだが、透湿性を持つ素材を全面に使っているので居住性能が高く積極的にテント代わりに使っていきたいモデル。また、テンションのかかる部分にはダイニーマテープによる補強がされているので強度も十分。重量はわずかに340gと超軽量だ。

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-らんぼ~流イチ押しの厳選アイテム-
■Timberland(ティンバーランド) ラドラー トレイルキャンパー■
軽量でパッキングしやすい折り畳みシューズ。キャンプのときなど、ちょっとした距離を歩くのに便利なアイテム。靴底を含め全体的にスリッパのような薄っぺらな造りだが、しっかりした素材を使っているのでそうそう足を痛めることはないだろう。あと、撥水加工を施しているらしいが、その辺はあまり期待しない方がよいw

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今回のビバーク演習ではよい隣人に恵まれた
■8月13日(その3)
峰を仰ぎて山男 人の情けも知る者ぞ

 「まあ、先のことは何とかなるだろ・・・」
 人生逃げっぱなしのらんぼ~流。
 とりあえずの食事と酒の肴で腹を満たした後は、直面している問題を先送りしてしばらく読書を楽しむことにした。
 天気の方も雨こそ降っていないが日差しが照りつけることもなく、テントの中はなかなか快適だ。
 今回、演習に持ち込んだ本は道尾秀介の『向日葵の咲かない夏』。
 少し前に書かれたミステリ作品だが、冒頭からなかなか惹きつける内容である。
 「それにしても ――
 視界の片隅に映る中身が入ったままのフライパンに僕は現実に引き戻された。
 この先、火を使わない食事だけで凌ぐにしても、あのフライパンの中身だけは何とかしなければならない。
 すでに水も加えているので、今頃、ビーフンの麺もぶよぶよにふやけているはずだ。
 山の中では無闇に捨てるわけにもいかないし、生ゴミとして持って帰るには量が多すぎる。
 それに残りの生野菜も何とか片づけておきたい。
 やはり、初日だけでも他のキャンパーにガスバーナーを借りるとするか・・・。
 そう思っていたら、テントの外から声がした。
 「あのう、お隣、よろしいですか?」
 見ると、男性2人組のパーティーのようだ。
 「よいですよー(^^」
 下心もあって快く承諾すると、次に辺りに転がっている石を使ってもよいだろうかと訊かれた。
 自然に転がっている石だから自由に使ってくれてよいのだが、そういうことをきちんと確認できる人は僕の記憶の中のキャンパーには過去あまりいなかった。
 ―― ああ、この人たちはこういう場所に来ても舞い上がらずに、きっちり筋を通せる方たちなんだなあ。
 僕はよい隣人に恵まれたことを嬉しく思った。
 その後、折を見て、空いている時間にガスバーナーを貸してもらえないだろうかとお願いしたところ、ありがたいことに快諾をいただいた。
 これで当座の問題は解決だ。
 15時54分、夕食の時間には少し早いが、貸していただいたガスバーナーで調理再開。
 2時間以上水に浸していたビーフンの麺はどろどろになっているかと思いきや、ちょうどよい具合にほぐれていて、麺のコシも失われていない。
 「おお、こいつは相当に優秀な食材だなあ」
 普通の袋ラーメンよりも軽く、コンパクトにパッキングできる点も申し分ない。
 原料が米だから腹持ちもよいし、水が容易に補給できる環境ならメインの食材にしてもよいだろう。
 16時6分、そんなことを考えながら、黒ビールを片手に夕食。
 「そういえば、ガキの頃、学校の給食に冷えたビーフンが出ていたなあ・・・」
 ラーメンは作り置きするわけにはいかないが、焼きビーフンなら冷えてもそれなりに食える。
 何度もガスバーナーを貸してもらうのは心苦しいので、この際、明日の朝食も作っておこう。
 夕食を食べ終えると、僕はまだ温かいフライパンに残った野菜をすべて投入してもう一度焼きビーフンを作った。
 完成した焼きビーフンは少し冷えるのを待って、フライパンごとジップロックに入れて封をする。
 これで明日の朝くらいまでなら冷蔵保存しなくても大丈夫だろう。
 さて、明日の朝食はこれで確保できたが、その後は加熱する必要のない食料だけでやっていかなくてはならない。
 そうした観点から手持ちの食料を整理し直してみると、明後日の昼食までは加熱調理なしでも十分に食いつなげることがわかった。
 「これなら早々に逃げ帰る必要はないな(^^」
 一時はどうなることかと思ったが、こういうハプニングがないと天幕生活は面白くない(^^;
 そうこうしているうちに、あたりは徐々に夕闇に染まっていった。
 昼過ぎに一時崩れた天気の方も夕方にはほぼ持ち直し、天文薄明を迎えた今、空にはいくつか星も瞬いている。
 そういえば、今日はペルセウス座の流星群が極大を迎える日だ。
