らんぼ~流 山屋の視点
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矢筈山 (大分県東国東郡姫島村 2008.8.14)
姫島港より矢筈山(標高226メートル)を望む  この夏、縁あって、姫島村の盆踊りを見学に行くことにした。
 どうせ行くのならば、そのついでに姫島で一番標高の高い山に登ってやろうというのが山屋の正しい思考形態である。
 最近お留守になっているサイト更新のためというわけでは決してない(汗

 8月14日、大分の自宅を午前7時15分に出発。
 高速と空港道路を使って、国東市国見町にある伊美港に9時20分に到着した。
 普段、姫島行きのフェリー乗り場には時間料金制の駐車場を使うようになっているのだが、8月10日から16日の間は臨時の有料駐車場が設けられている。日帰りならば何時間駐車しても500円というからありがたい話だ。
 駐車場に車を止め、フェリー乗り場の建物の中に入る。
 盆踊りは夜の7時からだから、まだ観光目的の乗客の数は少ない。かわりに大きな荷物やダンボールを抱えた家族連れが目に付いた。おそらく、この時期、姫島へと帰省する人なのだろう。
 さて、普段、伊美港で売られている乗船券は片道のチケットだけなのだが、盆踊りの行われるこの日は特別の往復チケットが販売されていた。
 「姫島に盆踊りを見に行きたいのですが・・・」
 「日帰りですね。1100円になります」
 そう言って、手渡されたのは帰りの便の分を含んだ2枚綴りのピンク色のチケットだった。帰りの便の出航時間は21時30分だ。
 「あの~、もう少し遅い時間の便で帰りたいのですが・・・。この22時50分発の便というのをもらえませんか?」
 さすがに一泊するわけにはいかないが、祭りの後の風景も撮影したいので、少し時間の余裕がほしかったのだ。しかし、順番にしか販売できないということであっさりと断られた。まあ、どのくらいの数の観光客が来るかわからないから、あまり遅い便を予約されても困るのだろう。
 待つこと、10分ほどでフェリー到着。ほどなく、乗船開始のアナウンスがあった。
 船は20分ほどで姫島港に着く。天候の悪いときは40分くらいかかるときもあるというから、今日は殊のほか条件に恵まれているのだろう。

 姫島港で盆踊りの会場を確認した後、そのまま矢筈山の登山口に行くことにした。午後1時に姫島村役場で人と会う約束をしているから、時間の余裕があまりないのだ。
 ひめしまブルーラインを徒歩で東に向かうと、10分も歩かないうちに姫島海水浴場への案内標識が見えてくる。標識の設置された分岐点を左に行き、その先に見える石碑のある分岐を直進すれば、あとは登山口まで一本道だ。
 途中、道の右脇に『第八十四番 屋島寺』と題された仏像を見つけた。左側は三鈷杵を持ったお大師様、右側の仏像は十一面千手観音だから、四国霊場のそれと完全にかぶっている。島内にあと87ヶ所こうした場所があるのだろう。
 10時45分、矢筈山登山口に到着。
 「うが・・・。完全にヤブ山か・・・」
 矢筈という言葉がつく名前の山には以前痛い目に合わされているので(→ 丹助・矢筈岳-2007年12月記事)、少しばかり嫌な予感はしていたのだが、ここも想像以上にしんどそうだった。登山道がブッシュに埋め尽くされているのだ。
 しかし、ここまで来て逃げ帰るわけにも行かない。
 夏のヤブ山はスピード勝負だ。
 高機動時には防御力を高める必要があるので、暑いのを我慢して、ザックの中から長袖の山シャツを出して着込んだ。さらに首に新しいタオルを巻いて、突撃開始。
 だが、1分も歩かないうちに目の前に蜘蛛の巣が現れた。それは、道の真ん中、避けようもない位置に敷設されている。よく見ると、その先もその先もそのまた先も延々と登山道が蜘蛛の巣で覆い尽くされていた。
 「く、おのれ・・・」
 スピード勝負のはずが、やむなく減速を余儀なくされるらんぼ~流であった。
 しかし、減速したところでこのまま進めば、山頂に到着するころには蜘蛛の巣で全身が綿アメ状態になることは目に見えていた。それほどの密度なのだ。
 仕方なく、手ごろな枝を使って破壊行動に出る。
 蜘蛛の巣の方は何とか対処するとして、実はもうひとつ、懸案事項が持ち上がっていた。それは登山口から延々とついてきている親指大のウシアブであった。
 何匹かは棒切れで叩き落したものの、「ぶ~~~ん」という不快な羽音は止むことがなく、常に耳元で鳴っている。
 ある意味、これは拷問に近い(汗
 それでも15分ほど登り続けてみたが、高度を上げるにつれて、足元も見えないほどヤブが深くなってきた。今回は盆踊り見物を兼ねた山行なので、足回りは登山靴ではなく、普通のスニーカーである。下手に蛇にでも噛まれたりすればそれこそ洒落にならない。
 やたらめったら張り巡らされた蜘蛛の巣とストーカー然としたウシアブの相手をしながら、ヤブに潜んでいるかもしれない蛇にまで注意する余裕はなかったので、今回は登頂を断念することにした。
 絶対、冬枯れを待って再挑戦だ(悔

 約束の時間まで余裕ができたので、少し早いが昼食をとることにした。
 フェリー乗り場の近くにある「かのや」という食堂で名物の「えびたこ丼」を食す。
 その後、仕事の打ち合わせを済ませ、盆踊りまで島内を散策して時間をつぶした。

