らんぼ~流 山屋の視点
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久住山・扇ケ鼻(赤川登山口~久住山~扇ケ鼻~赤川登山口 2010.8.8)
赤川登山道より久住山を望む  「猛暑日」とか「熱中症」という言葉が連日のようにテレビや新聞を賑わせている今夏。
 ここ数年、世間ではやたらと地球温暖化とか何とか叫ばれているが、記憶の中では僕がガキの時分の頃の方がもっと夏は夏らしかったように思ってみたりする。
 しかし、さすがに今年はクソ暑い。
 こう暑いと、自然、山から足が遠ざかっていく。
 「まあ、それでも行くなら1000メートル以上のところだよな・・・」
 それも出来れば登り始めから1000メートル以上であって欲しいものである。
 この時期、下生えの密生した里山などもってのほかだ。
 さて、そうなると、最も身近な選択肢はくじゅう山系の山々となる。
 他にも手近にある高い山といえば祖母・傾の峰々がある。
久住山・扇ケ鼻マップ  だが、こちらは山深いイメージが強すぎて、いろいろとなまら気持ち悪そうな危険生物にストーキングされそうな気がする。
 「むう・・・しかし、久住に行くなら新しいコースを開拓したいものだな」
 もちろん自分の興味もあるが、未紹介のコースは何より記事にしやすいのだ(^^;
 というわけで、今回は赤川から久住山に登り、復路は扇ケ鼻経由で再び赤川に下るという周遊コースをとることにした。
 
 ―― アタック当日。
 梅雨明けから比較的晴天が続いているが、今日は久しぶりに午後から雨が降るという予報が出ていた。
 それでなくとも、夏山は午後から天気が崩れやすい。
 そんなわけで、らんぼ~流にしては珍しく夜明け前に自宅を出撃。
 赤川登山口には6時18分に到着した。
 「ほほ~、これはなかなかよくできた登山口ではないか」
 きれいに整備された駐車場には温泉利用客のためだけではなく登山者専用のスペースがあり、敷地内にはログキャビン風のトイレも設置されている。
 赤川登山口はらんぼ~流の中ではマイナーなところという認識だったので、正直意外な感じがした。
 これならルートもそれなりに整備されているだろう。
 そう期待しつつ、いそいそと行軍の支度を終えると、ほぼ同時に雨が降り始めた。
 「あら・・・(^^;」
 雨の準備はしているが、歩き始めから雨に打たれるのはあまり気が乗らない。
 予報では午前中雨は降らないということだったし、空を見上げると雲はあるが十分に明るい。
 雨足はかなり強いが、このぶんならすぐに止むだろう。
 僕は背負ったばかりのザックを下ろすと、再び車の中に戻ってひとまず様子見をすることにした。
 シートを倒して目を閉じると、朝が早かったからか覚えず眠り込んでいた。
 気がつくと、雨はすでに止んでいて、ところどころ青空が顔を覗かせている。
 「おっしゃ、それじゃあ行ってみますか」
 天候の読みがぴしゃりと当たったこともあって、僕は上機嫌で行軍を開始した。
 時刻は6時44分。
 駐車場から少しあがったところに赤川温泉に通じる道と山の中に入る取付きの分岐点がある。
 左に折れて山中へ入ると、すぐに扇ケ鼻に向かう分岐が左手に現れる。
 まずは久住に登るので、この分岐は無視して直進だ。
 さらに5分ほど進むと、右に下っていく小径が延びている場所に出会う。
 ここを下ると、徒渉点だ。
 徒渉点には小さな木橋が設置されているので間違える心配はない。
 「それにしても、すごい臭いだな・・・」
 あたりには硫黄臭が濃密に漂っていて、この手の臭いの苦手ならんぼ~流にとっては何とも耐え難い環境だ。
 いくぶんペースをあげて硫黄臭ゾーンを駆け抜ける。
 硫黄臭ゾーンを抜けると、合計で3ヶ所林道と交差する点があるが、その後は分岐点もなく久住山頂までまっすぐ道が延びている。
 「しかし、思った以上に整備された登山道だな」
 そう感心していると、道の横に見慣れない立て看板を見つけた。
 それによると、このコースは大分大学の研究グループが登山道浸食防止対策の実験を行っているらしい。
 「おお、これは世のため人のためになる偉大な研究だな!」
 と、山屋の視点で高評価(^^
 そのまま登り続けること10分、今度は『偉大な研究はとりあえずここまで』と書かれた看板に遭遇。(注1)
 内容を精読すると、『あとは道の状態ぼろぼろだけど十分注意して登ってくれ、以上!』みたいなことが書かれている。
 その言葉の通り、その後のルートはかなり状態が悪くなっていた。
 足掛かりのない斜面は朝方に降ったにわか雨と相まって相当に滑りやすい。
 さらに道の幅も狭くなると、密生したブッシュを掻き分けながら進まなければならないようになった。
 「う~む、こいつはいきなりペースが落ちるなあ」
 道の状態は悪くなるが、このあたりで樹林帯は終わりを告げる。
 背後を振り返ると見事な展望が広がっている。
 その景色に慰められながら、休み休み進んで高度を稼ぐ。
 8時52分、ようやく久住山の山頂が見えてきた。
 山頂付近の稜線上には牧ノ戸からの登山客が列を作っている。
 あちら側は相変わらず盛況らしいw
 9時6分、久住山頂に到着。
 昼食にはまだ早いので、写真撮影を終えるとそのまま扇ケ鼻へ向けて移動を開始した。
 久住分れを過ぎ、避難小屋を横目で睨みながら、遅々として止まらず(注2)で進む。
 10時10分、扇ケ鼻への分岐に到着。
 このあたりから雨粒の混じった風が強くなった。
 「くそ、写真がぶれるwww」
 今回の山行はなかなか植物との出会いに恵まれていて、途中何度も足を止めてマクロ撮影を試みるのだが、いかんせんレンズを向けた途端に対象物が激しく風に揺さぶられるのだ。
 さて、牧ノ戸~久住山ルートから分かれる扇ケ鼻へのルートは傾斜も緩く、のんびりと高原を歩いているような感じだ。
 穏やかな天候の時ならなおさらだろう。
 10時31分、扇ケ鼻山頂に到着。
 ここの山頂は大きな岩が沢山配置されていて、風を避けるのに都合がよい。
 そのうちの一つの陰に隠れて、昼食タイム。
 今回はお手軽なコンビニ弁当とインスタント味噌汁で腹を満たした。
 10時57分、下山開始。
 扇ケ鼻から赤川に下るルートは往路にくらべて急傾斜で道の状態もよくない。
 ガイドブックなどにはファミリー向きのコースと紹介されていたりするが、その言葉を鵜呑みにすると後悔するかも知れない。
 少なくとも、牧ノ戸~久住山のメジャールートよりは歯ごたえがある。
 滑らないように注意しながら急斜面を小一時間ほど下ると、ようやく傾斜が緩やかになってきた。
 特に表示はないが、ここが添ヶつるという場所だろう。
 時刻は11時52分。
 ここからは比較的歩きやすくなる。
 季節が盛夏でなければ、なかなか気持ちのよい道だろう。
 12時18分、久住山に向かうルートとの合流点に到着。
 ここまで来れば、下界はすぐそこだ。
 12時23分、赤川登山口の駐車場に到着。
 季節を変えてまた登ってみたいルートであった。
  • 注1)『 』内の文章はらんぼ~流による意訳である(^^;
  • 注2)遅々として止まらず・・・古国府山友会内の言葉で超スローペースのこと。
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
赤川登山口駐車場 駐車場内の敷地には立派なトイレも 行軍準備を整えたところで、いきなり雨が降り始めた