 僕は手頃な石に腰を下ろすと、ビール片手に夜空を見上げた。
 お隣さんもアルコールを摂取しつつ、星空を仰いでいる。
 「・・・ああ、月が出てきましたねえ」
 お隣さんの声に大船山の方を見ると、その稜線からほとんど満月に近い月が顔を覗かせていた。
 「ああ・・・月がこれだけ明るいと、流星を見るのは厳しいでしょうか」
 「せめて、ひとつくらいは見たいものだなあ・・・」
 思いがけないハプニングと人の情けに彩られた演習初日の夜 ――
 明るい月明かりの下で、僕とお隣さんはそんな会話を交わしながら飽きるまで夜空を見つめ続けるのだった。
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
問題を先送りして、読書にいそしむ この日の坊ガツルキャンプ場 バーナーを貸してくださったお隣さん
問題を先送りして、読書にいそしむ。
まあ、バーナーは誰かに借りよう(汗
この日の坊ガツルキャンプ場。
何というか、キャンパー多すぎ・・・(^^;
バーナーを貸してくださったお隣さん。
熊本からの参戦だそうだ(^^
貸していただいたガスバーナー 調理再開(^^; 夕食完成
貸していただいたガスバーナー。
ボンベと分離式だ。
調理再開(^^; (15:54)
安定感のある使いやすいバーナーだ。
夕食完成 (16:06)
とっておきの黒ビールとともに食す(^^
夕食後、すかさず明日の朝食の準備 全く同じメニューが2回続くが、らんぼ~流的には全然OKである 手持ちの野菜を全部投入したビーフン
夕食後、すかさず明日の朝食の準備。
ビーフンなら冷えても食えるだろう。
全く同じメニューが2回続くが、らんぼ~流的には全然OKなのだw 手持ちの野菜を全部投入したビーフン。
これでガスバーナーを返却できる。
完成したビーフンのあら熱をとる間、スマホで海外通販の荷物をトラッキング 十分に冷めた焼きビーフンをフライパンごとジップロックの中に入れる 朝食確保後、食料計画の見直しを図る
完成したビーフンのあら熱をとる間、スマホで海外通販の荷物をトラッキング。 十分に冷めた焼きビーフンをフライパンごとジップロックの中に入れる。 朝食確保後、食料計画の見直しを図る。
写真は基本的に加熱が必要な食料。
こちらは加熱しなくても食べることのできる食料 黄昏時を迎えた坊ガツルキャンプ場 熊本から来たパーティーも静かに盛り上がっている
こちらは加熱しなくても食べることのできる食料。まあ、何とかなるな・・・w 黄昏時を迎えた坊ガツルキャンプ場。
何ともよい雰囲気だ(^^ (18:49)
熊本から来たパーティーも静かに盛り上がっている。よいお隣さんだ・・・。
月の出 日没後はSigmarionIIIでのんびりとサイト記事を書いて過ごす 就寝
月の出 (19:40)
手前の黒い稜線は大船山である。
日没後は流星を探したり、SigmarionIIIでのんびりとサイト記事を書いて過ごした。 就寝 (0:47)
結局、流星群は見れなかった(^^;
-らんぼ~流イチ押しの厳選アイテム-
■PRIMUS(プリムス) P-114ナノストーブ■
登山用ストーブの老舗プリムスの誇る世界最小クラスのガスバーナー。超小型ながら火力は必要十分な2300kcal/h、重量はわずかに64グラム(圧電点火装置部含む)という優れもの。中央のバーナーヘッドから垂直に吹き出る炎はソロ用クッカーを使った調理に最適だ。惜しむらくは圧電点火装置の着火性能がイマイチなので、別途ライターを必携しておくこと。
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-らんぼ~流イチ押しの厳選アイテム-
■Chinook(チヌーク) キャニオン ハードアノダイズド フライパン■
軽量のアルミ製フライパン。取っ手が折り畳めるのでパッキングしやすい。内面はノンスティック加工されており、内容物が焦げ付きにくくなっている。フライパンとしての使い勝手もさることながら、深さが結構あるので袋ラーメンを作るのにベストなクッカーだ。サイズは7.75インチと8.5インチの2種類がある。
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-らんぼ~流イチ押しの厳選アイテム-
■OPINEL(オピネル) ステンレスナイフ #7■
フランス製の伝統ある折り畳み式のナイフ。木製のハンドルは軽量で厳冬期でも冷たくならない。大きさの違うモデルが複数あるが、簡単な料理用のナイフとして使うには7番あたりがバランスがよい。刃はステンレス製のものが手入れが楽。
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演習2日目はほぼ終日雨に見舞われ、テント内に閉じ込められた
■8月14日
雨降りて 本領発揮と 引きこもる

