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第52回祖母山山開き(神原登山口~本登山道~国観峠~祖母山 2008.5.3)
第52回祖母山山開き山頂祭(神事) 先月の27日に行われた黒岳山開きに続いて、今回は祖母山の山開きに参加してきた。
 残念ながら、前日の17時から高千穂町五ヶ所野菜集出荷センターで行われた前夜祭には行けなかったが、山頂祭には万端繰り合わせた上での出陣だ。
 ちなみに今回も某隊長は業務で忙殺されているという。世の中はGWというのに、痛ましいこと、このうえない(^^

 早朝、大分市街を出発。
 主催スタッフを含む本隊は山頂への最短コースである宮崎県高千穂町五ケ所の北谷登山口から登るだろうと推測し、竹田市神原へ車を向かわせた。山開きに参加するとはいえ、そこはらんぼ~流、大パーティーでの山行は前回だけで十分だ。
 神原登山口へは午前8時に到着。本来の一合目駐車場はすでに埋まっていたので、引き返して途中の道路脇に車を止めた。さすがは山開きというか、GWというか・・・神原コースも登山者でいっぱいである。道すがら話を聞くと、九州以外から訪れている方たちばかりで驚いた。大型連休を利用した百名山の巡礼者たちなのだろう。
 らんぼ~流は祖母山に縁が薄く、尾平から黒金尾根コースを登ったくらいしか経験がない。神原から登るのはもちろん初めてだ。ガイドブックによると登頂まで3時間半ほどかかるというから、あまり時間の余裕はない。作戦目標の山頂祭は11時30分から行われる。
 手早く準備をして、行軍開始。
 結構手間と時間を取るのだが資料撮影だけは欠かせないので、撮影時間を稼ぐためにとりあえず走って帳尻を合わせたw
 そうこうしているうちに、御社(おやしろ)の滝が見えてきた。外すことのできないポイントなので、稼いだ時間を吐き出す。
 次のポイントは五合目小屋である。撮影しながら息を整え再び走ろうとしたものの、5合目から先の登山道はトレイルランニング向きの地形ではないことが判明。・・・ていうか、体力の限界が来た(汗
 話は変わるが、五合目小屋は無人の小屋にしてはなかなかの施設だ。多少建物は古いが(一箇所立て付けが悪く引き戸が開かない部屋があるがw)、トイレも男女の区別があり、水場も近い。ここまでの道はある程度の荷物を抱えても余裕で登ってこれるので、家族でバーベキューなどするのもよいかも知れない。
 さて、問題は5合目から先の道である。
 ここから先はかなり急な坂になっている。道も結構ガレており、足元に気をつけながら進んだほうがよい。
 前半で体力を使ってしまったので、ペットボトルの水にコンデンスミルクを溶かしてちびちび飲みながら、『遅々として止まらず』で進む。事前に祖母九合目小屋が発信している情報サイトで小屋の水場が大丈夫なことを確認しているから、少々水を使い過ぎても心配はいらない。ありがたいことだ(^^
 7合目を越え、国観峠に至るまでに「いのち水」という水場がある。よく涸れるという話を聞いていたので、あまり期待してなかったが、今回も岩の窪みに僅かに水が溜まっているだけだった。ちょろちょろと新しい清水が流れ込んでいる様子もなかったので補給はあきらめる。
 10時30分、北谷コースとの合流点でもある国観峠に到着。
 今までのガレた悪路からは想像もつかない広々とした場所だ。いい加減バテていたので、ここで小休止をとることにした。
 行動食を少し食べた後、ザックの中の2リットルのペットボトルから行動用の500ミリリットルのボトルに水を移して、再起動。尾根筋にしては結構急な角度の道を進む。8合目を越え、9合目の道標に辿り着くと、九合目小屋を経由する道と山頂への最短コースに分岐している。九合目小屋は帰りに立ち寄ることにして、山頂へ急ぐ。
