らんぼ~流 山屋の視点
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稲星山・白口岳 (本山登山道~稲星山~白口岳~鉾立峠~朽網岐れ 2008.4.13)
佐渡窪に咲くマンサクの花 「今週末の予定はどうなっている?」
 4月にあった異動で休みが大変取りづらくなったという隊長から電話があったのは金曜の夜のことだった。
 「明日、くじゅう方面に行ってみようかと思ってますけど、隊長の方はどうですか?」
 「むうう、その予定、明後日の日曜日にずらせないか?」
 「日曜は雨という予報ですけど・・・」
 「雨でも構わん。もう限界だ、オレは山に行きたいのだ!」
 どうやら、今月は今週の日曜日しか休みが取れないらしい。
 まあ、天候に左右されないらんぼ~流、それに雨の山もそれなりに面白いものだ。
 「わかりました。お付き合いいたしましょう・・・」

 2日後、朝の7時にいつもの場所に集まった僕たちはガイドブックをめくりながら、その場で目的地を決めた。
 ちょうど、マンサクの花が盛りの季節。近場でマンサクの有名な場所といえば、九重の佐渡窪である。
 「佐渡窪のマンサクを見に行くついでに白口岳にでも登ってみますか」
 「おお、それがいい」
 去年の夏、雑誌の取材でくじゅう山系のピークハントをしたときも体力と時間の都合で白口岳には立ち寄っていない。隊長にとっては、未踏の山だ。
 話が決まったので、一路、九重へ。沢水キャンプ場に向かう道を途中で右に折れると、本山登山道の入り口に辿り着く。
 林道の道沿いに車を止め、行軍開始。
 時刻は9時少し前。まだ、雨は降っていないが、予報では午後には確実に降り出すらしい。
 僕たちはいつもより少しだけ速いペースで足を進めた。
 それにしても、よいコースだ。
 ガイドブックによると、あまり人気のないルートということだが、その理由がわからない。
 前半は気持ちのよい林の中を歩く。
 40分ほど歩くと、道の左手に水場がある。水筒の水を補給する必要はないが、せっかくなので体内に補給(^^
 水場を過ぎ、しばらく進むと、進行方向の左、稲星山の山肌にわずかに黄色くなっている部分が確認できるようになる。今回の主目的、マンサクの花だ。わずかに時期を逸しているらしく、少し色が褪せているように見えるが間違いない。
 「咲いてますねえ・・・」僕は内心ほっとして言った。山行計画を立てた者としては、とりあえず、一安心だ(^^;
 そのうち、僕たちが歩いている登山道沿いにもマンサクが見られるようになった。
 出発時よりもさらに空模様が怪しくなっているので、先を急ぎたいところだが、これを逃しては来た意味がない。僕たちはザックを降ろして、思い思いに写真撮影を始めた。時々、お互いのデジカメの液晶パネルを覗き込み、批評を加える。
 そんなこんなで30分ほど時間を浪費w。
 林の中を抜けると、右手に崩壊地が現れる。崩れた斜面に岩がところどころ露出している。
 『危険!』という看板が逆さまになっているので、もう本当に危険いっぱいなのだろう(汗
 崩壊地を抜け、しばらく歩くと、斜面が次第に緩やかになり、木造の階段が出現する。
 人の手が加わっているので登りやすい場所のはずなのだが、木と木の間の土が侵食されていて、かえって足をとられた。
 さらにここに来て、覚悟していた雨が降り始めた。
 まあ、逆を言えば、よくぞここまでもってくれたものだ。天の配剤に感謝である(^^
 11時45分、稲星越に到着。この後に続く写真記事でわかるとおり、ルートを示す道標が壊れている上に、一面にガスが出ているので周囲の様子がまったくつかめない。
 マーカーと踏み跡を頼りに左(西)に進むと、20分ほどで稲星山の山頂に到着した。
 雨の降る中、稲星石仏の安置されている岩屋で昼食。
 下界は春の盛りだが、山頂はまだ寒い。加えて、この悪天候である。昼食をとっている僅かな時間にみるみる身体が冷えていく。手指も千切れそうに痛い。
