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平成22年六郷満山峯入り(その1) (御許山~宇佐神宮~熊野磨崖仏~長安寺 2010.3.30-31)
六郷満山峯入
 2010年3月30日~4月4日。
 大分県国東半島において、平成22年六郷満山峯入りが行われた。
 峯入りとは半島最高峰の両子山を中心に山地の多い国東半島に点在する神社仏閣を歩いて巡るという荒行だ。
 10年に1度行われるというその行に、らんぼ~流も一般参加行者として出ることになった。
 きっかけは普段お世話になっている国東市商工観光課の金当氏に山岡くんは登山が好きなのだから是非参加するようにと厳命(w)されたからであったが、それがなくとも何とか仕事の都合をつけて行きたいと思っていた矢先のありがたいお誘いであった。
 しかし、折しも世間は年度末(^^;
 時期的に長期休暇を取ることなど許されるはずもない。
 それでも、これは県北担当の営業として全うしなければならない職責であるなどと詭弁強弁を織り交ぜて上司を説き伏せ、何とか仕事として参加する許可を取り付けることに成功したらんぼ~流であった。
 とはいうものの、さすがに全日程に参加することは難しく、今回は3月30日から4月1日、そして、3日の午後から最終日の4月4日と合計4日半の参加となった。
  • 注)なお、各行程記録の見出しに記載した歩数と距離は、この峯入り行を通じて知り合った長瀬誠氏の携帯していた歩数計で計測したものです。
■六郷満山峯入り資料  >>>開く
峯入り行初日、古式に則り御許山大元神社と宇佐神宮に参拝する。
■3月30日(峯入り行初日)
御許山大元神社 ~ 宇佐神宮
10519歩 [7.75km]

 「よし、熱はないようだな・・・」
 3月30日、峯入り行初日の朝、僕は寝袋の中で額に手を当てて呟いた。(注1)
 2週間ほど前から風邪をひいたらしく、激しい咳と発熱が続いていたのだが、ここにきてようやく症状が落ち着きを見せてきていた。
 とはいうものの、まだときどき発作的に空咳が出て止まらなくなったりするので、前日、病院で再診を受け、この峯入り行に参加する旨を伝えて相談したところ、やんわりとドクターストップを宣言されていたのだ。
 しかし、六郷満山の峯入り行は10年に1度の行事である。
 この機会を逃せば、次回はないかも知れない。
 僕はザックの中に処方された解熱剤と抗生物質を忍ばせ、予定通り行動を開始した。
 手早く身支度と朝食を済ませ、普段より30分ほど早く出社。
 関係各所に連絡を入れ、峯入り期間中に予定されているいくつかの仕事の手配をすませた。
 主な得意先にはすでに何週間も前から峯入りに参加することを吹聴して回っているので、期間中、よほど大きなトラブルが起こらない限り、急ぎの対応を求められることはないはずだ。
 幸いなことに僕の担当する営業エリアは峯入り行が行われる地域とほとんどかぶっていて、僕が峯入りに参加する旨を話すと、仕事は後回しにしてよいから頑張って修行してきなさいと逆に激励されたりもしていた。
 ありがたいことである。
 9時15分、大分市某所にある勤務先を出発。
 国道10号を北上し、一路、国東方面に向かった。
 一般参加者の集合場所として指定されたのは2カ所 ―― 杵築駅か大分空港そばの里の駅むさしのどちらかを申し込み時に選択するようになっていた。
 らんぼ~流は里の駅むさしをチョイス。
 たとえ、里の駅の駐車スペースが満杯になっても、空港の周辺なら駐車場には事欠かないだろうという判断からだ。
 10時32分、里の駅むさしに到着。
 すでにかなりの数の一般参加者が集まっている。
 早々に受付を済ませた僕は、浄衣や輪袈裟など一連の行者装備を受け取ると、一足先に来ているはずの河野カメラマンの姿を探した。
 今回、国東市から依頼されている峯入り行の資料撮影は僕と河野カメラマンの2人体制で行う手筈になっているのだ。