 11時25分、山頂に到着。
 すでに山頂は人だかりでいっぱいだ。すぐに山頂祭が始まりそうだったので、手近な場所にザックを置いて撮影開始。
 主催者の挨拶に続いて、神事が始まった。相変わらずらんぼ~流にとっては退屈な儀式だが、山頂で行われている分、前回とは意気が違う。彼らは自分の足でここまで登ってきているのだ。多少なりとも親近感が湧くというものである(単純w
 清酒とどぶろくで乾杯した後、全員で万歳三唱。その後、登山記念のバンダナが主催者スタッフの手によって配られた。これで山頂祭は終了だが、今年は大分で国体が行われる関係だろう、引き続き、竹田市の採火式が行われた。
 この日、竹田市長の牧氏によって炬火台に点された竹田市の炬火は『祖母秀嶺の火』と名付けられた。
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
祖母山神原登山口 しばらく車道を歩く 神原登山口一合目駐車場
祖母山神原登山口 (8:05)
前回同様、駐車場所探しに苦労した。
しばらく車道を歩く。
右手に本来の駐車場が見えてきた。
神原登山口一合目駐車場 (8:15)
当然、すでに満車である。
駐車場に設置されたトイレ 渓谷トレッキングコースとの分岐 車道から見た渓谷
駐車場に設置されたトイレ。
外観もそうだが、内部もとても綺麗だ。
渓谷トレッキングコースとの分岐。本道と合流するので、ここから登ってもよい。 車道から見た渓谷。
5合目付近まではこの渓谷沿いを歩く。
本登山道への取り付き 気持ちのよい登山道 御社の滝
本登山道への取り付き (8:25)
ここから祖母山頂まで約4.2kmある。
気持ちのよい登山道。
五合目小屋まではこのような道が続く。
御社の滝 (8:40)
トレッキングコースとはここで合流する。
祖母山五合目小屋 部屋の中にも焚火の痕跡がある トイレ
祖母山五合目小屋 (8:55)
無人小屋だが、なかなかの設備。
お約束の山小屋リポート。
部屋の中にも焚火の痕跡がある。
トイレ。無人小屋のトイレで男女の区別があるのは珍しいのではないだろうか?
小屋そばの水場 水の涸れた徒渉点 登山道沿いの注意書き
小屋そばの水場。入山者が多い山だけに出来るだけ煮沸して使いたいところだ。 水の涸れた徒渉点 (9:10)
この辺から本格的な山道になる。
登山道沿いの注意書き。
脅されても、引き返しません(^^
脅迫的な注意書き-その2 手強い急登が続く いのち水
脅迫的な注意書き-その2。
これから先は絶壁だそうです(^^;
警告通り、手強い急登が続く。
・・・き、禁煙しよう(汗
いのち水 (10:20)
涸れていることが多いので要注意。
尾根筋に出る 三角点のある広場 国観峠
ようやく尾根筋に出る (10:25)
若干、斜面が緩やかに(^^
三角点のある広場。左の写真の標識をはさんで国観峠の反対側に位置する。 国観峠 (10:30)
ここで小休止を入れた。
国観峠の広場 国観峠に祀られているお地蔵様 9合目
国観峠の広場。北谷登山道(写真左)と本登山道(写真右)との合流点だ。 国観峠に祀られているお地蔵様。
昭和59年9月に建立されたとある。
9合目 (11:05)
右が本道、左に進むと九合目小屋だ。
九合目小屋を経由する道と本道との合流点 祖母山山頂に到着 第52回祖母山山開き山頂祭
前の写真で分岐した九合目小屋を経由する道と本道との合流点 (11:20) 祖母山山頂に到着 (11:25)
何とか間に合ったが・・・人多すぎw
第52回祖母山山開き山頂祭 (11:30)
主催者挨拶の後、神事が始まった。
お酒と一部どぶろくが振舞われた 登山の安全を祈願して万歳三唱 お楽しみの記念品配布