 こりゃたまらんと30分ほどで稲星山の山頂を撤収。
 稲星越に戻り、そのまま直進して白口岳の山頂へ向かう。
 白口岳山頂には13時25分に到着。濃いガスで周囲は全く見えない。
 立ち止まることなく、鉾立峠へ下る。
 過去に一度通った場所なので予想していたが、この悪天候の中、白口岳~鉾立峠の間の急坂を下るのはかなりきつかった。どこにどう足を置いても滑りこけるような場所が何度も出現するのだ。
 そのたびに先行する隊長が笑いながら、「おいっ!」と振り向く。
 「これはもう滑り落ちろと言っているようなものだぞ」
 「罠です(^^b」
 何度か滑って転倒したものの、特に怪我をすることもなく、無事、鉾立峠に到着。
 これでほっと一息だ。
 ここから先、朽網岐れ(くたみわかれ)へは今までの悪路が嘘のように手入れの行き届いた道になる。
 立派な木道や階段を降りていくと、やがて九重の中でもマンサクの最大群落地である佐渡窪に到着する。
 「ここはすごいのお・・・」
 特にルート沿いにある立派なマンサクの木(本記事トップ画像)に隊長もご満悦である。
 「また、来年、朽網岐れの方向から来てみたいですねえ」と、僕も心からそう思った。

 この季節、山屋なら「里桜」よりも「マンサク」だろう。
 古国府山友会からのお勧めである(^^
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
本山登山道入り口 赤丸で囲んだところに「登山道」とある 進軍開始
本山登山道入り口-写真右 (8:30)
左の道を進むと、沢水キャンプ場。
登山口から少し上まで林道を走破。
赤丸で囲んだところに「登山道」とある。
進軍開始 (8:55)
雨が降り出す前にどこまで進めるか?
林道と交差 素朴すぎるベンチ 涸れ沢を横断
いったん林道と交差 (9:00)
写真中央の標識に従い、登山道へ。
素朴すぎるベンチ (9:15)
誰が作ったのだろう?
涸れ沢を横断 (9:20)
写真の右手に取り付きがある。
取り付きを進む甲斐隊長 ヤブレガサ 水場様
取り付きを進む甲斐隊長。
まだまだ足どりは軽い。
ヤブレガサ。
去年4月の黒岳山行が懐かしい(^^
水場様 (9:35)
登山道沿いの大きな岩の下にある。
登山道から見た稲星山の山肌 マンサクの花 崩壊地を行く
登山道から見た稲星山の山肌。
点々と見える黄色はマンサクの花。
マンサクの花。
今回の山行の主目的です(^^v
崩壊地を行く。逆さになった「危険」という標識にびびる我が隊(汗
木造の階段 稲星越 稲星山山頂
木造の階段が現れる (11:25)
このあたりで雨が降り始めた。
稲星越 (11:45)
ガスで視界がほとんど利かない。
稲星山山頂 (12:05)
稲星越からは緩やかな道だった。
雨の降る中、山頂で昼食 白口岳山頂 白口岳→鉾立峠の急坂
雨の降る中、山頂で昼食。石仏様の岩屋を間借りさせていただきました(^^; 白口岳山頂 (13:25)
あたり一面真っ白で何も見えなかった。
今回の山行最大の難所、白口岳→鉾立峠の急坂。何度も足をとられそうに(汗
手強い下りだった 鉾立峠に到着 鉾立峠から見た法華院温泉山荘
ガスの切れ目に鉾立峠の道標を確認。
悪天候もあり、手強い下りだった。
鉾立峠に到着 (14:30)
ほっと一息の我が隊である。
鉾立峠から見た法華院温泉山荘。
先月はお世話になりました(^^
アセビの群落 鉾立峠から沢水までの道はとてもよく整備されている 薄紅色のアセビ
鉾立峠から見た立中山の山肌。
アセビの群落がとても美しい。
立派な木道。鉾立峠から沢水までの道はとてもよく整備されている。 薄紅色のアセビを接写(^^
美しいが毒があり、故に馬酔木と書く。
純白のアセビ 佐渡窪の一角にある見事なマンサク マンサクを接写
こちらは純白のアセビ。
美しすぎる・・・。