 演習2日目、思いがけず朝5時前に起床。
 起きたついでに天気を確認すると、すでに厚い雲が空を覆っていた。
 昨夜の予報では今日は夕方に雨が降るということだったので、午前中前回のリベンジを兼ねて平治岳に足を延ばそうと考えていたのだが、こんな天気ではモチベが下がる。
 とりあえず、まだ時間が早いので、二度寝を決め込んだ。
 次に起きたのは6時56分。
 山だと何故か熟睡できるので、短い睡眠時間でも気分は爽快だ。
 「おはようございます」
 僕はすでにテントから起き出しているお隣さんに声をかけると、昨日作っておいた焼きビーフンを食って腹ごしらえすることにした。
 起き抜けの食事にしてはかなり分量が多いが、食えるときに食うというのも、立派な山の技術である。
 朝食を終え、さてこれからどうしようかと思案していると、いきなり雨がぱらつき始めた。
 時刻はまだ8時半にもなっていない。
 「ったく、天気予報、全然当てにならんな・・・」
 僕はあっさりと平治岳へのリベンジをあきらめ、今日一日テントの中でのんびりすることに決めた。
 テントのアウターを閉め切り、チョコレートをつまみながらまったりと本を読んでいると、
 「それでは僕らはこのへんで・・・」
 と、お隣さんが雨の中撤収していった。
 「帰路、気をつけて」
 お互いに名前は名乗らない。
 山が好きなら、どこかでまたテントを並べることもあるだろう(^^
 11時を過ぎると、雨があがったので少し身体をほぐすためにその辺を散策することにした。
 こういう天気の日は植物が特別に瑞々しい姿を見せる。
 坊ガツルから法華院温泉までの僅かな距離の間でもたくさんの花に出会うことができた。
 「お、お庄屋殺しが咲いている・・・」
 山をやっていると、自然、植物にも興味が湧く。
 特に桔梗やリンドウなど、らんぼ~流は青系の花が好みだ。
 12時2分、テントに戻って昼食。
 この昼食から少し食料を切りつめなくてはならない。
 保冷剤代わりに持ってきた缶入りの野菜ジュースとカロリーメイトが昼食のメニューだ。
 「それにしても上手な焚火の跡だな・・・」
 カロリーメイトを囓りながら目の前の焚火跡を見ているうちに、こいつを再利用して熱源にしてやろうという考えが浮かんだ。
 わざわざ薪を集めなくても、ここにある消し炭を使えばフライパンで湯沸しくらいできるだろう。
 それに最初から炭火なので、フライパンも煤で汚れないし火加減のコントロールも簡単だ。
 食事を終えると、僕は新たな火床を作るために焚火跡を改造することにした。
 金網など五徳の代わりになるものもないので、その機能も兼用するような小さな竈を作る必要がある。
 その辺に転がっている石を使って適当な大きさの竈を組むと、その中に大量の消し炭を詰めた。
 「よし、これでいけそうだ・・・」
 あとは火を入れるだけの状態まで仕上げると、夕方から降るという小雨に備えて簡単な雨対策をした。
 明日の朝はこの竈を使ってラーメンでも作ろう(^^
 食料の中にはまだ焼きそばも残っているし、昨夕のような作り置きの技を使えば、あと2日くらいここに滞在できそうだ。
 そう考えて一人満足していると、ちょうど竈が出来上がった頃から再び雨が降り始めた。
 「おいおい・・・また外してるじゃん・・・」
 僕はスマホで久住地方の1時間毎の天気予報を再度確認した。
 しかし、夕方に2~3時間ほど雨が降るという予報は変わっていない。
 「やはり、山は特別か・・・」
 そう納得し、テントの中で読書を再開。
 しかし、そうしているうちにも次第に雨は強くなり、風も唸りをあげるようになってきた。
 ミニトマトとミートボールの夕食を食べながら、僕は考えを巡らせた。
 しっかりとペグダウンしたテントなら少々の風雨は問題ないが、ツエルトの方はそういうわけにはいかない。
 少し迷ったが、万が一、飛ばされでもしたら面倒だ。
 わずかに雨の弱まった一瞬を突いて外に出ると、ポールを寝かせてツエルトをつぶす。
 「ま、この方が安心だな・・・」
 僕はそう呟くと、テントに戻り、持参した引きこもりのアイテムをフル活用しながら睡魔の到来まで時間をつぶした。
 その夜、雨はさらに激しさを増し、まるで止むことを忘れたかのように延々と降り続くのだった ――
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
第1次起床 第2次起床 低く垂れ込めた雲を見つめるお隣さん
第1次起床 (4:53)
この後、素早く二度寝する(^^;
第2次起床 (6:56)
今度こそ活動開始・・・w
低く垂れ込めた雲を見つめるお隣さん。
今日は朝から撤収するそうだ。
朝食 予報では夕方からのはずだが、食後しばらくして雨が降り始めた こういう状況は得意中の得意であるw
朝食 (7:03)
昨夕作った冷えた焼きビーフンを食す。
予報では夕方からのはずだが、食後しばらくして雨が降り始めた (8:25) まあ、もともと引きこもりのらんぼ~流。