赤川登山口駐車場 (6:18)
登山者専用の駐車場がある。
駐車場内の敷地には立派なトイレも。
下山後、靴を洗うための水場もある。
行軍準備を整えたところで、いきなり雨が降り始めた (6:21)
ひとまず車の中で様子を見ることに 予想通り、天候回復 駐車場から少し登ったところに登山道の取付きがある
ひとまず車の中で様子を見ることに。
空が明るいから、本降りにはなるまい。
予想通り、天候回復 (6:44)
さて、行軍開始だ(^^
駐車場から少し登ったところに登山道の取付きがある (6:45)
扇ケ鼻への分岐 さらに少し先で道が分かれているが、ここは右に下る 木橋の架かった徒渉点
扇ケ鼻への分岐 (6:51)
当然、無視して久住山を目指す。
さらに少し先で道が分かれているが、ここは右に下る (6:56) 木橋の架かった徒渉点 (6:57)
硫黄の臭いが鼻を突いてくる。
赤川温泉の取水地付近は道が入り組んでいるので注意しよう 登山道の様子 林道と出会う
赤川温泉の取水地付近は道が入り組んでいるので注意しよう。 登山道の様子。
指導標とマーカーがよく整備されている。
林道と出会う (7:12)
マーカーに従い、林道に沿って歩く。
山道に戻る 再び林道と合流 再び、山道へ戻る
山道に戻る (7:14)
指導標を見落とさないように(^^b
再び林道と合流 (7:15)
ここもマーカーに従って左に曲がる。
再び、山道へ戻る (7:17)
この後、もう一度、林道を横切る。
このルートでは大分大学が登山道侵食防止技術の実証実験をしているようだ 実証実験ルートの終端 左掲写真の看板以降の登山道の様子
このルートでは大分大学が登山道侵食防止技術の実証実験をしているようだ。 実証実験ルートの終端 (7:33)
ここから先は登山道が荒れている(汗
左掲写真の看板以降の登山道の様子。
足がかりがなく、とても滑りやすい。
ルートの状態は悪くなるが、このあたりから展望が開けてくる ルートの西側には肥前ケ城東面の柱状節理が見事な様相を見せる 視線を前方に移せば、目指す久住山の全容が広がっている
ルートの状態は悪くなるが、このあたりから展望が開けてくる (7:42) ルートの西側には肥前ケ城東面の柱状節理が見事な様相を見せる (7:54) 視線を前方に移せば、目指す久住山の全容が広がっている。
途中、何度か藪コギに近い行軍を強いられる場面も・・・ かなり高度が上がってきた ようやく山頂が見えてきた
途中、何度か藪コギに近い行軍を強いられる場面も・・・。 かなり高度が上がってきた (8:38)
写真は往路を振り返って見たところ。
ようやく山頂が見えてきた (8:52)
・・・急坂が足にこたえる(汗
牧ノ戸や南登山口からのルートとはほぼ山頂で合流する 久住山山頂 この日の山頂の気温は約15℃
山頂まであと少し。牧ノ戸や南登山口からのルートとはほぼ山頂で合流する。 久住山山頂 (9:06)
山頂の道標が新しくなっていた(^^
道標には真新しい温度計も。
この日の山頂の気温は約15℃。
次に扇ケ鼻へ向かう 目印のロープに沿って、まずは久住分れまで移動する 久住分れに到着
次に扇ケ鼻へ向かう (9:11)
写真は山頂から見た久住山避難小屋。
目印のロープに沿って、まずは久住分れまで移動する。 久住分れに到着 (9:29)
そのまま歩いて、扇ケ鼻を目指す。
久住山避難小屋 扇ケ鼻分岐 赤川登山口への分岐
久住山避難小屋 (9:32)
先月、山香の子どもたちと来た場所だ。
扇ケ鼻分岐 (10:10)
当然、扇ケ鼻の方向へ向かう。
赤川登山口への分岐 (10:29)
ひとまず、素通りして山頂へ向かう。
扇ケ鼻山頂 山頂の岩陰で昼食 今回最も目に付いたノリウツギ
扇ケ鼻山頂 (10:31)
標高は1698メートル。
山頂の岩陰で昼食 (~10:57)
今回はコンビニ弁当で済ませた。
ここで花の写真をまとめて見る。
まずは今回最も目に付いたノリウツギ。
ミヤマママコナ ピンク色の小花が美しいシモツケソウ イヨフウロ
ミヤマママコナ。名の由来は花唇の模様を米粒に見立てたという説が有力だ。 ピンク色の小花が美しいシモツケソウ。
バラ科の植物である。
イヨフウロ。今回は扇ケ鼻近くのルート上でたくさん見かけた。
ツリガネニンジン オカトラノオ マツムシソウ
ツリガネニンジン。
とても特徴的な花の形をしている。
オカトラノオ。
赤川ルートの林道周辺に多く見られた。
マツムシソウ。秋の花の印象が強いが、もう咲き始めていた。
ノギラン シュロソウ 下山開始
ノギラン。名前にランとついているが、ユリ科の植物である。 シュロソウ。
こちらもユリ科の植物。強い毒性を持つ。
下山開始。
写真は赤川への分岐点 (11:00)
このコースも結構な角度の下りが続く 添ヶつる 特徴的な潅木のトンネル
このコースも結構な角度の下りが続く。
滑らないように難儀した(^^;
添ヶつる (11:52)
急な下りを終えると、次は藪コギ(^^;
特徴的な潅木のトンネル (11:57)
ここを抜ければ、悪路も終わりだ。
ようやく歩きやすい道になる 久住山赤川ルートとの合流点 赤川登山口に下山
ようやく歩きやすい道になる。
夏場はやはりこういう道がいい。
久住山赤川ルートとの合流点 (12:18)
駐車場まであと少しだ。
赤川登山口に下山 (12:23)
歩行時間は短かったが、結構歯ごたえのあるルートであった。
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ハンディGPSを導入すると、現在地の特定だけではなく、自分の歩いたトラックを残すことによって道に迷った場合でも元の場所まで容易に戻ることが可能になり、道迷いによる遭難の危険が格段に減る。このモデルはハンディ機の中でも精度が非常に高く、衛星電波の受信性能がずば抜けている。さらにアウトドアユースに嬉しい防水性能と単3電池2本で連続20時間駆動するスタミナも併せ持っている。
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普賢岳・九千部岳 (池ノ原園地~仁田峠~普賢・国見・妙見岳 / 九千部岳 2010.8.14-16)
すっかり日の落ちた雲仙温泉街
■8月14日
大分市 ~ 長崎県雲仙市

「・・・うーんうーん」
 8月12日木曜日。
 楽しみにしていた盆休みを明日に控えながら、僕はいまだに期間中の行軍先を決めれずにいた。
 うちの勤め先にしては珍しく、今年の盆休みは4連休となっている。
 となれば、テントを担いで山中2泊くらいの縦走をやってみたくなるのが人情だ。
 さて、近場でそういう場所を探すとなると、先週行ったばかりのくじゅう山系か山深い祖母・傾の峰々となってしまう。
 「うーん、この際、祖母・傾をやっておくか・・・」
 前回の記事で「夏場は遠慮したい祖母・傾」と書いてはみたが、さすがに2週続けて同じ山域に行くよりましだろう。
 そう考えた矢先、ふとした弾みで右の手首を痛めてしまった。
 動かさなければさして痛みはないのだが、妙な角度で外力が加わったり、ものを強く握ろうとすると、思わず脱力してしまうほどの鋭い痛みが走る。
 これでは鎖場やハシゴの多い祖母・傾は避けておいた方が無難だろう。
 祖母・傾の縦走路は未見だが、かつて、傾山の杉ガ越コースに難渋した経験からルートの険しさはおおよそ予想がつく。