お酒と一部どぶろくが振舞われた。
らんぼ~流も運よくありつけた(^^v
登山の安全を祈願して万歳三唱。
これをもって、山頂祭は終了 (12:05)
お楽しみの記念品配布。
今回は青いバンダナだった(^^
国体の竹田市採火式 祖母山頂の道標 祖母傾国定公園指定の記念碑
国体の竹田市採火式。折りしも竹田市長の牧氏は今日が誕生日だとか・・・。 遅ればせながら、祖母山頂の道標。
人が少なくなるのを待ってました(汗
祖母傾国定公園指定の記念碑。
同じく、人が少なくなるのを・・・(以下略
祖母山頂からの眺望  「根子岳とシジュウカラ」 下山開始
祖母山頂からの眺望。
この日は稀に見る晴天に恵まれた。
タイトル 「根子岳とヒガラ(^^;」
コンデジでこんな写真が撮れるとはw
下山開始 (13:05)
帰りは九合目小屋に寄り道する。
九合目小屋。屋根の上に大量の太陽電池パネルを確認 祖母山九合目小屋全景 山荘の内部
九合目小屋。屋根の上に大量の太陽電池パネルを確認。風車(写真右)もある。 祖母山九合目小屋全景 (13:20)
「あけぼの山荘」とも。標高は1655m。
山荘の内部を覗いてみた。写真左奥の部屋に二段になっている寝台がある。
あけぼの山荘のトイレ 山荘直近の水場への標識 水場様
バイオトイレで有名なあけぼの山荘のトイレ。使用料金は100円(^^ 山荘直近の水場への標識。わずかに8メートル降りるだけで水が得られる。 水場様。写真中央部、緑色のホースから水が出ているのが見えるだろうか?
山荘横の日陰で昼食をとった後、再び下山を開始 アケボノツツジ アケボノツツジをマクロ撮影
山荘横の日陰で昼食をとった後、再び下山を開始 (14:10) アケボノツツジ。下りは時間に余裕があるので、植物撮影に興じた(^^ アケボノツツジをマクロ撮影。
光線の具合もよく、綺麗なピンク色だ。
可憐なユキザサ(雪笹)の花 ギンリョウソウ 一合目駐車場に到着
可憐なユキザサ(雪笹)の花。
名前は笹だが、ユリ科の植物である。
ギンリョウソウの蕾?芽?
目立たないのでかなり踏まれていた。
一合目駐車場に到着 (17:00)
あれほどあった車がすでに消えていたw
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夏木山(犬流れ~夏木新道~夏木山~鋸尾根~犬流れ越~犬流れ 2008.5.6)
夏木山山頂  『蒼天ノ下、我、当ニ祖母山頂ニ在リ』
 不幸にしてGW中も休日出勤を余儀なくされている某隊長に宛て、僕は1756メートルの高地からそんな内容のメールをとばした。
 隊長はひとしきり口惜しがった後、『連休最終日の6日は休みが取れそうなんだが・・・』と健気にも返信してきた。
  ―― 今を遡ること、3日前の話である。

 アタック当日 ――
 山であればどこでもよい、目的地についてそう言う隊長といつもの場所で午前7時に落ち合う。
 どこでもよいとは言うものの、どこか場所を決めなくては出発できない。話し合った結果、アケボノツツジで名高い宮崎県の夏木山に行くことになった。ちょうど花も見頃の時期である。
 さて、藤河内渓谷に到着した僕たちはさらに林道を奥へと進み、夏木山の登山口を目指した。
 しかし、夏木新道の入口周辺はすでに登山者の車が一杯で駐車スペースがなくなっていた。この季節、誰しも考えることは同じらしい。仕方がないのでさらに奥へ進み、犬流れ入口前の道脇に車をとめる。
 「夏木新道入口まで歩いて戻るのも面倒ですから、ここから行ってみます?」
 僕は隊長にそう提案した。  