佐渡窪の一角にある見事なマンサク。
撮影に興じる甲斐隊長。
らんぼ~流も負けじとマクロ撮影。
水滴がとても美しい。
佐渡窪の木道 鍋割峠 鍋割坂
佐渡窪の木道 (15:20)
長者原のタデ原を思い出させる風景だ。
鍋割峠 (15:25)
下りなのにアップダウンが多い(汗
鍋割坂と書かれた道標 (15:30)
名前の由来が気になるところだ(^^;
朽網岐れに到着 コンクリの舗装道 稲星山登山口に到着
朽網岐れに到着 (16:10)
「くたみわかれ」と読む。
朽網岐れから先はコンクリの舗装道。
とても足の痛い思いをした(涙
稲星山登山口に到着 (16:30)
このあと少し林道を登って駐車場所へ。
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第29回黒岳山開き(白水鉱泉・黒嶽荘登山口~白水分れ~仙人岩~前岳 2008.4.29)
黒岳のツクシシャクナゲ 先月の22、23日に行われた法華院温泉山荘主催の開山祭に参加してからこちら、山開きに興味を覚えるようになった。
 過去、山開きがあると知ると、わざとそれを避けるように日程をずらしたり目的地を変更していたりしていたらんぼ~流からは考えられない心境の変化だ。まあ、これも歳を・・・(以下略。
 さて、大型連休の初日、近場ではくじゅう山系の黒岳と祖母・傾山系の傾山で山開きが行われる。
 どちらにしようかずいぶん迷ったが、諸条件を鑑み、今回は黒岳の方を選択することにした。
 ちなみに今回、隊長は仕事の方の折り合いがつかずに不参加。らんぼ~流としては、久しぶりの単独行である。

 当日、僕は開始時刻ぎりぎりに山開きの会場である白水鉱泉・じろそ村キャンプ場に到着した。
 間に合ったかと思いきや、ようやく見つけた駐車スペースに車を入れてから会場に戻るとすでに神事が始まっていた。慌ただしくシャクナゲ鑑賞登山への参加申し込みを済ませ、サイト記事のための写真を適当に撮影してまわる。
 それにしても、結構な人出だ。200人くらいは集まっているだろう。
 神事に限らず、この手の儀式はとかく退屈なものだ。それにもまして、市のお偉方その他来賓の方たちの挨拶が無駄に長く感じた。やはり、らんぼ~流はこういう行事には向いていないらしい。
 いい加減、パスして先に出発しようかと考え始めた頃、ようやく神事が終了。
 次に餅まきが行われ、続いて豚汁が振舞われた。それぞれ、群がる人の多さに正直辟易したが、「何事も経験」とばかりに末席にてお相伴に預かった。
 その後、ようやく出発。時刻は9時30分ちょうど。
 10分ほど車道を歩いて移動した後、黒嶽荘の横にある登山口から山に入る。
 登山口では参加記念の黄色いバンダナが配られた。山頂で貰った方が感慨深いのにな~と思いつつ、ありがたく受け取る。
 白水鉱泉から黒岳(高塚山)を攻めるルートは距離がかなり長い。ガイドブックなどでも「登りに使うのはベテランでも骨が折れる」と紹介されているほどだ。
 とは言え、今日は高塚山の手前にある前岳までだから楽勝だろう。そうタカをくくっていたら、これが結構きつかった。決して急登と表現されるほどではないが、しかし、十分に歯ごたえのある角度の登りが延々途切れることなく続くのだ。ずっと原生林の中を歩くのでらんぼ~流の趣味に合致するコースなのだが、いかんせん変化に乏しい。途中、展望が開ける箇所も限られている。200人もの大パーティーゆえの『遅々として止まらず』(注1)で登ったから良かったものの、ペース配分の下手糞な僕が普段の単独行の調子で行けば、きっと疲れ果ててしまったに違いない。
 さて、目当てのツクシシャクナゲの方である。率直に言うと、質・量ともに残念ながら今回は期待外れだった。今年は裏年に当たるという話だが、それにしても花が少ない。ちょうど2合目付近にある白水分れから上は全く花がついていないような状態なのだ。今シーズン、純粋にシャクナゲだけを楽しみに行くのなら、黒嶽荘の近辺を散策するか、あるいは別の場所を当たったほうが賢明だろう。