 さて、午後6時を過ぎ、夏の陽も翳ってくると、島内は静かに盛り上がってきた。
 熱気と言うには少し醒めていて、厳かと言うには少し庶民じみていて、僕はこの雰囲気をうまく表現する言葉を残念ながら持ち合わせないのだが、とても気持ちのよい不思議な感じを覚えた。たぶん、これが伝統というものだけが醸し出すことのできる独特の雰囲気なのだろう。
 午後7時、待ちに待った盆踊りが始まった。
 始まる直前までスナップ写真を撮り歩いていたので、メイン会場である中央会場では撮影場所を確保できずに敗退(汗
 すぐそばの松原地区会場に移動して、撮影を開始した。
 姫島の盆踊りはいくつもの団体が順に島内に7ヶ所ある会場を廻って踊りを見せてくれるので、一つの会場に張り付いていればすべての踊りを見ることができる。踊りの種類も伝統的なものから毎年新しく披露される創作踊りなど50種以上あるという。
 らんぼ~流は能や神楽などに代表されるこうした伝統芸能にはあまり興味を感じないのだが、過度に期待していなかった分、姫島の盆踊りは予想以上に面白かった。
 中でも、北浦地区青年団によるアヤ踊りの合の手の声音は、ステレオタイプな現代の若者像からは想像もできないくらい毅然としていて、地区の伝統を守っていこうとする気概が感じられ、正直好感が持てた。常に世の中を45度の角度から見ているらんぼ~流にはちょっと珍しい高評価である(^^;
 踊り手の皆さん、よいものを見させていただきました。本当にご苦労さまでした。

 それにしても、矢筈山・・・何とかしなければ(ぼそ
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
伊美港到着 (9:20)
この日は臨時駐車場が設けられていた。
往復乗船券(1100円)を購入。
盆踊り時期だけの特別チケットである。
夜間臨時便の時刻表。入手したピンク色のチケットは21時30分発の便のもの。
乗船開始 (9:35)
まだ時間が早いせいか、乗客は少ない。
フェリーの甲板から矢筈山を望む。
姫島村の最高峰だ。
姫島港到着 (10:05)
波もなく、穏やかな航海だった。
姫島に上陸。
らんぼ~流、行動開始である(^^
盆踊りの会場を確認。地元の人の話ではこの他に4つ会場があるらしい。 矢筈山を目指し、徒歩で移動 (10:15)
目の前にある球場は姫島運動公園。
姫島海水浴場へ通じる道を外れて左に入る。赤い矢印の方向だ。 さらに分岐を直進。赤丸で囲んだ石碑には『明石前道路竣功記念』とある。 道路脇に石碑を発見。四国の霊場を見立てているようだ。
矢筈山登山口到着 (10:45)
・・・予想以上のヤブ山だ(^^;
ここで登頂を断念 (11:00)
冬を待って、リベンジだ~(><;;;
「食事処かのや」で昼食 (11:35)
観光客だけでなく地元の人も来店する。
看板メニューのひとつ、「えびたこ丼」。
お値段は手ごろな800円なり(^^
ジュース片手に島内を散策 (12:10)
姫島では缶飲料にデポジット制を採用。
フェリー乗り場前の土産物屋さんにて。
このお面・・・、正直怖いです(^^;
大帯八幡社 (12:15)
社内はよく掃き清められていた。
離島センター「やはず」 (12:25)
何をするところなんだろう・・・。
観音崎地区で産出する黒曜石。
灰白色の黒曜石は全国的にも珍しい。
姫島村役場 (12:30)
ここで少し仕事の打ち合わせを・・・(汗
島内散策再開 (13:55)
若者宿「城山」と名付けられた公民館。
姫島庄屋古庄家 (13:55)
格式のあるお屋敷である。
屋敷内部を拝見(^^
観光客も管理者も誰もいなかった・・・。
姫島七不思議のひとつ、浮洲(うきす)。
漁業の神様、高部様が祀られている。
観音崎登山口 (14:20)
ここから千人堂へ行くことができる。
観音崎最高点に立てられた忠魂碑。
『金城丸遭難忠魂碑』と書かれている。
観音崎千人堂 (14:30)
姫島七不思議伝説の筆頭だ。
千人堂から眼下の海岸線を望む。
ここは島内随一の景勝地でもある。
島内唯一の信号機 (14:55)
立派な観光資源と思うのは僕だけか?
西村記念公園 (15:20)
思ったより狭かった・・・。
休憩後、盆踊り会場を下見 (16:30)
まずはフェリー乗り場横の中央会場。
こちらは松原地区会場。
中央会場から歩いて5分とかからない。
中央会場を挟んで反対側にある南浦地区へ移動。(→刮目写真館へ) 南浦地区会場。フェリー乗り場から近い観光客向けの会場はこの3つである。
南浦地区会場にて。
微笑ましい光景である(^^
姫島盆踊り (19:00)
撮影のため、松原地区会場へ移動(汗
躍動感のあるアヤ踊り。
北浦地区に伝わる伝統的な踊りだ。
艶やかな島娘による踊り。
名前、忘れました・・・(汗
餅つき踊りと紹介していただろうか(不詳
とにかくウケてました(^^;
そして、有名なキツネ踊り。
写真より実物のほうが可愛いです。
雨が激しくなってきたので一度撤収。
露天商がいい味出してます(^^b
フェリー乗り場の2階から中央会場の様子を撮影。 さらに望遠で狙ってみる。
演目は猿丸太夫のようだ。
盆踊り終了後、臨時便に乗船 (21:15)
この人数、乗れるのか・・・?
船室を脱出し、甲板へ。
さらば、姫島。さらば、矢筈山。
国見町伊美港へ到着 (21:50)
予想以上に楽しかった(^^v
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