 「くそ、こうなると、やはり新燃岳の立ち入り規制が出たのが致命的だな」
 年初以来ぼんやりと考えていた予定では、今年の夏は過去に大学の友人と行った霧島縦走にもう一度ソロで取り組むつもりでいたのだ。
 それがこの春先から、韓国岳~高千穂峰を結ぶ縦走路のほぼ中央に位置する新燃岳の火口の周囲1.5キロに立ち入り規制が出てしまい、どうにも実行することができなくなってしまっていた。
 やはり、活火山の関係する場所は行けるときに行っておかないと後悔する羽目になるなあ・・・。
 そう後悔する僕の中で、突然、ある山の名前がひらめいた。
 1991年6月に起きた火砕流で多くの人的被害を出した雲仙・普賢岳である。
 「そういえば、雲仙もいつまた規制が強化されるかわからないぞ・・・」
 ―― そうして、僕は島原の地に行き先を定めたのであった。

 出発当日――
 連休初日の昨日は急転直下目的地に定めた普賢岳とその周辺地域の情報収集に費やした。
 もちろん、お盆時期だから家の雑事も少なからず片づけなくてはならない。
 さて、作戦目標について、いつものようにWEBを駆使して調べた結果、普賢岳を盟主とする雲仙の山々は比較的行程が短く、主だったピークを縦走するにしても山中泊をするようなルートは組めそうにないことがわかった。
 標高1000メートル未満の山を数に入れて無理矢理ルートを設定すれば1泊2日のテント山行が出来ないこともなかったが、それだと何度か温泉街に下って下界の道路を歩く部分も出てくる。
 そういう行程はあまり気が乗らないので、今回は普賢・国見・妙見岳の雲仙三峰と九千部岳の計4座をオーソドックスに攻めることにした。
 今日を入れて、残りの休日は後3日。
 4座を2日に分けて登ればよいので、今日はまるまる移動日に充てることができる。
 僕はそろそろ車検の近づいてきた軽の四駆にテントやシュラフを含めた装備一式を詰め込んだ。
 GARMINのGPSmap60CSxと話題のノンアルコール飲料(注1)をドリンクホルダーに差し込み、イグニッションを回す。
 10時47分、自宅の駐車場を出発。
 GWに行った屋久島遠征同様、今回も高速道路は使わない。
 僕の車はETCを積んでないので土日割引の対象にはならないし、聞くところによれば、お盆の帰省ラッシュと相まって九州高速道は何キロにもわたって渋滞しているという。
 それに何より、初めての土地にはのんびりと寄り道をしながら行きたいものである。
 さて、前述の屋久島遠征では鹿児島港まで何度か道に不安を覚えたが、今回はGARMINのGPSがついている(^^
 ハンディGPSの貧弱なナビ機能は高性能なカーナビのそれに及ぶべくもないが、それでもないよりははるかにましだ。
 そう考えて、漫然と指示に従って運転していたら、いつのまにか別府ICの入口まで連れて行かれてしまった(汗
 設定を変えて何度再計算させても無駄金を使わせようとするので、念のため持ってきていた最新版のツーリングマップルをめくってルートを自力で設定。
 下道を通って長崎に行くには、まず久留米まで国道210号を西へ向かわねばならない。
 県道11号から国道210号に合流する手近なポイントまでGPSにナビさせると、今度は希望通りのルートを設定してくれた。
 それからは紙の地図を使ってルートの概略を組立て、目安となるポイントまでGPSにナビさせる方法を採った。
 「なるほど、やはり道具は使いようだな」
 デジタルとアナログ、その中庸がらんぼ~流には向いている。
 13時1分、九重町の九重ショッピングパーク「アミー」で290円の弁当を購入。
 そのまま、店の駐車場で昼食をとった。
 値段なりの味だろうとタカをくくっていたら、意外にうまい。
 特にまだあたたかいご飯はそこいらの定食屋よりはるかに味が良かった。
 ・・・アミーの惣菜部、なかなかやるw
 15時頃、久留米市を通過。
 国道264号線に乗り換え、一路、島原半島を目指す。
 18時20分、有名な諫早湾干拓堤防道路を通過。
 全長7キロメートルに及ぶショートカットを快調にとばす。
 目的地である雲仙市には19時前に到着。
 今夜は田代原トレイルセンターに隣接したキャンプ場でテント泊する予定なのでそのまま現地に向かう。
 しかし、目指す今夜の宿は宮崎県で発生した口蹄疫の影響で閉鎖されていた。
 「えええ、もう終息宣言出たはずじゃないのかよ」(注2)
 相変わらず世事には疎いらんぼ~流だが、たしか、先月の終わりに家畜の移動制限が解除されたとか何とか報道されていたはずだ。
 「やはり、まだまだ心理的な影響は残っているんだなあ・・・」
 僕のような部外者には口蹄疫の騒ぎなどすでに過去のものという浅い認識しかないが、畜産関係者にとってはまだまだリアルな脅威としてそこにあるのだろう。
 今回の災厄はそれほどのものだったのだ。
 さて、らんぼ~流の個人的な趣味で地元の畜産農家の生活を脅かすわけにはいかない。
 今夜の宿は改めて探すことにするとして、問題はこの遠征で攻略対象のひとつに定めている九千部岳である。
 ルートは他にもあったはずだが、少なくともこれでは田代原の方から登ることはできない。
 「うーん、もしかしたら、ここには登れないかも知れないなあ・・・」
 まあ、このまま呆けていても仕方がない。
 僕はエンジンをかけたままの車に戻ると、一度雲仙の温泉街まで食事に出ることにした。
 炊事道具と食材は持ってきていたが、野営できないのではどうしようもない。
 19時22分、雲仙温泉街に到着。
 手近な大衆食堂に入り、長崎名物のちゃんぽんを食する。
 食事を終えた後、寝場所を求めて、温泉街まで下る途中に目を付けていた駐車場に行ってみることにした。
 20時5分、池ノ原園地の矢岳駐車場に到着。
 車から降り、ざっと周囲の様子を検分してみると、期待した以上に環境が整っている。
 「おお、ここはよさそうな場所だな」
 清掃の行き届いたトイレもあるし、駐車場の奥の方は県道に面した入り口からかなり離れている。
 また、標高750メートルほどの高さにあるから、暑くて眠れないということもなさそうだ。
 僕は今夜の宿をここに決めると、素早く車中泊の準備を整えた。
 当初の予定では先に九千部岳を攻めるつもりだったが、明日は予定を繰り上げて普賢岳に行くことにしよう。
 九千部岳に入山可能かどうかは、明日、下山後に温泉街にあった観光案内所にでも聞けばよい。
 今後の方針が決まったので、あとは眠くなるまで本を読むかサイトの原稿を書いて時間をつぶすことにする。
 「ま、とりあえずは酒だなw」
 僕はそう呟くと、温泉街の小さな商店で購入した缶ビールのリングプルを引いた――

  • 注1)サントリーのノンアルコール飲料「ALL FREE」。アルコール、カロリー、糖質の3要素を0%と謳ったヒット商品。予想外の需要に生産が追いつかず、9月まで出荷を停止するとアナウンスするほどの人気ぶり。
  • 注2)この認識はらんぼ~流の完全な勘違い。この時点で家畜の移動制限及び非常事態宣言は解除され事実上感染終息はしていたものの、正式に終息宣言が行われたのはこの遠征後、8月27日のことである。
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
自宅を出発 弁当を購入して昼食 道の駅くるめ
自宅を出発 (10:47)
GPSと飲み物をホルダーにセットする。
弁当を購入して昼食 (13:01)
アミーの290円弁当、結構うまかったw