こういう状況は得意中の得意であるw
サイト記事を書いたり、ゲームをしたり 新装備のAA ソーラーチャージャー 曇天&テント内でもチャージされているのには正直驚いた
サイト記事を書いたり、ゲームをしたり。
・・・SigmarionIII、やはり名機である(^^
新装備のAA ソーラーチャージャー。
昨夜の照明で消耗した電池を充電する。
曇天&テント内でもチャージされているのには正直驚いた。こいつは使える・・・。
雨が止んだので周辺を散策 花の盛りを迎えているノリウツギ サワギキョウ
雨が止んだので周辺を散策 (11:04)
こういうときは植物撮影のチャンスだ。
花の盛りを迎えているノリウツギ。
お隣さんたちが気にされていた植物だ。
サワギキョウ。強い毒性があり、横溝正史の作品では「お庄屋殺し」として登場。
薄青色が涼しげなツリガネニンジン ネジバナ 開花しかけのノギラン
薄青色が涼しげなツリガネニンジン。
可愛らしい形の花だ。
ネジバナ。その名の通り、ピンクの小花が茎の周りに螺旋状についている。 開花しかけのノギラン。
稲穂のようだが、ユリ科の植物w
法華院温泉山荘まで到達 少し淋しい昼食 昼食後、テントの前の焚火跡を再構築して、小さな竈を作ってみることに
法華院温泉山荘まで到達 (11:23)
さて、ベースキャンプに戻るとしよう。
少し淋しい昼食 (12:02)
しかし、こういう状況は大好きだw
昼食後、テントの前の焚火跡を再構築して、小さな竈を作ってみることに。
消し炭を集めて再構築した竈に入れる 消し炭満載の簡易竈が完成 夕方からの雨に備えて防水処置を施す
消し炭を集めて再構築した竈に入れる。
うまくいけば、もう2泊できるかも・・・w
消し炭満載の簡易竈が完成。
フライパンの熱源として使えそうだ。
夕方からの雨に備えて防水処置を施す。
これで2~3時間の雨なら大丈夫だろう。
降雨開始 しかも結構な雨量である 夕食は山盛りのミニトマトとミートボール
降雨開始 (12:24)
予報では夕方少し降るだけって・・・。
しかも結構な雨量である。
・・・風も少しずつ強くなってきた(汗
夕食は山盛りのミニトマトとミートボール。
アクセントにチーズひとかけw (16:00)
風があまりに強いので、中の荷物はそのままにしてツエルトを倒す 風雨は次第に激しさを増し、1時間もしないうちにツエルトの上に水溜りが・・・ 降雨の隙をついて周囲を偵察
風があまりに強いので、中の荷物はそのままにしてツエルトを倒す。 風雨は次第に激しさを増し、1時間もしないうちにツエルトの上に水溜りが・・・。 降雨の隙をついて周囲を偵察 (17:07)
あれほどあったテントが半数以下に・・・。
日没後は完全に引きこもって記事原稿を執筆する スティックブースターでスマホを充電 就寝
日没後は完全に引きこもって記事原稿を執筆する。 スティックブースターでスマホを充電。
単3形のエネループ2本で半分ほど入る。
就寝 (23:01)
テントを叩く雨音がやたらに耳につく。
-らんぼ~流イチ押しの厳選アイテム-
■GENTOS(ジェントス) エクスプローラー EX-757MS■
エネループに完全対応したLEDランタン。暖色LEDを使用しているので目に優しく雰囲気もよい。また、光量も十分で、夜間、テントの中で読書をして過ごすには大変重宝する。反面、単3電池4本必要なこととそれなりに電池の消耗が激しいので、長期の山行に持って行くのにはあまり向いていない。
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-らんぼ~流イチ押しの厳選アイテム-
■PowerFilm(パワーフィルム) AA ソーラーチャージャー■
米軍で採用されている米国PowerFilm社製造のソーラー発電システム。快晴時の太陽光で単三型充電池4本を約6時間40分でフル充電する発電能力を持つ。また、折り畳むと財布程度の大きさになり、重量も224g(充電池4本を含む)と携帯性も優れている。
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-らんぼ~流イチ押しの厳選アイテム-
■SANYO NEW eneloop スティックブースター USB出力専用■
単3形のエネループを2本使用して、USB出力するパワーチャージャー。後述の変換コードを使うと、USB経由で充電するほとんどのモバイル機器の充電に対応できる。
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■GREEN HOUSE 携帯電話 USB充電ケーブル■
様々なタイプのコネクタに対応したUSB変換ケーブル。docomo、SoftBank、auの携帯電話とスマートフォン、iPod、iPhone、PSP、DSi、DSi LL、DS Lite、USB miniB機器に使うことができる。

