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大行寺山 (登山口~御坂遊歩道~釈迦院~大行寺山 2009.1.3)
釈迦院御坂遊歩道  2009年最初の登山は日本一の山に行こう。
 昨年末から僕はぼんやりとそんなことを計画していたのだが、年が明けて冷静に考えてみると、やはり、名実ともに日本一の富士に行くには時間と旅費の都合がつかない。ならば、近場に日本一の「何か」を持つ山がないものか・・・そう思って探していると、ひとつ思い当たる山があった。
 熊本県下益城郡美里町(旧中央町)と同県八代市泉町(旧泉村)の境にある大行寺山がそれである。山頂付近にある寺院の名をとって「釈迦院」とも通称されるこの山には総段数3,333段の日本一の石段があるのだ。
 判定基準の曖昧な景観日本一とか、微妙にスケールの小さな日本一大きなホニャララの木がある山とかではなく、石段の段数というはっきりとした数字が示す日本一なら申し分ない。

 午前7時に大分市を脱出した僕と隊長は国道57号線を一路西に向かった。途中、熊本県菊池郡大津町で国道443号に乗り換え、登り口のある美里町までひたすら南下。目的地直近の町営有料駐車場に車を入れたのは、午前10時半をまわっていた。
 実に3時間半に及ぶドライブである。
 隣県とはいえ、やはり、日本一は遠いのだ。

 手早く準備を終え、11時ちょうどに最初の石段に足をかける。
 しかし、500段も登った頃には僕たちはすでにへばりかけていた。
 「こ、これは・・・」
 「山屋の我々でも結構きついですな・・・」
 互いの体力を探り合う我が隊の横を小学生くらいの子どもが駆け抜けてゆく。
 「か、空身ですからな。彼らは・・・(^^;」
 「・・・そ、そうですな(^^;」

 昭和63年3月に完成したという石段はまだ真新しく、その表面は磨かれてでもいるかのようにフラットである。
 さらにこの日は2,400段を越えたあたりから、元旦に降った雪が踏み固められて石段の表面がアイスバーンのようになっていた。
 下手に滑りでもしたら怪我は免れない。
 滑り止めに石段の隅に溜まった杉の落ち葉をわざと踏みしめ、慎重に足を進める。
 歩き始めて1時間、ちょうど12時に2,446段目に到達。
 次の1段で山形県の羽黒山の石段を抜き、日本一の段数となる。
 その後、しばらく歩き続け、12時25分、石段最上部に当たる3,333段目をクリア。
 広場にある道標を見ると標高は860メートルとある。
 登り口の標高が240メートルであるから、高低差は実に620メートル。
 牧ノ戸峠から久住山山頂へ行くときよりも200メートル以上余分に登ってきたことになる。しんどいはずだ。

 さて、この日は500人近い人間がこの石段目当てで来ていたようだが、石段終点から次のポイントである釈迦院まで足を伸ばす人は限られているようだ。
 釈迦院へ続く雪道を歩き始めると、めっきり人が減ってしまった。
 歩き始めて20分ほどで釈迦院へ到着。
 初詣を済ませ、おみくじ(1回20円)を引く。
 次に目指すは山頂である。
 山頂への道案内が見当たらないので、適当に本堂東にある階段を登りはじめたものの、しばらくして車道と合流(汗
 引き返して、再度検索をかけると、『←展望所』と書かれた道標を発見。
 「こっちが山頂という意味ですかねえ?」
 疑いながら、本堂の裏手に足を踏み込むと、なるほど細い取付きがある。
 「これはわかりにくいなあ・・・」
 「いや、まだ、山頂に行くと決まったわけでは・・・」
 猜疑心全開で登り続けること15分、山頂へ到着。時刻は13時35分。
 「おお、着いた着いた」
 「やっとメシが食える・・・w」
 「しかし、この展望台は危ないな」
 事前に得ていた情報の通り、山頂にはコンクリート製の展望台があるが、屋台骨となっている鉄製の部分が錆びてぼろぼろになっていた。明確な注意書きはないが、登り口の階段にはトラロープがかけてあるから、一応、立ち入りは制限してあるのだろう。