 とはいうものの、一般参加行者として参加する僕は行中、写真撮影などの行動を厳しく制限されているので、実質、商品価値のある写真は見せ場となるポイントに先回りしつつ定点撮影を行う彼の手腕にかかっている。
 河野カメラマンと簡単な打ち合わせを終えると、ちょうどバスに乗りこむようにスタッフの方から声がかかった。
 11時2分、里の駅むさしより御許山に向けて出発。
 御許山には杵築市最高峰の雲ヶ岳経由で登ったことがある(→2009年3月記事)が、直登するのは初めてだ。
 どこをどう通ってきたのか定かではない(注2)が最終的に県道658号から枝道に入ってしばらく坂を上ると、やがて路上に車が溢れて進めなくなった。
 「ちょw、こいつはすごいな」
 ツアーや個人、報道関係者などの車両がまともに管理を受けないまま細い山道に入ってきていて、登山口付近はさながらカオス的な状況になっていた。
 仕方がないのでバスを降り、登山口まで歩くことに。
 まあ、これから先の行程を思えば、この程度のアプローチはどうということはない。
 歩き始めて10分ほど、12時37分に登山口到着。
 登山口にて事務局をつとめる文殊仙寺の秋吉副住職からガイダンスを受けた後、行者様の隊列に続いて出発。
 初日は一般参加行者もツアーに参加している観光客もまったく同じ行程を歩くので、先頭を行く行者様の隊列以外はほとんど統制のとれていない間延びした行列となった。
 途中、社からバスツアーで参加した梶原総務部長と合流し、一緒に歩く。
 しばらく歩いていると、雲ヶ岳山頂より延びてくるルートと出合う。
 ここから先は知った道だ。
 13時12分、御許山山頂にある大元神社に到着。
 最後尾の到着を待って神事が開始された。
 宇佐神宮の奥宮である大元神社で峯入り行の開始を告げる開白護摩が焚かれるのは今回が初めてのことだそうで、いままでは出発地点である熊野磨崖仏の前で行われるのが通例であったようだ。
 さて、法弓の作法が終わり、護摩に火が入れられると、一般参加行者を含む行者全員で般若心経を唱えるのだが、恥ずかしながら、不信心者のらんぼ~流の頭脳には有り難い経文は記憶されていない。
 出発時にいただいたカンペを手に皆に合わせて読み上げる。
 この行が終わる頃には暗唱できるようになっておきたいものだ、と密かに恥じ入るらんぼ~流であった。
 開白護摩を終え、14時14分、下山開始。
 ツアー客の中にはどう見ても山道に向いていないような靴を履いている人もいて、下りは登るときよりさらに行列が乱れた。
 それでも大きな事故もなく、30分ほどで登山口まで下山。
 そのままバスに乗り込み、次の目的地である宇佐神宮に移動する。
 15時15分、宇佐神宮に到着。
 駐車場から歩いて上宮へ移動し、そこで一之御殿から順に参拝していく。
 宇佐神宮での参拝は二礼四拍手一拝が作法である。
 ぎこちない仕草で三之御殿までお参りを終えると、そのまま祈祷殿から本殿の中に入った。
 一般人は滅多なことでは入れない場所だ。
 らんぼ~流のような罰当たりには何とも畏れ多いことである(汗
 16時2分、参拝終了。
 駐車場に戻り、本日の宿泊場所となる梅園の里へ移動する。
 17時16分、宿坊となる梅園の里に到着。
 カウンターで受付を済ませ、部屋割りを聞くと、案内書きに説明があったように相部屋のようだ。
 相部屋といっても1人当たりのスペースは2畳近い。
 シュラフ1つ分しか空間の確保ができない寿司詰め状態の山小屋にくらべれば天国である。
 18時ちょうど、食堂にて夕食。
 献立はもちろん精進料理だ。
 食い物には一切こだわりのないらんぼ~流。
 後掲の写真を見ていただけるとわかるが、これも十分すぎるほどの豪華さである。
 味の方もすこぶるよい(^^
 この食事の席で初めて他の一般参加行者の方々と言葉を交わした。
 記事の中でおいおい紹介していくが、なかなか個性的なメンバーが揃っている。
 22時13分、就寝。