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演習最終日、撤収の準備を終えてしばし佇むらんぼ~流
■8月15日
坊ガツルキャンプ場~大船林道~吉部

 深夜、僕はひときわ大きな雨の音に眠りを破られた。
 時刻は3時を少しまわったばかり ――
 トンネル型をしたアクトはテント両端の天井が低くなっているので、寝そべっているとやたらと雨の音がうるさく感じる。
 「うーん、すごい音だなあ・・・」
 さすがに心配になって、アウターの外の地面を探ってみると僅かに水たまりが出来つつあった。
 これはテントの張り場所をミスっていたら、テントの床面がぶよぶよのウォーターベッド状態になっていただろう。
 もはや天気予報は当てにならないので、スマホで雲の様子を見てみると、大分県中部は目下完全に雨雲に覆われていることがわかった。
 「ああ、これじゃあ、夕方で止むわけないよな・・・」
 しかし、その後の予想図を見ると、明日朝の8時30分には大方の雲は東の海上へ抜けるようだ。
 昨日の昼間に作った竈の中の消し炭も、さすがにこれだけ雨に降られれば濡れて使いものになるまい。
 「明日は朝から撤収だな・・・」
 僕はそう思いながら、再び眠りについた。
 最終日の朝は6時19分に起床。
 外はまだ少し雨がぱらついているが、少しずつ空は明るくなっている。
 長かった雨ももうそろそろ止むだろう。
 「さて、やっぱり駄目だろうな・・・」
 小雨の中、外に出て、一縷の望みを託して竈の中を確認してみる。
 しかし、竈の中の消し炭は水に浸かったように完全に濡れていた。
 「はい、これで撤収確定だな」
 僕は自分を納得させるようにそう呟くと、次に倒しておいたツエルトの中を覗いた。
 「げ、・・・水が入ってやがる」
 竈の炭は半ば諦めていたが、こっちの方は予想外だ。
 「くそ、ザックもずぶ濡れか・・・」
 これでは朝一番に撤収できそうにない。
 とにかく途方に暮れていても仕方がないので、ツエルトを立て直し、濡れた装備を乾かしていくことにする。
 撤収準備の合間に、ツナとミックスビーンズのサラダとベーコンで朝食。
 サラダをつつきながら天気予報を見ると、今日も午後から雨が降りそうな塩梅だ。
 「こりゃ、ゆっくり乾くのを待ってる余裕はないなあ」
 僕はタオルでザックの水分をあらかた拭き取ると、このまま撤収を進めることにした。
 常に数枚装備に加えてある大型のゴミ袋の中に荷物を詰め込んで、そのまま生乾きのザックに押し込んでいく。
 大雑把なパッキングでザックの容量が不足する分はサブザックを使って補った。
 9時37分、撤収準備完了。
 思いの外、準備が早く終わったので、しばし、坊ガツルに別れを惜しむ。
 9時50分、撤収開始。
 帰りはメインの80リッターのザックに加えて、身体の前面にサブザックを抱いているので、往路に使った登山道を歩くのはちょい辛そうだ。
 かなり遠回りになるが、そのまま大船林道を歩いて登山口まで戻ることにする。
 途中、1度小休止して最後のカロリーメイトを食う。
 11時39分、吉部登山口の横を通過。
 続く11時44分、駐車場に帰還。
 いろいろとハプニングに見舞われたが、楽しく充実したビバーク演習になった。