 展望台に登れないと思ったほど展望は利かないが、展望台の下は少し広場になっていて、昼食にはうってつけの場所だ。
 のんびりと40分ほどメシを食い、14時15分に再起動。
 山頂の西側にも踏み跡が伸びていたので、試しに下ってみると、釈迦院を経由せずに石段最上部まで戻ることができた。
 そこから先が難儀だった。
 アイスバーン状の石段が冗談ではなく滑るのだ。手袋を出して氷のように冷たい鉄製の手すりにつかまりつつ、何とか氷結ゾーンをクリア。
 その次に来たのが、足の痛みだ。
 特に隊長は膝に不安を抱えていらっしゃるので大変である。
 それでも無事に3,333段を降りきり、15時45分、下山を完了した。
 隣県とはいうものの、気軽に行ける距離ではないが、機会に恵まれれば花か紅葉の季節に再訪を果たしてみたい。
 そう思わせるユニークな山であった。
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
美里町町営駐車場 日本一石段登ろう会事務局 登り口のそばには売店が並ぶ
美里町町営駐車場 (10:45)
駐車料金は一日300円なり。
日本一石段登ろう会事務局。
町営駐車場の向かい側にある。
登り口のそばには売店が並ぶ。
こちらは大きな鏝絵が目印の御坂茶屋。
日本一石段登り番付表 釈迦院御坂登り口 登り口横の案内板
日本一石段登り番付表。
中には3000回以上登っている猛者も。
釈迦院御坂登り口 (11:00)
麓の標高は240mと書かれている。
登り口横の案内板。
ボタンを押すと、音声も流れるようだ。
行軍開始 192段目にある記帳所 192段目にある手水舎
登り口から石段を見上げたところ。
行軍開始だ。
192段目にある記帳所 (11:05)
帰りに記帳することにして先を急ぐ。
同じく192段目にある手水舎。
しかし、横の看板には飲料用とある(?)
大威徳明王が祀られている 500段目にある石柱 早くも息があがりはじめた我が隊
同じく192段目にある小さな御社。
ここには大威徳明王が祀られている。
500段目にある石柱 (11:10)
まだ先は長い。。。
早くも息があがりはじめた我が隊。
前向きな隊長と後ろ向きなわたくし(^^;
参道には要所要所に協賛企業の名前が刻まれた立派な石柱が立っている 790段目にある休憩所 1000段目に到着
参道には要所要所に協賛企業の名前が刻まれた立派な石柱が立っている。 790段目にある休憩所。
このような東屋が他にもいくつかある。
1000段目に到着 (11:20)
ここには栴檀の木が植えられている。
1500段目の石柱 四の越(1671段目)の休憩所とトイレ 石段の合間に傾斜のゆるい山道もある
1500段目の石柱 (11:30)
後ろはストイックに登り続ける甲斐隊長。
四の越(1671段目)の休憩所とトイレ。
トイレは参道に3ヶ所設置されている。
参道には石段の合間に傾斜のゆるい山道もある。とても歩きやすい(^^
『元気の出るテレビ』の石柱 2000段目にある石柱 参道沿いにある祠
何故か『元気の出るテレビ』の石柱が。
「1985.4.14放送」と刻まれている。
2000段目にある石柱 (11:50)
あと1333段である・・・(汗
参道沿いにある祠。
このような祠が他にも数ヶ所存在する。
石段の材料となる石は世界の各地から切り出されたもののようだ 参道沿いにある水場 3000段目の石柱
石段の材料となる石は世界の各地から切り出されたもののようだ。 参道沿いにある水場。いくつかあるが、この時期は凍結して水が出ない(^^; 3000段目の石柱 (12:15)
石段の表面は完全に氷結している。
3333段目-石段最上部 最上部広場にある標高860mの道標 最上部広場から少しあがった場所にある展望台
3333段目-石段最上部 (12:25)
日本一の石段、登段完了!