 明日からが峯入り行の本番である。
  • 注1)以前も書いたが、「常在戦場、常在山中」が信条のらんぼ~流。当然、家でも寝袋で寝ていたりする。ていうか、布団そのものを持っていない。掛け布団を買うくらいなら、汎用性の高い封筒型のシュラフを購入した方がよいと信じているw
  • 注2)らんぼ~流は下界の道を覚えるのは甚だ苦手である。
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
里の駅むさしへ到着 受付を済ませると、『南無仁聞菩薩』と書かれた浄衣と輪袈裟、念珠が配られた いよいよ出発だ
里の駅むさしへ到着 (10:32)
すでに多くの参加者が集まっていた。
受付を済ませると、『南無仁聞菩薩』と書かれた浄衣と輪袈裟、念珠が配られた。 宿泊場所ごとに振り分けられたバスに乗り込む。いよいよ出発だ (11:02)
御許山登山口付近に到着 バスを降りて登山口まで歩く 文殊仙寺の秋吉文暢和尚より峯入り行について簡単な説明を受ける
御許山登山口付近に到着 (12:27)
車が多く、これ以上は進めないようだ。
バスを降りて登山口まで歩く。
先の行程を思えば、わずかな距離だ。
文殊仙寺の秋吉文暢和尚より峯入り行について簡単な説明を受ける (12:37)
大元神社登山口を出発 参道を歩く一般参加の行者 大元神社に到着
大元神社登山口を出発 (12:40)
ここから登るのは初めてだ。
参道を歩く一般参加の行者。この日はバスツアー参加者も同じ距離を歩いた。 大元神社に到着 (13:12)
正面に見えるのは、神木の銀杏。
大元神社で開白護摩が焚かれるのは、今回の峯入り行が初めてだそうだ 法弓の作法 護摩に火が入れられる
大元神社で開白護摩が焚かれるのは、今回の峯入り行が初めてだそうだ。 法弓の作法。四方、中央、鬼門に合計6本の矢を放って場を清めていく。 護摩に火が入れられる。本格的な護摩を見るのはこれが3度目だ。
全員で不動明王真言を唱和する 開白護摩が終わった後、それぞれ大元神社にお参りする 大元神社を出発
全員で不動明王真言を唱和する。
火のついた灰がたくさん降ってきた(汗
開白護摩が終わった後、それぞれ大元神社にお参りする。 大元神社を出発 (14:14)
まだ足取りは軽い(^^
大元神社登山口に下山 県道658号との出合い付近にあるカレー屋「ぽから」 宇佐神宮に到着
大元神社登山口に下山 (14:45)
この後、バスで宇佐神宮に移動する。
県道658号との出合い付近にあるカレー屋「ぽから」。美味しいと評判の店だ。 宇佐神宮に到着 (15:15)
バスツアーの参加者も続々と下りてくる。
駐車場から歩いて上宮に向かう 上宮に到着 一之御殿に参拝する一般参加行者
駐車場から歩いて上宮に向かう。
写真奥に見えるのは大鳥居。
上宮に到着 (15:31)
一之御殿から順に参拝してゆく。
一之御殿に参拝する一般参加行者。
宇佐神宮では二礼四拍手一拝が作法。
その後、祈祷殿の中へ・・・ 宇佐神宮、参拝終了・・・ 梅園の里に到着
その後、祈祷殿から本殿の中へ入る。
ここから先は撮影を自粛(^^;
宇佐神宮、参拝終了 (16:02)
とても貴重な経験をさせていただいた。
梅園の里に到着 (17:16)
さて、どんな宿泊先なんだろう・・・。
カウンターで受付を済ませ、部屋割りを聞く 案内書きの通り、相部屋で寝具の上げ下げも自分で行う 夕食
カウンターで受付を済ませ、部屋割りを聞く。らんぼ~流はロビー横の研修室。 案内書きの通り、相部屋で寝具の上げ下げも自分で行う。これも行なのだ(^^b 夕食 (18:00)
献立はもちろん精進料理だ。
食堂での食事風景 その後、事務局を務める秋吉氏より行中の心構えと諸注意を受けた 就寝
食堂での食事風景。
初対面同士、自己紹介から始める。
その後、事務局を務める秋吉氏より行中の心構えと諸注意を受けた (21:20) 就寝 (22:13)
明日に備えて早めに床につく。