道の駅くるめ (14:59)
お盆休みのせいか、人が多かった。
有明水路 道の駅鹿島 道の駅鹿島の裏手から見た有明海
有明水路。干拓で知られる白石町(旧有明町)は水路が縦横に走っている。 道の駅鹿島 (17:27)
さすがに疲れたので小休止(^^;
道の駅鹿島の裏手から見た有明海。
こんなに広い干潟は初めて見た。
堤防には干潟の上を移動する道具である「ガタスキー」が置いてあった 諫早湾を横断する堤防道路 雲仙市に到着
堤防には干潟の上を移動する道具である「ガタスキー」が置いてあった。 諫早湾を横断する堤防道路 (18:20)
全長は約7キロメートル。
雲仙市に到着 (18:53)
写真は田代原トレイルセンターの看板。
田代原トレイルセンターとキャンプ場は口蹄疫の影響で閉鎖されていた 当然、田代原から九千部岳に登る登山ルートも立ち入り禁止 県道131号沿いにある登り口からも田代原牧場を横切るために入山できない
田代原トレイルセンターとキャンプ場は口蹄疫の影響で閉鎖されていた・・・orz 当然、田代原から九千部岳に登る登山ルートも立ち入り禁止。 県道131号沿いにある登り口からも田代原牧場を横切るために入山できない。
いきなり行き場を失ったので、ひとまず雲仙の温泉街へ移動する 目に付いた食堂に避難 素朴な味のちゃんぽん
いきなり行き場を失ったので、ひとまず雲仙の温泉街へ移動する (19:22) 目に付いた食堂に避難 (19:32)
とりあえず、メシを食って落ち着こう・・・。
素朴な味のちゃんぽん。
長崎にちなんで安易なチョイス(^^;
すっかり暗くなった温泉街 池ノ原園地の矢岳駐車場 定価で買ったビールを飲みつつ、眠くなるまで本を読んで過ごす
すっかり暗くなった温泉街。
今夜はどこかで車中泊でもしよう・・・。
池ノ原園地の矢岳駐車場 (20:05)
なかなか広い駐車場だ(^^
定価で買ったビールを飲みつつ、眠くなるまで本を読んで過ごす。
就寝時刻は午前1時頃。
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■モンベル(montbell) スーパーストレッチ バロウバッグ#3■
山では携帯性に優れるダウンシュラフに軍配が上がるが、車中泊となると話は違う。車に積んでおく分には重くてかさばるものでも問題ないからだ。特に閉め切った車中は結露しやすいので湿気に強くメンテのしやすい化学繊維を中綿に使ったシュラフの方が向いている。こちらの製品は濡れても素早く乾くエクセロフトを使用。

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山行の記録を残すのに便利なコンパクトデジカメ。芸術的な写真を求めるのでなければ、携帯しやすく使い勝手のよい廉価モデルで十分だ。手振れ補正や光学ズームの大小などカメラそのものの性能も高いにこしたことはないが、何よりも選択の決め手となるのは単3電池2本で駆動することである。
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■GARMIN(ガーミン) GPSmap62SJ 日本語版■
ハンディGPSを導入すると、現在地の特定だけではなく、自分の歩いたトラックを残すことによって道に迷った場合でも元の場所まで容易に戻ることが可能になり、道迷いによる遭難の危険が格段に減る。このモデルはハンディ機の中でも精度が非常に高く、衛星電波の受信性能がずば抜けている。さらにアウトドアユースに嬉しい防水性能と単3電池2本で連続20時間駆動するスタミナも併せ持っている。
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標高1359メートルの普賢岳山頂
■8月15日(その1)
池ノ原園地 ~ 普賢・国見・妙見岳

 ―― 遠征2日目、5時24分に起床。
 昨夜少しばかり夜更かししていたので、らんぼ~流としては奇跡的に早く目覚めたことになる。
 同じ九州の地とはいうものの、普段馴染みのない場所に来たことでそれなりに興奮しているのだろう。
 しかし、その興奮を醒ますかのように、窓の外の景色はかなり濃い霧に包まれていた。
 「う~む、登り始めからしてこの調子かあ・・・」
 山頂に行っても展望は望み薄だが、ここまで来ておいて引き返すわけにもいくまい。
 予定通り、行軍の準備に取りかかる。
 まあ、雨が降っていないだけでもよしとしよう。
 昨夜の酒の肴の残りを朝食代わりに腹に詰め込み、6時42分に行軍開始。
 池ノ原園地の駐車場からしばらくのあいだは石畳の遊歩道を歩く。
 進行方向右のフェンスの向こうには歴史ある雲仙ゴルフ場の敷地が広がっているが、さすがにこんな時間からプレイしている人はいない。
 歩き始めてから約10分、再び駐車場の敷地を横切った。
 「ああ、ここから行ってもよかったのか・・・」
 と、独り言を呟いた5分後に再び大きな駐車場が現れた。
 擬木の道標には『妙見駐車場』と書かれてある。
 池ノ原園地には直近の山の名前を冠した駐車場が合わせて3ヶ所あるが、ここが一番標高が高い。
 次に登るときにはここをベースとすることにしよう。
 さて、妙見駐車場を越えてしばらく歩くと、状態のよかった遊歩道も少しずつ荒れてくる。
 荒れてくるとはいうものの、舗装されていないだけで特に歩きにくいということはない。
 しかし、展望のない単調な坂道はなかなかどうして厳しいものがある。
 どうしてもペースがあがってしまう中、周囲の木々の葉擦れの音が次第に大きくなっていった。
 「あう、ずいぶん風が強くなってきたなあ」
 ―― 予報では天気が大きく荒れるようなことは言ってなかったが・・・。
 そう思いながら歩き続けていると、やがて目の前の視界が大きく開けた。
 7時25分、仁田峠の駐車場に到着。
 駐車場といっても、車道との境目が白線で表示されているだけである。
 この時間、仁田峠循環道路はまだ通行できないので車はもちろん人影も皆無だ。
 「ふうむ・・・これはまた大雑把というか、アレな造りだなあ・・・」
 その風変わりな駐車場を横断し、仁田峠に至る歩道に取り付く。
 舗装された斜面を登ると、程なく仁田峠の展望台へ出た。
 「うが・・・こいつは・・・」
 三方に開かれた遮蔽物のない峠のてっぺんは先ほどから唸りをあげていた風がまともに吹き抜けていた。
 相当に強い風だ。
 これほどの強風の中での登山は数えるほどしか経験がない。
 通い慣れた山ならいざ知らず、初見の山でこのコンディションはちと荷が重い。
 僕は慎重を期して、シャッターの下りた雲仙ロープウエイ仁田峠駅の建物の陰に荷物を下ろし、少し様子を見ることにした。
 時刻は7時30分。
 駅の売店もまだオープンしていない。
 「つーか、この天気で売店とか開くのか?」
 そう思っていたら、10分もしないうちに社用車らしきライトバンが到着して数名の従業員が降りてきた。
 7時53分、売店開店。
 どうやら観光客相手の土産物屋は休まず営業するようだ。
 さりとて、この悪天候に登山の格好をしていてはさすがに見咎められるのではないだろうか。
 そう危惧していたら、「もう登ってきたんですか~?」と何とも暢気な声をかけられた。
 「あ、いえ・・・こ、これから行こうかなとか思っていたりするのですが」
 「そうですか~」
 ―― そうですか~・・・って、止めたりしないのか?