 -B.G.M-
 ・面影WARP (nano.RIPE)
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
深夜、雨の音で目が覚める スマホで雨雲レーダーを確認 それでも、朝には雨雲はほとんど東の海上に抜けるらしい
深夜、雨の音で目が覚める (3:16)
テントそばの地面に水が溜まっていた。
スマホで雨雲レーダーを確認。
この状況・・・夕方で止むわけねえwww
それでも、朝には雨雲はほとんど東の海上に抜けるらしい。というわけで寝るw
起床 インナーテント内部に漏水はないが、アウターの中には一部雨が滴っていた 雨があがったあと、ツエルトの中を確認すると中の荷物がびしょびしょに・・・
起床 (6:19)
当然、雨は降り続いている(^^;
インナーテント内部に漏水はないが、アウターの中には一部雨が滴っていた。 雨があがったあと、ツエルトの中を確認すると中の荷物がびしょびしょに・・・(汗
ザックもぐっしょりと濡れそぼっていた ツエルトを立て直し、濡れたスタッフバック類を乾かしていく 朝食
ザックもぐっしょりと濡れそぼっていた。
これは乾くまで撤収できないな・・・。
ツエルトを立て直し、濡れたスタッフバック類を乾かしていく (6:56) 朝食 (7:07)
ツナとビーンズのサラダ&ベーコン。
昨日作った竈も完全に雨でやられ、食料計画が破綻w ザックをタオルで拭きあげる テント内の装備をすべて運び出す
昨日作った竈も完全に雨でやられ、食料計画が破綻w 撤収を決意する (7:22) ザックをタオルで拭きあげる。
早く乾いてくれ・・・(^^;;
テント内の装備をすべて運び出す。
しばらく雨の心配はなさそうだ。
最後にテントの水気を風で飛ばす 撤収準備終了 撤収開始
最後にテントの水気を風で飛ばす。
今回も世話になった(^^
撤収準備終了 (9:37)
しばしの間、景色を眺めて名残を惜しむ。
撤収開始 (9:50)
写真は登山道へ入る分岐点 (10:08)
復路はそのまま大船林道を歩く 復路はサブザックも使って、ざっくりとパッキングした 途中、小休止して行動食
復路はそのまま大船林道を歩く。
写真は大戸越へ向かう分岐点 (10:12)
大船林道を歩く。復路はサブザックも使って、ざっくりとパッキングしたw 途中、小休止して行動食 (10:37)
ちなみにこれが最後の食料だ(^^;
林道をショートカットする分岐 吉部登山口 無事、新しい駐車場に到着
林道をショートカットする分岐 (11:04)
今回は使わない。
吉部登山口 (11:39)
駐車場まではあと少しだ(^^;
無事、新しい駐車場に到着 (11:44)
ハプニングも多かったが、とても充実した演習になった(^^v
icon -らんぼ~流イチ押しの厳選アイテム-
■MAGIC MOUNTAIN(マジックマウンテン) ポケッタブルパック■
テントや山小屋をベースにして近くの山頂にピストンしたり周辺を散策したりするのに便利なサブザック。他メーカーからも同様のアイテムがいくつか発売されているが、折り畳んだときのサイズ及び重量と強度とのバランスが最もとれているのがこの製品だと思う。重量220g、容量は15L。

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-らんぼ~流イチ押しの厳選アイテム-
■スノーピーク(snow peak) スノーピークアンブレラ UL■
風に弱い傘は基本的に登山では使いどころが難しいが、雨の日の林道歩きやキャンプ場などで威力を発揮する場合もある。こちらの製品は重量わずか135gという超軽量な小型折り畳み傘。収納サイズも22cmと小さく、ザックのサイドポケットなどに入れて持ち歩きやすい。