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岩脇寺の境内でこの日2度目のお接待を受ける。
■3月31日(峯入り行2日目)
熊野磨崖仏 ~ 富貴寺 ~ 長安寺
49737歩 [37.30km]

 峯入り行2日目。
 行程のほとんどをバスで移動した初日と違い、今日からはすべての道のりを自身の足で踏破していく。
 その意味では、まさに今日からが峯入りの本番である。
 起床時刻は5時4分。
 相部屋の人たちはすでに起きていて、早く起きた人の中には朝風呂を楽しんだ方もいたようだ。
 食堂で朝食を済ませ、6時前にバスに乗り込む。
 6時39分、胎蔵寺下の駐車場に到着。
 急坂の参道を登り、熊野磨崖仏には7時4分に辿り着いた。
 初日の大元神社では見かけなかったが、今日は峯入り行のルート上に当たる各市町村の商工観光課の方の姿もあった。
 7時32分、熊野磨崖仏の前で大護摩を焚く。
 護摩焚き終了後、麓の胎蔵寺に移動して参拝。
 それが終わると、いよいよ全行程150キロに及ぶ行脚の始まりだ。
 否が応でも気が引き締まってくる。
 胎蔵寺、隋願寺、真木大堂を経て、9時6分、傳乗寺に到着。
 ここで初めて、お接待というものを経験した。
 そのお寺の檀家の方だろうか、地元の方たちが、お茶やお握り、お漬物といったものを振舞ってくださるのだ。
 「ありがとうございます」と、僕は形式的に感謝の言葉を口にした。
 傳乗寺でお接待をしていただいた方には無礼を許していただきたいのだが、そのときの僕の言葉は真心から出たそれではなかった。
 まだスタートしてから1時間ほどしか経っていなかったので、さほど空腹や喉の渇きを覚えていなかったからだ。
 しかし、この後、行程が進むと同時に疲労が蓄積していくにつれて、お接待というものを心の底から有り難いと感じるようになっていった。
 「ああ、俺は本当に馬鹿者だな・・・」
 感謝の気持ちは、得てして受け手である自分の心の有り様に左右されてしまうものだ。
 疲れているから有り難い、疲れていないからさほど有り難いとは思わない。
 お接待をしてくださる方の心遣いは同じはずなのに、自身の身体の状態でその軽重をはかっている。
 これを馬鹿者と言わずに何と言おう。
 峯入り行とは、やはり本物の修行である。
 ただ辛く長い道のりを歩き、その苦痛に耐えるだけではない。
 歩くというシンプルな行為にひたすら没頭することで、初めて見えてくるものがある。
 傳乗寺の次はいくつかのお堂が点在する山の中を抜けて、岩脇寺へ移動。
 岩脇寺では崖の上から行者様たちがシキミ(→写真)を撒いた。
 「散華」の行と呼ばれる儀式である。
 このシキミというのは縁起物らしいので隙あらばと狙ってみたが、高すぎる競争率にあっさりと戦意喪失(汗
 その後、元宮八幡社を経て、法螺ヶ石という大岩へ。
 ここでは2日目最大の見せ場である「岩とび」の行が行われる。
 この行は約2メートルの高さの石の上から飛び降りるだけなのだが、2メートルの高低差はなかなかどうして侮れない。
 身軽な子どもの頃ならいざ知らず、大人になってから2メートル下の地面に飛び降りるというのは結構足に堪えるものだ。
 この日も行者様が一人、ここで足を痛めてリタイヤされていた。
 12時27分、昼食場所の富貴寺に到着。
 握り飯がすこぶる旨い。
 昼食後、白鳥神社を経て、智恩寺へ。
 時刻は15時6分。
 ここでお接待を受けている途中、ついに雨が降り始めた。
 風邪がぶり返すと敵わないので、早々にカッパを取り出して着込む。
 16時7分、妙覚寺へ参拝。
 雨が降り始めてからどうも嫌な気分がしていたのだが、このあたりから本格的に体調が悪化してきた。
 持ち歩いていた解熱剤を飲もうにも水がない。
 明日はペットボトルに水を入れて持ち歩いておこう。
 16時32分、堀岩屋・普賢洞に立ち寄る。
 お菓子のお接待があったが、気分が悪くて手が出ない。