 僕はひそかに驚いた。
 その反応から推測するに、こんな天気でもさほど危険もなく登れるような山なのだろうか。
 そんな楽観的な考えを持ちながらも、少しでも天候の回復を・・・と待ってみる。
 しかし、唸りをあげる強風は一向に弱まる気配がない。
 7時56分、痺れを切らせて行軍再開。
 ロープウエイ乗り場と普賢神社拝殿の間にある鳥居を抜けて一路山頂を目指した。
 相変わらず木々の葉擦れの音はうるさいほどだったが、林の中の登山道はさほど風の影響もなく、行軍に支障はない。
 「なるほど、この調子なら心配なさそうだな」
 僕は幾分気をよくして歩き続けた。
 一方で、風をまともに受ける稜線に出て、やばそうだったら無理せず撤退しようと心に決める。
 8時9分、野鳥観察の名所とされる「あざみ谷」を通過。
 ここで道は2つに分かれるが、籠ノ馬場~霧氷沢を経由して普賢岳山頂に至るルートは依然立ち入り制限が出ていて使用することができない。
 あとで聞いた話によると、来年には制限が一部解除されて通行可能になるらしいので再訪の折には足を踏み入れてみたいものだ。
 そのまま歩き続けて、8時27分、「紅葉茶屋」という場所に到着。
 「げげ、東屋も何もないのか・・・」
 茶屋とは名ばかりの、山頂に続く急斜面の取付きのような何の変哲もないポイントには、傍らの草藪に道標が一本刺さっているだけで風雨をしのげるようなところはおろか、落ち着いて腰を下ろせるような場所も見当たらない。
 ここでもう一度天気の行方を伺うために大休止をとろうと思っていた僕は思わず落胆していた。
 雲仙観光協会発行の登山ガイドには「紅葉茶屋」の項に『急登りにそなえて、ひと休み』という記述があったので、てっきり東屋か何かあると思いこんでいたのだ。
 ここまでのコースが非常に整備されていたことも、そういう先入観を持つ一因となった。
 「うーむ、ここまで観光地の延長みたいに甘く考えていたからな・・・」
 それでも10分ほど様子を見ていたが、強い風がおさまるような傾向は読みとれない。
 ここから先は急登りらしいが、まあ、樹林帯の中を歩くのであれば問題はなかろう。
 逆に裸尾根の上を歩くようなことになれば、そこで引き返せばよい。
 僕はそう腹をくくって傾斜の増した山肌に取り付いた。
 8時59分、普賢神社の御賽銭口のある小さな広場に出た。
 そこを右に曲がって少し坂を登ると、ほどなく普賢岳の山頂だ。
 時刻は9時2分。
 「うおっ、風がすごいなw」
 ここまで至る登山道と違って、山頂は風を遮るような樹木はない。
 ガスがなければ、眺めのよい場所だろう。
 半端ない強風に何度も三脚をぶち倒されながら、誰もいない山頂で遠征記念の写真を撮る。
 『普賢岳』と書かれた道標の背後には日本で一番新しい山 ―― 平成新山の勇姿が見えるはずだが、今日はガスでまったく見えない。
 しかし、これだけ風が強ければ、うまい具合にガスの切れ目に当たるかも知れない。
 僕はそう信じて、山頂でしばらく待ってみることにした。
 待つこと、約30分、ようやく視界の右隅に蒼黒い山肌が現れた。
 ガスの切れ目だ。
 そのわずかな切れ目が平成新山の方向にもの凄いスピードで移動していく。
 僕は手に持ったカメラのスイッチを入れると、平成新山の方に向けて何度もシャッターを切った。
 9時33分、撮影を終えて下山開始。
 次の目的地は普賢三峰の中で2番目に高い国見岳である。
 一度、「紅葉茶屋」に戻り、そこから国見岳の方に曲がる。
 こちらは普賢岳に較べると幾分訪れる人が少ないのか、普賢岳までの道より幅が狭く少し下生えが厚くなっている。
 それでも「国見分れ」まではそこそこよい道だ。
 さて、「国見分れ」を国見岳山頂の方に折れて普賢岳の周回コースから外れると、さすがに道幅が狭くなった。
 霧で濡れた下生えの水分が否応なしに衣服を濡らせていく。
 草藪を抜けると、さらにルートは岩登りの様相を呈してきた。
 難易度は低いが、一部、鎖場も存在する。
 10時13分、国見岳山頂に到着。
 こちらの角度からの山並みも見たかったのでしばらく山頂で時間をつぶしてみたが、ついにガスの切れ目が訪れることはなかった。
 さきほど平成新山を拝めたのは、よほどの僥倖だったのだろう。
 国見岳の次は妙見岳を目指す。
 10時59分、妙見神社。
 妙見岳は神社前の広場に設置されたベンチ横の細い踏分けから行けるようだ。
 しかし、崩壊が進む山頂への道を行く人はほとんどいないとみえて、進むには藪こぎを余儀なくされた。
 11時6分、山頂手前の展望台に到着。
 山頂はすぐのこの先のようだが、道が完全に崩落しているのでここまででよしとする。
 11時29分、雲仙ロープウエイ妙見岳駅に降り立つ。
 やはり、ロープウエイは動いていないと見えて駅舎には誰もいない。
 小休止を兼ねて、駅舎内部に展示されていた雲仙の資料や写真を見学する。
 11時43分、再起動。
 12時4分、仁田峠に到着。
 そのまま歩き続けて、車を置いてある矢岳駐車場まで一気に下りた。
 駐車場への到着は12時48分であった。
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
起床 駐車場周辺を探索した後、空模様を窺いながら行軍準備を整える 矢岳駐車場を出発
起床 (5:24)
あたりは一面ガスっていた(^^;
駐車場周辺を探索した後、空模様を窺いながら行軍準備を整える (5:49) 矢岳駐車場を出発 (6:42)
最初は歩きやすい石畳の上を行く。
登山道の様子 野岳駐車場を通過 2合目の道標
登山道の様子。
道の右側は雲仙ゴルフ場である。
野岳駐車場を通過 (6:51)
池ノ原園地には駐車場が3箇所ある。
2合目の道標 (6:53)
ここの標高は800メートル。
前掲写真の道標のすぐそばにある祠 妙見駐車場 妙見駐車場のそばにある案内看板
前掲写真の道標のすぐそばにある祠。
鳥居の額束には『弘法大師』とある。
妙見駐車場 (6:56)
池ノ原園地で一番高い場所にある。
妙見駐車場のそばにある案内看板。
園地にはいろんな名前の広場がある。
妙見駐車場から休憩広場の横を抜け、さらに先に進む 冒険広場の入口横を通過 登山道の様子
妙見駐車場から休憩広場の横を抜け、さらに先に進む。 冒険広場の入口横を通過 (7:03)
まだ先は長い・・・。
登山道の様子。
舗装はされていないが歩きやすい。
ようやく終点が見えてくる 仁田峠駐車場に到着 仁田峠に至る取付点
ようやく終点が見えてくる。
ここまでの行程・・・結構しんどかったw
仁田峠駐車場に到着。循環道路の利用時間外なのでまだ車影はない (7:25) 仁田峠に至る取付点。
峠までは車椅子でも行けそうだ。
仁田峠 雲仙ロープウェイ仁田峠駅 悪天候につき、一旦行軍中断
仁田峠 (7:30)
当然ながら、観光客の姿は皆無(^^;
雲仙ロープウェイ仁田峠駅 (7:30)
券売所や土産物屋もまだ閉まっている。
悪天候につき、一旦行軍中断。
天候の推移を見極める。
売店開店 普賢神社拝殿 行軍再開
売店開店 (7:53)
こんな天候でも営業するようだ。
普賢神社拝殿。
ロープウェイ乗り場の横にある。
行軍再開 (7:56)
風は強いが、先に進んでみることに。
登山道の様子 6合目の道標 あざみ谷
登山道の様子。
とてもよく整備されている。
6合目の道標 (8:00)
標高1090メートルと表示されている。
あざみ谷 (8:09)