 犬流れから夏木山に至る登山道は去年の台風で崩落し、ひさしく通行不能になっていた。しかし、最近になってルートが開通したと風の噂で聞いて、気になっていたルートだ。特に大鋸小鋸と呼ばれるアップダウンの激しい痩せ尾根は九州でも屈指の難所として知られている。僕は過去に2度、このルートから夏木山に登った経験がある。復旧後、登山道がどのように変化しているのかはわからないが、予習なしでも何とかなるだろう。
 「うむ、行ってみよう」
 話が決まったので、僕たちは手早く準備を整えて進軍を開始した。
 登山口に設置された注意書きの看板にも書かれているが、犬流れから登る道は危険箇所が多く、初心者にはお勧めできない。
 山慣れた我々だからこそ行けるコースなのだ。
 僕たちはコースのところどころに残されたマーカーと踏み跡を頼りに少しずつ高度をあげていった。
 「あそこに次のマーカーがありますね」
 「うむ。しかし、これは一般ハイカーだと道を見失うだろうな」
 「でしょうねえ・・・」
 そんな会話をしながら、余裕の登攀だ。
 そして、歩き続けること30分。我々はものの見事にルートを見失った(汗
 繰り返して言うが、我々は山慣れている(←大嘘
 「うむ~」
 唸りながら、最後にマーカーを見た地点まで舞い戻る。そこから、再度辺りを観察したが、次のマーカーが見当たらない。目に入るのは登山口の方向にあるマーカーだけだ。どうやら、途中で古いマーカーが残されたルートにさまよいこんだらしい。本来なら、たとえ登山口まで戻ることになっても来た道を引き返すのが鉄則である。
 しかし、それはあまりにも面倒だ。
 「さて、どうしましょうかねえ・・・」
 運の良いことに我々は今、登山口から伸びている沢筋にいる。たとえ、最終的に前に進めなくなったとしても、この沢から外れない限り、登山口までは容易に引き返すことができるだろう。見たところ、沢はかなり上のほうまで伸びていた。たとえ、尾根までは続いていなくても、その手前までは行けると見てよい。それにここは尾根にさえ出ることができれば、傾山~夏木山を結ぶ縦走路に必ず行き当たる。正規のルートに復帰できる可能性はかなり高いはずだ。
 話し合った結果、このまま進んでみようということになった。
 沢から離れないようにルートを設定しながら高度をあげていく。正規の登山道ではないところを進むわけだから、岩登りに近い感覚で登らなければならない場面もいくつかあったが、とりたてて危険というほどではない。
 30分ほど歩くと、次第にひとつひとつの岩が大きくなっていった。段差も大きい。
 場所によっては、十分に幕営が可能な広さのテラスになっているところもある。
 「行けそうか~?」
 大きな岩壁に阻まれる度にザックを下ろして斥候に立つ。岩壁といっても数メートルの高さしかないから登ること自体は大したことはない。
 「まだ、先があります・・・」
 「じゃあ、もう少し先に進むか~?」
 何とも脳天気なやりとりに聞こえるが、実のところ、気持ちの上で言えば僕たちはすでに目的地に到着していた。だから、このような会話になるのだ。
 山に来るからにはいちおうの目的地として山頂を設定するが、それはあくまでも目安である。隊長の最初の言葉にもあるが、僕たちの本来の目標地点は、山の中であれば、そしてそこが気持ちよく寛げる場所であれば、どこだってよいのだ。
 そして、いま僕たちがいるこの場所は、陽当りのよい広々とした岩の上で、そばにはそのまま飲めそうな清水が流れている。この時期、人の多い頂上よりもはるかに居心地のよい場所かも知れない。前進するのが難しくなれば、この場に留まり、沢の水でコーヒーを淹れつつ、飯を喰い、夕暮れ近くまで昼寝をして過ごす。山頂に立つことはできないが、それはそれでとても充実感のある贅沢な山行であろう。
 しかし、進めるとなれば進んでみようと思うのも山屋の常であるw
 「残念ながら、進めちゃいますねえ・・・」(注1)
 僕たちは後ろ髪を引かれる思いで居心地のよさそうな岩のテラスを後にした。