最上部広場にある標高860mの道標。
麓からの高低差は実に620mもある。
最上部広場から少しあがった場所にある展望台。しっかりした造りだ。
展望台から見た景色 釈迦院に向けて再起動 石段を過ぎると途端に人が少なくなる
展望台から見た景色。
熊本平野や雲仙方面まで一望できる。
小休止後、釈迦院に向けて再起動。
浅く積もった雪道を歩く。
石段を過ぎると途端に人が少なくなる。
みんな、石段を目的に来ているようだ。
金海山大恩教寺・釈迦院 正面にある鐘堂 釈迦堂本堂
金海山大恩教寺・釈迦院 (12:45)
日本三高野のひとつである。
正面にある鐘堂(2階に梵鐘がある)。
両を護る朱塗の仁王像が印象的だ。
釈迦堂本堂(内部は撮影禁止)。
ここで初詣をさせていただきました(^^
道を間違え、30分のロス 山頂への案内看板を発見 社殿最奥部に取付きを確認
山頂目指して歩き始めたものの・・・道を間違えて30分のロス orz... 再び釈迦院へ戻る。
山頂への案内看板を発見(^^;
社殿最奥部に取付きを確認。踏み跡はあるが、訪れる人は少ないようだ。
壊れた木の橋を渡ると山頂の展望台が見えてくる 大行寺山山頂 山頂の展望台は床部分が錆びてぼろぼろになっている
壊れた木の橋を渡ると山頂の展望台が見えてくる。 大行寺山山頂 (13:35)
標高は957.4メートルである。
山頂の展望台は床部分が錆びてぼろぼろになっている。かなり危険な状態だ。
石段を下る 記帳所で記帳 ようやく下山
石段を下る。
ひざが痛いと嘆く甲斐隊長。
記帳所で記帳。拡大図はこちら →
登段記念のスタンプもあります →
ようやく下山。
下山時刻は15時45分。
3333段を70分ほどで下り終えた。
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矢筈山(大分県東国東郡姫島村)(姫島港~登山口~矢筈山 2009.01.15)
姫島港横の広場より矢筈山を望む  年が明け、新年も2週目に入った1月15日、仕事の得意先がある姫島に新年の御挨拶に行くことにした。
 国東市内での仕事を片付け、伊美港発13時35分の便で姫島に渡る。冬場は波が高いというので心配していたが、思ったより船も揺れずに20分後には無事姫島港に到着。
 そのまま数件の顧客を訪ね、新年の御挨拶と簡単な打ち合わせを終わらせた。

 さて、姫島と言えば、どうしても決着をつけておかねばならない相手がある。
 姫島最高峰、標高266.6メートルの矢筈山がそれだ。
 昨年8月にアタックを仕掛けたが、深いブッシュに潜むクモやらアブやらヘビやら、もうあらゆる種類のなまら気持ち悪いものに阻まれ、わずか15分で登頂を断念するという屈辱を味わったあの矢筈山(→2008年8月記事)である。
 ここまでの道中、昼休み返上で姫島まで来た。
 なので、ここはひとつ、会社には悪いが、行動食を齧りつつ歩きながら昼休みをとらせてもらうことにしよう(^^
 こんなこともあろうかと、仕事用の鞄には普段からカロリーメイトと500ミリのペットボトル、コンデジと小型の三脚を詰め込んである。・・・いや、白状すれば、今回、確信犯なんだけど(ぼそ
 しかし、次の得意先との約束もあるので、往復1時間で勝負を決めないといけない。

 14時33分、登山口に到着。
 去年の8月、登山道を覆いつくしていた深い藪は期待通り冬枯れしているか・・・。
 そう思って目をやると、あれほど深かった草薮がきれいに刈り取られている。
 「勝った、これで勝った・・・」
 何に勝利したのかわからないが、僕は心の中でそう思った(汗
 こうなると拍子抜けするほど歩きやすい。
 途中いくつか枝道があるが、すべての分岐点には本道を示す道標が設置されているので迷う心配もない。