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-らんぼ~流イチ押しの厳選アイテム-
■Eagle Creek(イーグルクリーク) パックイットクォーターキューブ■
しっかりした造りのソフトケースでパッキングに便利。前面がメッシュになっているので通気性があり、中身を外から見ることができる。豊富な色のバリエーションも内容物を分類して入れておくのに役に立つ。他にもいくつかサイズがあるが、このサイズはカトラリーなどの小物やファーストエイドキットを入れるのにちょうどよい大きさである。

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天狗ガ城・中岳・稲星山・久住山(牧ノ戸~天狗ガ城・中岳・稲星山~神明水~久住山 2011.08.28)
毎号「市報くにさき」の紙面を飾る4コマ漫画 『新・ガッツだ おまかせくん!』  この春、国東・豊後高田両市の観光協会から『峯道トレッキングマップ』が発行された。
 その制作に深く携わったらんぼ~流にとっては、一際深い思い入れのある印刷物だ。
 さらにその翌々月、国東市の市報に毎号掲載されている『新・ガッツだ おまかせくん!』という4コママンガの中で『峯道トレッキングマップ』を紹介していただいた。
 何とも光栄なことである(^^;
 さて、そのマンガの中で主人公のお父さんがトレッキングを始めてみようという一節がある。
 おまかせくんの作者であるロナウジーニョ太郎氏とは以前から仕事を通じて懇意にさせていただいていたので、御礼かたがた職場を訪問すると実際にトレッキングを始めるから今度一緒に行こうというお誘いを受けた。
 単なる社交辞令だろうとばかりに受け答えすると、すでに登山靴などの道具を揃え、さらには毎朝夕にしっかりトレーニングもしているという。
 ・・・こいつは置いて行かれるかも><;
 ディフォルトが引きこもりのらんぼ~流、運動不足と不摂生には人一倍自信がある(汗
 内心、焦りまくるらんぼ~流である。

 閑話休題。

 ―― アタック当日。
 僕たちは大分市某所で待ち合わせをして、一路、牧ノ戸に向かった。
 今回はロナウジーニョ太郎氏の初めての登山ということで、時期的に快適なトレッキングが楽しめるくじゅう山系を目的地に設定した。
 8時18分、牧ノ戸峠到着。
 運良く空いていた駐車スペースに車を入れると、速攻で準備を整えて行軍を開始する。
 「思ったより天気がいいねえ」
 予報では午後から崩れるということだが、今のところ雲一つない快晴だ。
 自然、歩くペースもあがっていく。
 「この舗装道が終われば、あとは結構平坦になります」
 太郎氏にそうアドバイスしながら沓掛山の肩まで登ると、100人近い高校生の団体が休憩していた。
 「ぐは、これは先に行っておいた方がよさそうですねえ」
 大パーティはどうしてもペースが遅くなるが、かといって、後ろから追い抜くのはそれなりに手が掛かる。
 いきなりの登り坂で乱れた息を整えたかったが、そのまま先を急ぐことにする。
 それからも高校生のパーティーに急かされるようにハイペースを維持(^^;
 「こいつは初めてにはちょっときついかな・・・」
 と、太郎氏の方を見やると、何のことはない、らんぼ~流の方がばてていた(汗
 さすがはトレーニングを始めたと言うだけはある。
 9時53分、久住山避難小屋前の広場に到着。
 ここで小休止を兼ねて作戦会議だ。
 今日は山系盟主の久住山の他、その周囲のいくつかの山をピークハントしようという計画である。
 予定ではまず久住山に登ってからその後の行動を決めるつもりだったのだが、後方にはぴったりとケツについてくる高校生の集団がいる。
 「先に中岳方面に向かいましょうか」と、僕は言った。
 あの人数ならまず間違いなく彼らの目的地は久住の山頂だ。
 となれば、ここでルートを違えた方がお互いのためだろう。
 10時17分、御池(みいけ)を通過。
 ここは初めて見る人には感動的な光景だろう。
 今日は天候に恵まれ、視界もよいのでなおさらだ。
 10時46分、天狗ガ城山頂に到着。
 続く、11時5分、九州本土最高峰の中岳に登頂。
 ここから先は中岳の南面を下って、稲星山に行くか久住山に行くかだが、先を進む太郎氏が好ペースに任せて流れるように目の前の稲星山に取り付いた。
 一方、運動不足のらんぼ~流、そろそろ体力の限界だ(^^;
 11時45分、何度か立ち止まりながらも稲星山の単調な上り坂をクリア。
 「ここから久住山方面に下ったところに神明水という湧き水があります。そこで昼飯にしましょう」
 時間もちょうど昼時だ。
 ・・・ていうか、ちょっと休ませて(汗
 12時5分、神明水で水を補給し、昼食。
 のんびりと30分以上食事と休息をとった後、13時10分、山系盟主の久住山山頂に到着。
 牧ノ戸登山口へ下山したのは、15時15分であった。
 下山後、ロナウジーニョ太郎氏に初登山の感想を聞くと、「次はいつ行こうかの」とすでに臨戦態勢ができあがっていた(^^;
 「ええっと、いつでもよいですが・・・(汗」