 そんなことを何度か繰り返していくうちに進行方向の左手に稜線らしきものが見えてきた。
 そこが本当に稜線ならば、やがて尾根筋に出ることができる。稜線でなければ、今回は山頂をあきらめて潔く引き返す。
 我々はここで沢筋を離れる決断をした。
 「じゃ、騙しの地形なら逃げ帰るということでw」
 「うむ」
 しかし、稜線へ進み始めたはよいものの、そこに至る林の中の斜面は見かけによらず大変な難所であった。
 「ひい~」
 「ま、前に進めん・・・」
 45度近い急斜面に加えて、普段人の入っていない落ち葉の降り積もった足場はとても柔らかく、足を下ろした途端、ずるずると後ろに滑り出すのだ。木から木へと飛び移るようにして身体を確保し何とか前進することしばし、そこは間違いなく尾根筋につながる稜線であることがわかった。
 「あ、マーカーだ」
 「おお!」
 彷徨を始めてから1時間、僕たちはようやく正規の登山道に復帰することができた。
 ただ、僕たちの予想はまたも外れていた。
 ようやく合流できた尾根筋は夏木山山頂と犬流れ越を結ぶ稜線上にあると想像していたのだが、何とそこはまだ夏木新道の半ばであったのだ。沢筋を頼りに進んできた僕たちはとんでもないまわり道をしたことになる。
 予習なしのルートに入り込むときは詳細な地図が必要だと深く反省させられる経験となった。

 さて、夏木新道から山頂までのルートは取り立てて書くべきことはない。
 頂上に至る直前に息つくような急登部があるが、つい先ほどまで道なき道を踏破してきた我々にとっては普通に歩きやすい道であった(汗
 12時5分、夏木山山頂到着。
 アケボノツツジの名所と言われるだけあって、広々とした山頂は一面ピンクに染まっている。
 なるほど、ここは一見の価値があるだろう。
 昼食を兼ねて1時間半ほど休息した僕たちは、今度こそ犬流れに降り立とうということで下山を開始した。
 「さてさて、どんなところかのお・・・」
 「ま、楽勝でしょう」
 難易度の高いコースとは言うものの、つい先ほどまで道なき道を踏破してきた我々にとっては普通に ――
 「ちょwww」
 「こ、これは・・・」
 のっけからかなりやばい斜度の岩面を下り、鹿ノ背のトラバースを経て、我々は認識を新たにせざるを得なかった。
 犬流れルート、恐るべし・・・(汗
 「しかし、これは面白いですねえ」
 「うむ!」
 確かに危険な箇所はあるが、夏木山山頂~犬流れ越の稜線上は小ピークの連続で風景が次々と変化するとても面白いコースだ。加えて、この時期は夏木新道や山頂付近では見られない可憐なヒカゲツツジの姿をいくつも見ることができる。
 夏木山に登る際には、入念に準備をした上で行程に加えることを検討してみるのもよいだろう。

 16時10分、波乱万丈の山行は無事に終了した(^^;

 注1)残念ながら進める・・・古国府山友会内の言葉で「もうこの場所で妥協したいんだけど、まだまだ山頂まで伸びているルートがある」というもどかしい状況を指す。
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
犬流れ越入口に到着 入口に書かれた注意書き 進軍開始
犬流れ越入口に到着 (9:05)
鋸切谷橋を渡って、すぐの場所にある。
入口に書かれた注意書き。
登山道は復旧したが、危険なルートだ。
進軍開始 (9:20)
いきなり木の橋が崩れていたりする(汗
ルートを見失う 涸れ沢をひたすら登攀中 沢筋を離れる決断をする
ルートを見失う(^^ (9:50)
ま、何とかなるでしょう・・・。
いけいけ、どんどん!
涸れ沢をひたすら登攀中(汗
沢筋を離れる決断をする (10:30)
果たして尾根筋に出ることができるか?