 しばらく進むと、登山道沿いに古い石組みが現れ、それは何ヶ所か途切れながらも山頂まで続いている。
 昔から島民に親しまれてきた山なのだな・・・僕は歩きながらそう頷いていた。
 15時03分、山頂到着。
 山頂は広場になっていて、とても気持ちのよい場所だ。
 広場には桜の木が何本も植えられていて、春にはよい花見の場所となるだろう。
 頂上の東側は残念ながら樹木に遮られて視界が利かないが、トイレが併設されたコンクリート製の展望台からは国東半島の山々が一望できる。
 また、山頂には住吉権現社という名前の小さな御社もある。
 今回、時間がないので途中の枝道がどこに通じているかなど、詳しいことは調べられなかったが、コース、山頂ともなかなか好感の持てる山であった。
 この時期だけではなく、季節を通じて快適に登れればさらによいのだが・・・。
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
伊美港から見た矢筈山 姫島港から海沿いの道を東へ 明石前道路竣工記念の石碑を右手に見送り、さらに先へ進む
伊美港から見た矢筈山。
さあ、雪辱戦だ(><;
姫島港から海沿いの道を東へ。
途中、写真の場所で内陸部を目指す。
明石前道路竣工記念の石碑を右手に見送り、さらに先へ進む。
登山口に続く舗装路 矢筈山登山口 登山道
登山口に続く舗装路。
傾斜はゆるい。
矢筈山登山口 (14:33)
果たして、登山道の状態はいかに・・・?
登山口から登山道を見る。
あれほど深かった草藪が見事に消滅w
登山道沿いに開いた大穴 第79番札所への分岐 さらに分岐点
登山道沿いに開いた大穴。
奥行きは50センチほど。
第79番札所への分岐 (14:36)
約500メートルほど先にあるらしい。
さらに分岐点が現れる (14:38)
この分岐の先は未確認(^^;
しばらく進むと、登山道沿いにほぼ山頂まで続く古い石組みが現れる 石組みの状態 四差路
しばらく進むと、登山道沿いにほぼ山頂まで続く古い石組みが現れる。 石組みの状態。
少し崩れかかっているが綺麗なものだ。
四差路 (14:43)
分岐には全て道標があるので安心だ。
水場だろうか? 山頂まであと5分 頂上直下の登山道には立派な擬木段が設置されている
水場だろうか? トタンをめくると、井戸のような穴があるが水は涸れている。 山頂まであと5分 (15:00)
何とかリベンジを果たせそうだ(^^
頂上直下の登山道には立派な擬木段が設置されている。
頂上が見えてきた 矢筈山山頂 頑丈そうな造りの展望台
頂上が見えてきた。
展望台らしき建築物がある。
矢筈山山頂 (15:03)
標高は266.6メートルである。
頑丈そうな造りの展望台。
山頂には桜の木が植えられている。
展望台裏側にある階段 展望台のテラスに登ってみる 展望台からの眺め
展望台裏側にある階段。
1Fにはトイレも設置されている。
展望台のテラスに登ってみる。
写真中央の建物は住吉権現社。
展望台からの眺め。
国東半島の山々が一望できる。
同じく展望台からの眺め 住吉権現社 リベンジを記念して一枚
同じく展望台からの眺め。
東方向の展望は残念ながら利かない。
住吉権現社。
ドアを開けると立派な御神体もある。
リベンジを記念して一枚(^^;
場違いなスーツ姿は気にしない方向で。
15時18分、下山開始。
登山口へは15時36分に到着。
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■MAGIC MOUNTAIN(マジックマウンテン) ポケッタブルパック■
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