野鳥観察の名所で有名な場所だ。
あざみ谷の鳥居の先にも普賢岳へのルートがあるが、現在は立ち入り禁止 鳥居の先にある立ち入り禁止の看板 そばにあったルート図。立ち入り禁止の区域が白く塗りつぶされている
あざみ谷の鳥居の先にも普賢岳へのルートがあるが、現在は立ち入り禁止。 鳥居の先にある立ち入り禁止の看板。
話によると、来年には解禁されるとか。
そばにあったルート図。立ち入り禁止の区域が白く塗りつぶされている。
紅葉茶屋 紅葉茶屋の様子 この先の地形によっては撤収も視野に入れて、行軍続行を決断
紅葉茶屋 (8:27)
名前の通り、茶屋があると思っていた。
紅葉茶屋の様子。道標以外何もないが、ここで再度天候の推移を見極める。 この先の地形によっては撤収も視野に入れて、行軍続行を決断 (8:40)
普賢神社の御賽銭口 普賢岳山頂 山頂にある一等三角点
普賢神社の御賽銭口 (8:59)
山頂へはここで右に曲がる。
普賢岳山頂 (9:02)
やばいくらいに風が強かった・・・(^^;
山頂にある一等三角点。
晴れていれば、見晴らしがよさそうだ。
本来なら、この方向に平成新山が見えるはずなのだが・・・ ひたすら待っていると一瞬ガスが切れ、平成新山の山頂が見えた 下山開始
本来なら、この方向に平成新山が見えるはずなのだが・・・。 ひたすら待っていると一瞬ガスが切れ、平成新山の山頂が見えた (9:27) 下山開始 (9:33)
写真は紅葉茶屋の道標 (9:50)
次に紅葉茶屋から国見岳を目指す 国見分れ 登山道の様子
次に紅葉茶屋から国見岳を目指す。
登山道の状態は悪くはない。
国見分れ (10:02)
国見岳へはここを右に曲がる。
登山道の様子。普賢岳ルートに較べると、さすがに道が細くなっている。
難易度は高くないが、ルートの途中には鎖場もある 国見岳山頂 国見分れに戻る
難易度は高くないが、ルートの途中には鎖場もある。 国見岳山頂 (10:13)
標高は1347メートル。
国見分れに戻る (10:39)
ここから先は再びメインルートだ(^^
第二吹越峠へ下る分岐点 妙見神社に到着 ルートを検索していると、御社の横に細い踏み分けを見つけた
第二吹越峠へ下る分岐点 (10:46)
今回は利用しない。
妙見神社に到着 (10:59)
妙見岳山頂はこの背後のピークらしい。
ルートを検索していると、御社の横に細い踏み分けを見つけた。
半分藪コギしながら登っていると、登山道崩落の看板があった 入山禁止されているわけではなさそうなので先に進む 妙見岳山頂手前
半分藪コギしながら登っていると、登山道崩落の看板があった。 入山禁止されているわけではなさそうなので先に進む。写真は崩落地点。 妙見岳山頂手前 (11:06)
どうやら、途中地点の展望所らしい。
妙見神社に戻り、少し歩くと妙見展望所と書かれた道標が・・・ 道標に従って進む 妙見展望所
妙見神社に戻り、少し歩くと妙見展望所と書かれた道標が・・・ (11:21) 道標に従って進む。整備された登山道はいかにも観光客向けらしい。 妙見展望所 (11:24)
有料の双眼鏡まで設置されている。
展望所からメインルートに戻って下っていくと、ロープウェイ乗り場に出た 雲仙ロープウェイ妙見岳駅 観光客向けに設置された山頂道標
展望所からメインルートに戻って下っていくと、ロープウェイ乗り場に出た。 雲仙ロープウェイ妙見岳駅 (11:29)
悪天候のため、観光客の姿は皆無w
観光客向けに設置された山頂道標。
・・・ちょっと興ざめだ(^^;
山頂道標の隣には仏様の姿も ロープウェイの発着場 妙見岳駅のギャラリーへ
山頂道標の隣には仏様の姿も。
横に立てられた枝にはおみくじが・・・。
ロープウェイの発着場。
さすがに今日は運休しているようだ。
妙見岳駅のギャラリーへ (11:36)
施設の独り占め状態が続くw
ギャラリーには島原半島の立体模型や雲仙の四季の写真が展示されている 下山再開 登山道からの眺め
ギャラリーには島原半島の立体模型や雲仙の四季の写真が展示されている。 下山再開 (11:43)
何とか無事に下山できそうだ(^^
登山道からの眺め。
・・・相変わらず何も見えんw
仁田峠に下山 仁田峠駐車場が見えてくる 仁田峠駐車場
仁田峠に下山 (12:04)
あとは池ノ原園地まで下るだけだ。
仁田峠駐車場が見えてくる。
ここに来てようやく人の声が聞こえた。
仁田峠駐車場 (12:06)
展望はないのに思ったより車が多い。
仁田峠駐車場にある売店 池ノ原園地まで行軍開始 矢岳駐車場に下山
仁田峠駐車場にある売店。
登りでは見逃していた(^^;
池ノ原園地まで行軍開始 (12:09)
ここからのルートは地味に辛いw
矢岳駐車場に下山 (12:48)
残念ながら展望には恵まれなかったが、新鮮な山行だった。
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温泉街の一角にある「雲仙よか湯」
■8月15日(その2)
雲仙市 ~ 南島原市

 駐車場に戻った僕は手早く装備の後始末を終えると、その足で雲仙の温泉街に車を走らせた。
 昼食もまだだが、それより風呂だ。
 まずは汗を流して、じっとりと湿った衣服を着替えたい。
 急遽、場所を決めた今回の遠征、前回の屋久島の時と違って、温泉についてまで下調べはしていない。
 適当に温泉街のメインストリートを流してみたものの、気軽に立ち寄り入浴させてもらえそうな場所はなかなか見当たらない。
 あれこれと物色しているうちに温泉街の中心部から外れてしまった。
 「・・・う~む、結構狭いのだな」
 ちと敷居は高いが、この際豪奢な構えのホテルにでも駆け込むか・・・。
 そう思って、Uターンする場所を探していたら、街の外れに『雲仙よか湯』という名前の温泉を見つけた。
 ちょうどよいことに、こちらは立ち寄り専用らしい。
 「よし、ここに決めた」
 僕はすんなりと湯屋を決めると、中へ入った。
 カウンターで400円支払い、階段を下りて浴場へ。
 玄関のあるフロアは2階らしい。
 さて、脱衣所で着替えていると、下山時に仁田峠の駐車場で少しだけ話をした地元のヒトとばったり出会った。
 「やや、これはまた奇遇ですなあ」とジモッティ。
 よほど話好きな人らしく、またしても話が弾んだ後、お近づきのしるしにと、この湯屋のタダ券をいただいた。
 もう使う機会はないと思いながらもありがたくいただく。
 その後、湯からあがった僕は、温泉街の中にある観光協会へ赴いた。
 昨夜の食事は適当に長崎チャンポンですませたが、今日は雲仙名物というものを食べてみようと思ったのだ。
 しかし、係のヒトとやりとりしたが、雲仙にはランチに適した名物料理というのはないという。
 「こ、このソーメンというのは名物ではないのですか?」
 僕はカウンターに置いてあるチラシを手に取って言った。
 チラシには多数の店舗が紹介され、それぞれ個性的なソーメンのメニューが印刷されている。
 「いえ、それは南島原の方ですからこの辺ではないです・・・」
 「は、はあ・・・そうですか・・・」
 何とも商売気のない観光地である(^^;
 せっかくなので、夕食は南島原市の方まで出てみることにして、次にそばにあった『雲仙お山の情報館』に入った。
 ここは雲仙の自然を紹介しているほかに、登山の情報も得ることができる。
 そこでスタッフの方に確認したところ、目的地の一つである九千部岳はやはり口蹄疫の影響で田代原の方からは入山できないが、国道389号沿いにある第2吹越峠付近の登山口からは登ることができるということがわかった。