 撮影のために事前に入手していた行程表によれば、本日最後の参拝地である長安寺には18時ちょうどに到着するはずだ。
 「・・・あと90分」
 僕は何度も時計を見て、自身を励ました。
 「あと90分我慢して歩けば、今日は終わりだ」
 17時35分、道の左手に長安寺と書かれた看板が見えてきた。
 県道29号から左に伸びたアスファルトの坂道を残り1.8キロ登りきれば、本日の行程は終了だ。
 「よし、このまま一気に進んでくれ・・・」
 ここで休むと、もう立ち上がれそうな気がしない。
 しかし、不心得者の密かな願いは叶うはずもなく、取付きの麓にある嚴島宮に参拝したあと、10分ほど小休止することが伝えられた。
 「ぐは・・・」
 本当に座り込んだらやばそうだ。
 仕方がないので、一般参加行者の集団から離れ、石塀に身体を預けて休息した。
 10分後、出発。
 苦痛を無視することはらんぼ~流の基本だ。
 とにかく、心を無にして歩き続ける。
 「ううむ・・・」
 時刻はすでに18時をまわっている。
 18時までと心の拠り所にしていた目安が崩れたことでさらに疲労感が増している。
 それでもあと1キロほどで着くはず、と自分に言い聞かせながら歩き続けた。
 18時22分、ようやく長安寺に到着。
 本日最後の参拝を終えて待機していた宿坊のバスに乗り込むと、僕はぐったりと目を閉じた。
 よほど余裕がなかったのだろう・・・梅園の里への到着時刻は記録していない。
 夕食が20時からなので、宿坊に到着したのはおそらく19時30分くらいだろう。
 こういうとき、消化器にやさしい精進料理はありがたい。
 残さず平らげ、解熱剤と抗生物質を飲む。
 入浴後、行中、親しくなった引地さんにマッサージをしていただいた。
 引地さんは国見町で整体治療院を営んでいる本職の整体師で、らんぼ~流は初めてプロのマッサージというのを受けた。
 結果、ガチガチに硬くなっていたふくらはぎの筋肉が驚くほど柔らかくなった。
 「おおお、これはすごいものですね・・・」
 明日は筋肉痛との闘いだな~と内心覚悟していたのだが、これならさほど痛みもなさそうだ。
 さすがにプロの技である。
 その後、ホテルのスタッフの方にお願いしてビールを購入。
 行中、飲酒は控えようと思っていたのだが、アルコールの力を借りなければ寝付けそうにない。
 23時55分、とりあえず床に就く。
 翌3時36分、うまく寝付けずにそのまま起床。
 いつも持ち歩いているPDA(注1)でサイト記事の草稿を書いて時間を潰した。
  • 注1)NTT DoCoMoから2003年5月に発売されたフルキーボードタイプのPDA「Sigmarion III(シグマリオン3)」。最近流行のネットブックと違い、WindowsCEの後継OSで動いているので瞬間的に電源のon/offが可能。車での移動中、信号待ちの僅かな時間でも電源を入れてメモを取ったりすることのできるスグレモノである。
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
起床 朝食 梅園の里を出発
起床 (5:04)
相部屋の人たちは全員起きていた(^^;
朝食 (5:30)
正統派のニッポンの朝食だ(^^
梅園の里を出発 (5:51)
さあ、今日からが本番である。
胎蔵寺下の駐車場 急坂の参道を登る 熊野磨崖仏に到着
胎蔵寺下の駐車場 (6:39)
昨日同様、路上には大量の車が(^^;
急坂の参道を登る。コース後半には「鬼の乱積」と呼ばれる石段が現れる。 熊野磨崖仏に到着 (7:04)
迫力のある立派な磨崖仏だ・・・。
国東市の商工観光課の方たち 大護摩が始まった 人々の願いを一つ一つ読みあげて、護摩木を投げ込む行者様たち
峯入りに関係する市職員の姿も。
写真は国東市の商工観光課の方たち。
大護摩が始まった (7:32)
例年はここで開白護摩をするそうだ。
人々の願いを一つ一つ読みあげて、護摩木を投げ込む行者様たち。