 前岳山頂へは12時15分に到着。
 あまりの人の多さに腰を据える気にならず、周囲をぶらつきながら行動食を頬張っていると、早くも下山を開始する人たちがいる。不思議に思って、そばにいたスタッフの方に話を聞くと、この後の行事は特にないとのこと。各自自由に下山した後、本部に出向いて無事に戻ったという旨を伝えれば、それで終わりのようだ。
 また、数珠つなぎになって降りるのも面倒だったので、らんぼ~流も長居をせずに下山を開始。
 登るときに撮り逃したツクシシャクナゲを登山口付近で撮影した後、本部に出向いて下山報告をし、今回の山行を終えた。

 注1)遅々として止まらず・・・古国府山友会内の言葉で超スローペースのこと。
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
白水鉱泉に到着 第29回黒岳山開き会場 会場の横にある本部
白水鉱泉に到着 (8:25)
会場の駐車場を探すのに苦労した(^^;
第29回黒岳山開き会場 (8:40)
200人くらいの参加者が集まっている。
会場の横にある本部。
登山参加者はここで名簿に記帳する。
開山祭神事 大分県警山岳救助隊 餅まき
開山祭神事 (8:30~9:00)
写真は凛々しい姿の女性自然保護官。
大分県警山岳救助隊のみなさん。
写真手前の隊員の荷物が微妙だ。
餅まき (9:00~9:10)
気合負けして隅っこに逃げる僕(汗
餅まきでまかれた紅白餅 豚汁が振舞われる 具だくさんの豚汁
餅まきでまかれた紅白餅。
撮影用にかろうじて1個だけGETした。
地元の方から豚汁が振舞われる。
らんぼ~流はここでも気合負け(汗
具だくさんの豚汁。
最後尾に並んでようやくGET(疲
オリエンテーション 出発 記念品のバンダナが配られた
登山前に案内役の方からオリエンテーションを受ける (9:25) そして、出発 (9:30)
人の多さに早くも疲労する(^^;
登山口で記念品のバンダナが配られた。
普通、山頂で配るんじゃないのか・・・?
黒嶽登山・シャクナゲ公園入口 マムシグサ タチツボスミレ
黒嶽登山・シャクナゲ公園入口 (9:40)
ここから本格的な山道になる。
登山口で見かけたマムシグサ。
特徴的な姿をしている。
こちらはタチツボスミレ。
やはり標高の低いところに多い。
白水分れ
白水分れ (10:25)
白泉荘からのルートとの合流点だ。
登山道途中にある展望台 (11:10)
思い思いに寛ぐ登山者たち。
シャクナゲのトンネルの向こうに、ようやく山頂が姿を現した (11:35)
仙人岩 苔むした岩の奥にはわずかに雪が残っていた 地衣類の宝庫
仙人岩 (11:45)
一帯は吐く息が白くなる程、涼しかった。
苔むした岩の奥にはわずかに雪が残っていた。涼しいわけだと納得。 気持ちがよいので仙人岩で小休止するらんぼ~流。ここは地衣類の宝庫だ(^^
お約束の地衣類接写 山頂直下の急登部 黒岳・前岳山頂
お約束の地衣類接写。苔ハンターの異名を持つ隊長がいないのが残念(^^; 山頂直下の急登部 (12:00)
あと少しで山頂だ。
黒岳・前岳山頂 (12:15)
標高は1334メートル。
山頂のツクシシャクナゲ 名もなき可憐な花 ツクシシャクナゲ
山頂のツクシシャクナゲ。全く、花をつけていない(汗 可憐なチゴユリ。らんぼ~流は派手なシャクナゲよりこちらの方が好み(^^ 本来の鑑賞目的、ツクシシャクナゲ。
下山してからシャクナゲ公園で撮影w
新緑の季節 黒嶽山荘の一角にある水場 黒嶽山荘全景
森の中のワンショット。
今年も新緑の季節が近づいている。
黒嶽山荘の一角にある水場。
水は当然、炭酸水だ。
黒嶽山荘全景。
下山時刻は14時10分。
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