 「よい山ですので、ぜひ登っていってください」
 ここまで言われれば、登るしかあるまい。
 明日は早朝から大分に向けて帰ろうと思っていたのだが、再び予定変更だ(^^
 先ほどジモッティにもらった温泉のタダ券もこれで有効に活用することができる。
 スタッフの方に礼を述べ、情報館を後にした僕はその足で南島原市に向かった。
 国道57号を海に向けて下っていると、道沿いに『具雑煮穴子そうめん』の広告看板がやたらと設置されていることに気づいた。
 ご丁寧なことに交差点が近づくたびに出現し、曲がる方向を案内している。
 「こ、これだ、オレが求めていたのはこれなんだ!」
 これぞ島原名物の「具雑煮」と「そうめん」を同時に食することのできる一品である。
 看板の案内に従い、道の駅みずなし本陣ふかえへ。
 ここは日本でも最大規模の道の駅らしい。
 食事の前に隣接する土石流被災家屋保存公園に立ち寄ってみる。
 ここは平成4年8月に発生した土石流のあとをそのまま保存している施設だ。
 見るほどに、自然のパワーをまざまざと思い知らされ圧倒される。
 その詳しい様子は後掲の写真をごらんいただきたい。
 15時50分、レストランに入って遅すぎる昼食をとる。
 目当ての具雑煮穴子そうめんは残念ながら売り切れていたので、定番の島原手延べそうめん定食を食す。
 その後、再び雲仙の温泉街へ。
 17時29分、池ノ原園地の駐車場の中で最も標高の高い妙見駐車場へ車を入れる。
 昨夜に引き続き、今夜も車中泊だ。
 僕はLEDランタンの明かりで本を読みながら、再びビールを飲み始めた。
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
小休止後、移動開始 雲仙よか湯 休憩所で一服
小休止後、移動開始 (13:07)
まずは温泉で汗を流したい。
雲仙よか湯 (13:17)
温泉街に下りて適当な温泉に立ち寄る。
雲仙よか湯の休憩所で一服。
いいお湯だった・・・(^^
雲仙お山の情報館 館内では登山情報も得られる 雲仙観光協会
雲仙お山の情報館 (14:26)
入館無料だったので立ち寄ってみた。
館内では登山情報も得られる。九千部岳は南側からなら入山できるそうだ(^^ 雲仙観光協会 (14:46)
雲仙の名物料理を尋ねてみたが・・・。
道の駅みずなし本陣ふかえ 土石流被災家屋保存公園 公園にある案内板
道の駅みずなし本陣ふかえ。島原そうめんを求めて南島原市まで下る (15:35) 土石流被災家屋保存公園。道の駅みずなし本陣ふかえのすぐ隣にある。 公園にある案内板。
よくここまで復興したものだ・・・。
公園内にある大型テント 屋根の上の朝日ソーラーの太陽熱温水器がやけにリアルだ・・・ この一帯の家屋を襲った土石流は平成4年8月8日~14日に起きたそうだ
公園内にある大型テント。この中にも3棟の家屋が保存されている。 テントの内部。屋根の上の朝日ソーラーの太陽熱温水器がやけにリアルだ・・・。 この一帯の家屋を襲った土石流は平成4年8月8日~14日に起きたそうだ。
土砂の深さは平均で2.8メートルもあるそうだ 保存公園を後にし、道の駅の中へ 品揃えの充実した土産物店
同じくテントの内部。土砂の深さは平均で2.8メートルもあるという。 保存公園を後にし、道の駅の中へ。
日本最大規模の道の駅である。
品揃えの充実した土産物店。
明日はここでカステラを買って帰ろう。
島原名物の手延べそうめん というわけで、隣接の「万福亭」へ 名物の島原手延べそうめん定食
島原名物の手延べそうめん。
こちらは今日食って帰るw
というわけで、隣接の「万福亭」へ。
少し早いが、夕食にしよう(^^
名物の島原手延べそうめん定食。
気になるお値段は895円也。
食事後、道の駅の中を散策 大火砕流体験館 奥にはゲームコーナーなども見える
食事後、道の駅の中を散策。
他にもいろいろな施設が並んでいた。
大火砕流体験館。
入場料は大人350円。
奥にはゲームコーナーなども見える。
では、そろそろ戻るとしよう。
池ノ原園地へ戻る 池ノ原園地の駐車場はトイレも近いし、車中泊にはもってこいの場所である もう移動するつもりはないので、アルコールを摂取しつつ、読書にいそしむ
池ノ原園地へ戻る (17:29)
今度は妙見駐車場に車をとめる。
池ノ原園地の駐車場はトイレも近いし、車中泊にはもってこいの場所である。 もう移動するつもりはないので、アルコールを摂取しつつ、読書にいそしむ。
就寝時刻は23時くらいだったと思う。
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しっかりした造りのソフトケースでパッキングに便利。前面がメッシュになっているので通気性があり、中身を外から見ることができる。豊富な色のバリエーションも内容物を分類して入れておくのに役に立つ。他にもいくつかサイズがあるが、このサイズはTシャツ等の衣類や食料を入れるのにちょうどよい大きさである。

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九千部岳山頂の道標
■8月16日
池ノ原園地 ~ 九千部岳

 ―― 遠征最終日。
 6時37分、起床。
 昨夜遅く降り出した雨は明け方になってもわずかに残っている。
 「おいおい・・・予報と全然違うじゃないか」
 起き抜けからモチベーションが下がるが、空を見るとさほど暗い印象はない。
 このぶんなら本格的に崩れることはなさそうだ。
 念のため、携帯で気象情報を確認したところ、天草地方は概ね晴れるとの予報だ。
 「ま、往復2時間程度だし、行ってみるとするか」
 今回の島原遠征、あとは九千部岳を残すのみである。
 装備も対屋久島用に揃えたものをそのまま持ってきているから、行軍中多少雨に降られたところでさして問題はない。
 僕はそう判断すると、のんびりと朝食をとり、当初の予定より少し時間を遅らせて出発した。
 九千部岳のガイドリーフに記載されてある国道沿いの駐車スペースに車を寄せ、行軍の準備を整える。
 登山口スタートは7時44分。
 昨日、雲仙お山の情報館で得た情報通り、田代原牧場方面への下山を禁ずる立札はあるものの山頂までは登ってもよさそうだ。
 「よし、ちゃっちゃっと済ませますか」
 山頂までのルートは九州自然歩道の一部になっていて、道の状態は悪くない。
 歩き始めから10分程度で支尾根の稜線に出る。
 それからいったん登山口とほぼ同じ標高まで高度を下げた後、田代原牧場への分岐までは緩やかなアップダウンを歩く。
 「これは気候がよければ、最高の散策ルートだなあ・・・」
 8時17分、田代原牧場への分岐点に到着。
 もとより田代原方面へ行くことはできないが、ここは当然山頂を目指す。
 山頂へ通じるルートには、額束に『九千部大明神』と書かれた鳥居が2つ連続で立っている。
 鳥居をくぐると、今までとは打って変わって急勾配の登り坂となるが、それも長くは続かない。
 急坂を10分ほど登れば、あとは山頂まで緩やかな尾根道を残すだけだ。
 尾根道にはいくつか大きな岩が突き出た箇所があって、観光案内所で配布されているガイドリーフでは『展望岩』と紹介されている。
 たしかに天気が良ければ遠くまで見通せるだろう。
 8時50分、九千部岳山頂に到着。