護摩焚きが終わった後、胎蔵寺へ移動して参拝する 胎蔵寺へお参りした後、出発 隊列に随行するマスコミのヒトたち
護摩焚きが終わった後、胎蔵寺へ移動して参拝する (8:10) 胎蔵寺へお参りした後、出発。
約150キロに及ぶ行程の始まりである。
隊列に随行するマスコミのヒトたち。
なかなかハードなお仕事である・・・(^^;
隨願寺 真木大堂に到着 傳乗寺
隨願寺 (8:54)
順番に参拝して先を急ぐ。
真木大堂に到着 (9:01)
名前とイメージがちょっと違った(^^;
傳乗寺 (9:06)
峯入り行初めてのお接待があった。
古代文化公園を抜けると、写真のような橋が見えてくる 穴井戸観音 朝日観音と夕日観音
古代文化公園を抜けると、写真のような橋が見えてくる (9:26) 穴井戸観音 (9:48)
間戸寺跡のそばの山中にある。
朝日観音と夕日観音 (10:01)
遅々として進まないので遥拝した(^^;
小崎川のほとりで小休止 岩脇寺に到着 散華の行
小崎川のほとりで小休止 (10:07)
長く伸びた隊列の仕切り直しをする。
岩脇寺に到着 (10:39)
この日2度目のお接待を受ける。
散華の行 (10:50)
崖上よりシキミの小枝を撒く行者様。
元宮八幡社 元宮磨崖仏 長閑な田んぼの中を歩く
元宮八幡社 (11:14)
とても立派な神社である。
元宮磨崖仏 (11:17)
いたるところに仏様がいらっしゃる。
長閑な田んぼの中を歩く。
日本の原風景といった感じの場所だ。
岩とびの行 岩とびに使われる大岩 富貴寺に到着
岩とびの行 (12:12)
本来は後ろ向きに飛んだと伝えられる。
岩とびに使われる法螺ヶ石という大岩。
地面までの高さは約2メートルもある。
富貴寺に到着 (12:27)
ここで昼食をいただいた。
お接待菓子を配る豊後高田市商工観光課の田口さん この日の昼食メニュー 境内の思い思いの場所に腰を下ろして昼食をいただく一般参加行者の皆さん
お接待菓子を配る豊後高田市商工観光課の田口さん。お世話になります(^^; この日の昼食メニュー。
こういうときの握り飯は妙にうまい。
境内の思い思いの場所に腰を下ろして昼食をいただく一般参加行者の皆さん。
白鳥神社 塔ノ御堂そばを通過 塔ノ御堂隧道を抜ける
白鳥神社 (14:08)
ここもまた、立派な神社だ・・・。
塔ノ御堂そばを通過 (14:29)
ここには立ち寄らずに遥拝する。
塔ノ御堂隧道を抜ける (14:34)
場所は北部中核工業団地の南側だ。
智恩寺 急いでカッパを羽織る参加者 僕のような一般参加の行者にも手を合わせてくださるお婆さん
智恩寺 (15:06)
ここにきて、ついに雨が降り始めた。
急いでカッパを羽織る参加者。らんぼ~流は降り始めと同時に着込んでいた。 僕のような一般参加の行者にも手を合わせてくださるお婆さん。思わず涙が出る。
妙覚寺 堀岩屋・普賢洞 ようやくゴールが見えてくる
妙覚寺 (16:07)
予定通り、このあたりから体調悪化(汗
堀岩屋・普賢洞 (16:32)
何度も時計を見る。あと90分も歩くのか。
ようやくゴールが見えてくる (17:35)
あとは長安寺に続く坂道を登るだけだ。
嚴島宮 雨の中、残り1.8キロの坂道をひたすら登る 長安寺に到着
嚴島宮 (17:36)
坂を登る前に、最後の休憩をとる。
雨の中、残り1.8キロの坂道をひたすら登る。個人的にはここが一番きつかった。 長安寺に到着 (18:22)
本日の行程はここで終了。
夕食 就寝 浅い眠りから起床
夕食 (20:05)
今夜のメニューも豪華な精進料理だ。
就寝 (23:55)
疲れすぎていてなかなか寝付けない。
宿の人にお願いしてアルコールを購入。
浅い眠りから起床 (3:36)
それでもうまく眠れないので、サイト記事を書いて朝まで時間を潰す。
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