 次は・・・ちょっと鍛えてこよう orz
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
牧ノ戸駐車場に到着 行軍開始 登山初挑戦のロナウジーニョ太郎氏
牧ノ戸駐車場に到着 (8:18)
運よく駐車スペースが空いていた。
行軍開始 (8:26)
今日は久しぶりの青空登山である(^^
登山初挑戦のロナウジーニョ太郎氏。
最近は朝夕5キロずつ歩いているという。
星生山への分岐 目の前に久住本峰の雄姿が現れた 久住山避難小屋に到着
星生山への分岐 (9:37)
ルートの確認に余念がない太郎氏。
目の前に久住本峰の雄姿が現れた。
この日は視界もとても鮮明だった。
久住山避難小屋に到着 (9:53)
ここまではなかなかよいペースだ。
まずは中岳・天狗ガ城方面に向かう 御池(みいけ)に到着 天狗ガ城山頂
まずは中岳・天狗ガ城方面に向かう。
今回、一気に主峰4峰の制覇を目指す。
御池(みいけ)に到着 (10:17)
初めて見る御池に感嘆する太郎氏。
天狗ガ城山頂 (10:46)
太郎氏、初登頂の記念ショット(^^
天狗ガ城山頂から見る稲星山と御池 続いて、中岳に登頂 次の目標は稲星山
天狗ガ城山頂から見る稲星山と御池。
昨年冬に一泊した「池ノ小屋」も見える。
続いて、中岳に登頂 (11:05)
初登山で九州本土最高峰を極めるw
次の目標は稲星山。
こうやって見ると、結構距離がある(^^;
中岳から稲星山方面に下る 稲星山山頂 神明水付近で昼食
中岳から稲星山方面に下る。
危険はないが、それなりに急な坂道だ。
稲星山山頂 (11:45)
このあたりから少しずつ雲が出てきた。
稲星山からは久住本峰方向へ向かう。
途中、神明水付近で昼食 (12:05)
昼食後、再起動 久住山山頂に到着 久住山避難小屋
昼食後、再起動 (12:49)
いよいよ、くじゅう連山の盟主に挑む。
久住山山頂に到着 (13:10)
らんぼ~流も一緒に記念撮影w
久住山避難小屋 (13:39)
あとは牧ノ戸まで戻るだけだ。
沓掛山を通過 牧ノ戸登山口に下山 下山後、筋湯温泉で入浴
沓掛山を通過 (14:52)
せっかくなので山頂道標で記念の1枚w
牧ノ戸登山口に下山 (15:15)
最後の舗装道は膝にこたえる(^^;
下山後、筋湯温泉で入浴 (15:58)
こちらは筋湯観光ホテル「九重悠々亭」
立派な外観だが、入浴料も立派(^^;
-らんぼ~流イチ押しの厳選アイテム-
■deuter(ドイター) フューチュラ32■
ザック背面の通気性にこだわりを持つことで知られるドイツのアウトドアメーカー、ドイターの代表的モデル。一般的な日帰り登山に必要十分な容量を持つ2気室の使いやすいデイパックである。レインカバーが内蔵されている点もポイントが高い。

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■LEKI(レキ) AGサーモライトアンチ■
トレッキングステッキの老舗レキの衝撃吸収システムを搭載したスタンダードモデル。最近では他メーカーから安価な製品が発売されているが、時に命を預けることのある装備にはある程度の予算をかけておくべき。同社の製品にはさらに軽量のカーボンモデルもあるが、カーボンは一旦傷がつくと脆そうなのでアルミ素材のものが安心。

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■BlackDiamond(ブラックダイヤモンド) トレイルショック コンパクト■
トレッキングステッキのメーカーといえばまずLEKI(レキ)が浮かぶが、クライミング用品から出発したメーカーであるブラックダイヤモンドの製品も品質の面では信頼がおける。特にこのモデルは価格がこなれていることから人気が高い。らんぼ~流が選ぶからには当然アルミ素材&衝撃吸収システムを搭載している。

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