 昨日の普賢岳と同じようにガスが切れるまで山頂で粘ってみようかと思ったが、今日は風もそれほど強くないのでいつまで待てばよいか見当が付かない。
 「ま、今回はこれで良しとするか」
 僕は山頂道標の写真を撮ると、登って来た道を戻り始めた。
 9時19分、田代原牧場の分岐を通過。
 登山口到着は9時41分。
 これにて今回の遠征の行程はすべて終了だ。
 僕は駐車場所に戻ると、その足で温泉街に向かった。
 こんな時間から温泉に入ってのんびりできるとは何という贅沢だろう(^^
 昨日のタダ券があるので、2日続けて『雲仙よか湯』へ。
 入浴を終えると、いよいよ雲仙から撤収だ。
 「・・・よし、近いうちにまた来るぜ」
 僕は今回最後まで霧のベールに包まれていた雲仙の峰々にそう別れを告げると、自宅へと車を走らせるのだった――
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
起床 朝食後、登山口に移動 ガイドリーフに紹介されている路上スペースに駐車
起床 (6:37)
目覚めると、いきなり雨が降っていた(汗
朝食後、登山口に移動 (7:09)
まあ、行けないことはないでしょう(^^;
ガイドリーフに紹介されている路上スペースに駐車。2~3台はいけそうだ (7:22)
九千部岳登山口 登山口にある看板 ルートは九州自然歩道にあたるらしい
九千部岳登山口。駐車場所から150メートルほど離れたところにある (7:41) 登山口にある看板。田代原牧場方面への下山を自粛するよう呼びかけている。 同じく登山口にある案内看板。
ルートは九州自然歩道にあたるらしい。
行軍開始 いったん稜線に出る ひたすら下りが続く登山道
行軍開始 (7:44)
登山道は十分整備されている。
いったん稜線に出る (7:51)
ここからしばらく下り坂が続く。
ひたすら下りが続く登山道。GPSの記録では登山口と同じ高度まで下っている。
田代原牧場への分岐 前掲写真の分岐点にある鳥居 さらにその少し先にも同じような鳥居が続いている
田代原牧場への分岐 (8:17)
当然、無視して山頂を目指す。
前掲写真の分岐点にある鳥居。
額束には『九千部大明神』とある。
さらにその少し先にも同じような鳥居が続いている。
鳥居を抜けると少しずつ道の傾斜が厳しくなる 急登を10分も進むと尾根筋に出る 尾根を走るルート上には展望のよい大きな岩がいくつか転がっている
鳥居を抜けると少しずつ道の傾斜が厳しくなる。手掛かりのロープがある場所も。 急登を10分も進むと尾根筋に出る。
ここから先は比較的楽だ(^^ (8:31)
尾根を走るルート上には展望のよい大きな岩がいくつか転がっている。
九千部岳山頂 山頂はちょっとした広場になっている 山頂にある展望案内板
九千部岳山頂 (8:50)
標高は1062.4メートル。
山頂はちょっとした広場になっている。
ここから田代原牧場に下ることもできる。
山頂にある展望案内板。
残念ながら、今回は何も見えない。
山頂からの展望 白い萼片が目立つノリウツギ ヤマホトトギス
山頂からの展望。
視界は30メートルほどしかない(^^;
ここで花の写真をまとめてみる。
まずは白い萼片が目立つノリウツギ。
こちらはヤマホトトギス。
面白い形の花をしている。
ウツボグサ チョウセンシモツケ アキノタムラソウ
ウツボグサ。
花の季節はそろそろ終わりだ。
チョウセンシモツケ。
雲仙の山には特に多く見られた。
アキノタムラソウ。
シソ科の植物である。
涼しげな色合いのソバナ 結実したシュロソウ キバナキンポウゲあたりだろうか?
涼しげな色合いのソバナ。
キキョウ科の多年草。
結実したシュロソウ。地味な色の花に鮮やかな緑色の実がよく目立つ。 キンポウゲ科の植物。
キバナキンポウゲあたりだろうか?
薄紫色の小花が可愛らしいヤブラン アケボノフウロ ヘクソカズラ
薄紫色の小花が可愛らしいヤブラン。
群生するのでよく目立つ。
アケボノフウロ。
フウロソウ科の代表的な花である。
ヘクソカズラ。葉や実を傷つけると何とも言えない悪臭がするのでこの名がある。
キツネノカミソリ 下山開始 田代原牧場への分岐
キツネノカミソリ。一見、ユリに似ているが、ヒガンバナ科の植物である。 下山開始。風が弱く、ガスが切れそうにないので早々に降りることに (9:03) 田代原牧場への分岐 (9:19)
周回したいが、ピストンで降りる。
支尾根の稜線を越えると、あとは登山口まで下るだけだ 登山口に下山 駐車スペースに戻る
支尾根の稜線を越えると、あとは登山口まで下るだけだ (9:36) 登山口に下山 (9:41)
今回の雲仙遠征はこれで終了だ(^^
駐車スペースに戻る (9:44)
さあ、昨日と同じく汗を流しに行こう。
雲仙よか湯 地元の人にいただいた招待券 入浴後、温泉街を後にする
雲仙よか湯 (10:12)
昨日もらったサービス券を早速使うw
地元の人にいただいた招待券。
400円の入浴料が浮いた(^^;
入浴後、温泉街を後にする (11:19)
さらば、雲仙。
南島原市深江地区から見た平成新山 道の駅みずなし本陣ふかえに到着 往路と同様、堤防道路を使ってショートカット
南島原市深江地区から見た平成新山。
あんな遠くから土石流が来たのだ。
道の駅みずなし本陣ふかえに到着。
ここでお土産を購入した (12:07)
往路と同様、堤防道路を使ってショートカット。写真は中間地点にある休憩所。
雲仙にはやはり雲がかかっていた 前方には長崎と佐賀の県境に位置する多良山系の峰々が横たわっている 自宅に到着
歩道橋から島原半島を振り返って見る。雲仙にはやはり雲がかかっていた。 前方には長崎と佐賀の県境に位置する多良山系の峰々が横たわっている。 自宅に到着 (19:08)
残念ながら晴天には恵まれなかったが、やはり遠征は面白い(^^v
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■LEKI(レキ) AGサーモライトアンチ■
トレッキングステッキの老舗レキの衝撃吸収システムを搭載したスタンダードモデル。最近では他メーカーから安価な製品が発売されているが、時に命を預けることのある装備にはある程度の予算をかけておくべき。同社の製品にはさらに軽量のカーボンモデルもあるが、カーボンは一旦傷がつくと脆そうなのでアルミ素材のものが安心。

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■エアモンテ(AIRMONTE) アドベンチャーハット■
襟足の日焼けを完全に防止できる大型のハット。これをかぶっていれば、顔や首周りは日焼け止めを塗らなくても何とかなる。素材に使用されているSupplexナイロンは超撥水素材で、サイドにつけられたメッシュで蒸れないような工夫もされている。

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■スノーピーク(snow peak) スノーピークアンブレラ UL■
風に弱い傘は基本的に登山では使いどころが難しいが、雨の日の林道歩きやキャンプ場などで威力を発揮する場合もある。こちらの製品は重量わずか135gという超軽量な小型折り畳み傘。収納サイズも22cmと小さく、ザックのサイドポケットなどに入れて持ち歩きやすい。

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