林の中の急斜面を登る 尾根筋に出る 夏木新道を行く
林の中の急斜面を登る。この先が尾根筋でなければ、往路を戻るしかない。 尾根筋に出る (11:00)
写真はひさしぶりに目にするマーカー。
夏木新道を行く。
なんて登りやすい道なんでしょう♪
巨大なコフキサルノコシカケ 船石 縦走路との合流点
巨大なコフキサルノコシカケ。
100グラム1500円が相場だ・・・(ぼそ
船石 (11:45)
ここが伝説のアララト山である(嘘
縦走路との合流点 (11:50)
本来は右から来るはずだった(汗
山頂直下の急登部 夏木山山頂 西の千丈覗
山頂直下の急登部。
周囲はアケボノツツジでいっぱいだ。
夏木山山頂 (12:05)
頂上はかなり広々としている。
西の千丈覗。激しくびびりながら、先端部に腰を下ろすらんぼ~流(汗
犬流れへ向けて、下山開始 屏風岩のハシゴ 屏風岩に登る
犬流れへ向けて、下山開始 (13:35)
大ノコを巻いて降りる甲斐隊長。
屏風岩のハシゴ。写真は今回出会った中で最大のパーティー(21人編成)。 我々も屏風岩に登る。
鋸切尾根の核心部である。
鋸切尾根最大の難所、鹿ノ背 鹿ノ背 鹿ノ背の東壁をトラバース
鋸切尾根最大の難所、鹿ノ背 (13:55)
さすがにロープで通行制限されている。
撮影のため、ロープをくぐる。
もちろん、背渡りする気はないw
鹿ノ背の東壁をトラバース。
巻き道とはいえ、ここも相当やばい(汗
東壁に張られている補助ロープ 眼下に広がる景色はまさに絶景 鹿ノ背の北側取り付きから見た夏木山山頂とアケボノツツジの大群落
東壁に張られている補助ロープ。
ハーケン、外れてますけど・・・(^^;
東壁トラバースの途中で撮影を強行。
眼下に広がる景色はまさに絶景。
鹿ノ背の北側取り付きから見た夏木山山頂とアケボノツツジの大群落。
アケボノツツジ ミツバツツジ ヒカゲツツジ
ここで花の写真をまとめてみる。
まずは定番のアケボノツツジ。
続いて、ミツバツツジ。
3枚の葉が特徴的である。
そして、可憐なヒカゲツツジ。
鋸切尾根のルート上に多く見られた。
崩壊地を抜けて中ノコに登る 『P6Peak』と書かれた標識 二段ハシゴを下る
行動記録写真に戻る(^^
崩壊地を抜けて中ノコに登る。
『P6Peak』と書かれた標識 (14:45)
折れノコの最高点と思われる。
二段ハシゴを下る (14:50)
アップダウンの激しい尾根道だ(^^;
小ノコの壁を登る 小ノコの最高点 犬流れ越に到着
最後に小ノコの壁を登る。
もう、楽しすぎw
小ノコの最高点 (15:05)
写真中央に夏木山山頂が覗いている。
犬流れ越に到着 (15:20)
犬流れ入口と桧山方向への分岐点だ。
犬流れ入口へと下る 徒渉点 犬流れ入口へ下山
小休止した後、犬流れ入口へと下る。
この後はひたすら森の中を進む。
徒渉点 (16:05)
登りはこの付近で道を間違えたらしい。
犬流れ入口へ下山 (16:10)
波乱万丈の山行でした(^^;
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■GARMIN(ガーミン) GPSmap62SJ 日本語版■
ハンディGPSを導入すると、現在地の特定だけではなく、自分の歩いたトラックを残すことによって道に迷った場合でも元の場所まで容易に戻ることが可能になり、道迷いによる遭難の危険が格段に減る。このモデルはハンディ機の中でも精度が非常に高く、衛星電波の受信性能がずば抜けている。さらにアウトドアユースに嬉しい防水性能と単3電池2本で連続20時間駆動するスタミナも併せ持っている。
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第59回万年山山開き(豊後玖珠家畜市場-車道-吉武台牧場~万年山 2008.5.25)
第59回万年山山開き神事  法華院温泉山荘の開山祭がきっかけとなり、県内の山開きにできるだけ参加の方向で動いていたりするらんぼ~流。
 シリーズ4回目となる今回は大分県玖珠町の万年山(はねやま)の山開きに参戦だ。
 ちなみに今回も某隊長は業務に忙殺されているようで週末の定時連絡さえなく、相変わらずの単独行である(^^;

 当日、朝の8時に大分市を出発。
 ネットで調べたところ、山頂での神事は11時30分から行われるというので、余裕の出発だ。
 らんぼ~流は玖珠方面と縁が薄い。とりあえず国道210号を西に向かって走ってみたものの、地理に若干の不安が残る。しかし、玖珠町に入っていくらも走らないうちに、『伐株山・万年山』と書かれた見落としようがないほど大きな案内看板が視界に飛び込んできた。・・・犬も歩けばなんとやらである(^^;
 案内に従って、国道を外れ、少し行くと、山開きの臨時駐車場に指定されている豊後玖珠家畜市場が見えてくる。交通整理の係員もいるので、これも見逃すことはなかろう。
 ここの駐車場はとても広く、200台くらいは余裕でとめられそうだ。このところ、毎回のように駐車場所に苦労させられていたので、この広さには正直感動した(^^;
 車をとめると、手早く準備をして、行動を開始。
 まずは『受付』と書かれてあるテントに行ってみる。
 「あの、山開きに来たんですが・・・」
 「いらっしゃいませ(^^」
 受付のスタッフは愛想よく微笑むだけで山開きの参加手続きについて特に説明をする気はないようだ。
 受付というから、参加者名簿か何かに記入するのかと思いきや、特に手続きがあるわけでもないらしい。
 何をどうすればよいのかよくわからないまま、バスに乗りたい旨を伝えると、「500円です」との返事。
 言われるままに、環境保全協力金なるもの500円を支払うと、登山バスの往復乗車券と紅白餅、それから記念品のペナントをくれた。さらに涵養材育成協力金なるものを500円上乗せすると上の停留所でだんご汁が食べられると言われたが、食事の準備はしてきているので丁重に断った。
 受付を済ませた後、サイト記事のための資料撮影に入る。
 半券を切られる前の乗車券(注1)を撮影するチャンスは今しかないから、どうでもカメラに収めておく必要がある。
 本部テントのテーブルの片隅をお借りして記念品のペナントと乗車券を撮影、ついでにテントの横に並んでいる出店の様子も押さえておく。

 さて、いよいよ神事が行われる山頂会場に向けて出発である。
 天候も回復してきたので歩いて登ろうかとも思ったが、スタッフの方に話を聞いたところ、ここからだと山頂まで3時間近くかかるという。急いだところで神事開始までに辿りつけるかどうか微妙だったので、素直に登山バスでの山行に決定。
 バスは全部で6台動いているらしく、待ち時間によるストレスはない。
 9時45分、登山バスに乗車。同50分に出発。
 何とも楽な登山である(^^;
 途中、何度か徒歩組の登山者に遭遇。そこはかとない優越感と後ろめたさを感じながら追い抜いていく。
 乗っていると、ノロノロ運転に思えて仕方がないが、やはりバスは速いのだ。
 20分ほどで吉武台牧場倉庫前の特設停留所に到着。
 ここから先は歩きだ。
 しかし、まだまだ舗装路は続いている。アスファルトの道を歩くのは、性に合わないが仕方がない。
 しばらく歩くと、メサ山特有のだだっ広い草原に出た。
 「おお・・・」
 幻想的な風景に思わず声が出る。薄いガスで視界が制限されている分、どこまでも草原が続いているような錯覚を覚えるのだ。
 さらに歩を進めると、『ミヤマキリシマ群生地』という案内看板が目に入った。
 看板の示す方向に目をやると、ちょうどガスの切れ目に当たったらしく、見事な群落が目の前に現れた。
 鑑賞目的の登山者の群れにまぎれ、三脚を構えたカメラマンが数人、群落の中に陣取っている。
 カメラ機材は貧弱だが、らんぼ~流も山屋の視点から撮影を敢行(^^;
 その後、万年山キャンプ場の諸施設を経て、11時ちょうどに山頂に着いた。
 神事開始までには30分ほど時間があったので、コーヒーを飲みながら昼食の準備をする。
 雑煮用の湯を沸かしながら、あたりを見まわしてみたものの、薄く立ちこめたガスは全く晴れる気配がない。
 当初、帰りに伐株山の方にも足を伸ばしてみようと思っていたものの、ここまで視界が悪いと、ロケーションの良さだけを売りにしている低山にはさすがに登る気になれない。せめて、道がガチガチに舗装されてなければ、それなりに歩きを楽しむことができるのだが・・・。
 11時30分、予定通り、神事開始。
 やはりというか、当然というか、相変わらず退屈な儀式である。
 まあ、こればかりは僕の性根の問題なので、神官さんを始めとするスタッフの方々に責はない。
 神事終了後、主催者挨拶、来賓の言葉と山頂行事は続くが、その詳しい様子はこのあとの写真記事でご覧いただきたい。

 注1)実際は半券を切られることはなく、ミシン目が入っていた部分はタクシーを利用する際の補助チケットだった。
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
豊後玖珠家畜市場に到着 (9:15)
ここが万年山山開きの臨時駐車場だ。
山開き本部。
すでにシャトルバスが運行中。
とりあえず、受付を済ます。
バス代として、500円を支払った。
記念品のペナント(写真上)とバスの往復乗車券(写真下) 本部の横には出店も。
いろいろなものが売られていた。
ようやくバスに乗車 (9:45)
撮影をしていて、1本乗り過ごした(^^;
現在、激しく登山中!w
歩くと2時間のところを20分で行ける。
歩いている登山者を肉眼で確認。
何となく勝ち組になった気分♪
吉武台牧場倉庫に到着 (10:05)
地元の人がだんご汁でご接待(有料)
新たなる旅立ち (10:10)
ここからは徒歩だ。
登山道沿いにあった道祖神(と思う)。
男女2体の御神体が祀られている。
ここでお約束の花の写真。
あとで名前を調べよう・・・。
ノアザミ。
花言葉は「独立」である。
マツの雄花と雌花。
面白い形だ(^^
ゲートをくぐる (10:25)
これから先は少し道が平坦になる。
広々としたメサ台地を歩く。
テーブルマウンテンと言われる所以だ。
ミヤマキリシマ群生地 (10:35)
群生? どれくらいのもんよ・・・?
・・・参りました(汗
これでもまだ5分咲きだそうです。
とりあえず、接写してみる。花弁にはまだ昨夜の雨の名残りが残っていた。 ミヤマキリシマ群落と万年山の尾根。
上メサ尾根だけでも3kmあるという。
万年山キャンプ場 (10:50)
避難小屋とトイレもある。
避難小屋外観。
内部は美しく保たれていた。
炊飯施設や水場もある。
まずまずの場所だ。
お馴染み九州自然歩道の案内看板。
ここまでは車で入ることが可能だ。
舗装路が終わると、よく整備された階段が現れる。 万年山山頂 (11:00)
標高は1140メートル。
第59回万年山山開き神事 (11:30)
参加者は200人くらい。
主催者挨拶に続き、来賓の言葉。
マイクを握るのは玖珠町長の小林氏。
最後に全員で万歳三唱 (11:55)
これで山開きは終了だ。
12時20分、下山開始。
同55分、吉武台牧場着。再びバスへ。
最終的な下山時刻は13時20分。
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