らんぼ~流 山屋の視点
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彦岳・元越山 (狩生登山口~彦岳-車道-木立登山口~元越山 2008.1.6)
彦岳より日の出を望む 新年はどこか山頂から初日の出を拝もう。
 昨年の末、我が隊は漠然とそんな計画を立てていた。
 ・・・のですが。
 結局、最終的な連絡が取れずじまいで新年を迎えることになった。

 「すまん・・・どうやらノロワレテイタらしくてな」
 新年挨拶の電話で隊長からそういう言葉が飛び出した。
 「呪われていた・・・ですって??」
 「いや、下痢がだな・・・」
 どうやら、流行のノロウィルスにやられたと言っているらしい。それでも何とか体調が回復してきたので、一週遅れで新年の御来光を見に行きたいのだが・・・最近完全に山にハマっている隊長は健気にもそう言葉をつないだ。
 というわけで、2008年最初の山行は頂上まで手軽に行けて眺望の利く県南の彦岳に決まった。
 せっかく県南方面まで足を伸ばすのだから、ついでに「地球が丸く見える」という元越山も帰りに立ち寄ることにする。

 出発当日、午前4時前に大分市を脱出した我が隊は国道10号線を一路南に下った。
 朝早いこともあって、旧佐伯市街地には午前5時には入ることができた。
 「この調子だと日の出までかなり余裕がありますから、登山口でコーヒーでも淹れますか」
 「ですなあ ――
 車中で暢気な会話を交わす僕たちであったが、その楽観的な観測は登山口に着いた途端に打ち砕かれることになる。
 佐伯市狩生地区の王子神社駐車場に到着した僕たちの目に飛び込んできたのは、またしても「工事中」の看板であった。本来、狩生から登る彦岳の登山口はここなのだが、御来光が目的である今回の山行はこの先の林道をさらに四駆で登り、七合目の登山口から出発する予定だったのだ。
 「ま、またか・・・」
 前回の山行に引き続き、道路工事に泣かされる我が隊であったが、さすがに新年早々から挫折するわけにはいかない。
 「とにかく行けるところまで車で行きましょう!こんな時間です。誰も見咎める者などいません!」
 僕が高らかにそう言い放つと、予測される「超」悪路に思いを馳せたのだろう、林道走破に人生の108分の1を賭ける隊長は不敵な笑いを口元に浮かべ、ゆっくりと頷いた。
 しかし ――
 確かに誰も見ている者はいなかったが、お天道様はしっかりとご覧になっていた(涙)。
 駐車場からわずか10メートルも進まないうちに、僕たちは車道に架かっている橋がそっくりと落ちていることに気付いた。いくら四駆でもこれでは突破できない。
 「て、天は我らを見捨てたか ――
 厳冬期の八甲田山で高倉健が叫んだ台詞を、僕たちは新年の彦岳で叫んだ。

 時間的な余裕はなくなった。
 僕は以前何度かこのコースを登った経験があるが、5年以上昔の話だ。ここ数年、近隣の山を荒らしている台風の影響でコースがどのように変化しているか予測がつかない。
 「ここからでもぎりぎり間に合うとは思いますが・・・」
 隊長判断を仰ぐと、とりあえず行くだけ行くということに決まった。
 それから先はタイムレースだ。
 手早く準備を整え、ヘッドランプをつけて入山する。標高639メートルの低山だから、麓からでも歩行距離はさほど長くはないが、結構勾配はきつい。僕たちはあえぎながら、夜の登山道をLEDの白色光を頼りに登り続けた。やがて、林道と合流した頃には東の空が白み始めていた。
 日の出まであと50分。時間的には若干余裕が生まれていたが、休むことなく足を進めた。本来、ここから出発するはずであった七合目登山口のゲートを恨めしい思いでくぐり抜ける。体力の限界を迎える寸前、ようやく頂上へ到着。
 時刻は午前6時45分。日の出の予定時刻まで20分ほど前に登頂することができた(疲)。

 日の出前の風景を何枚かカメラに収めたあと、東の空に向けてカメラをセッティング。
 まだ少し時間があったので、甘酒で乾杯をすることにした。
 去年11月の三俣山山行の反省を元に今回はフリーズドライの甘酒だ。
 味に若干の不安があったのだが、これが何ともよい具合で美味しい。
 「これはいいですねえ」
 「最近のインスタントは侮れんなあ・・・」
 森永製菓のオリゼーは実に醸し上手である(^^
 そして、7時10分を過ぎた頃、東の空の一点がひときわ明るくなった。
 「くるぞ、くるぞ~」
 隊長が叫んだ。
 風はなかったが、さすがに空気は冷たい。
 その中で僕たちは少しずつ厳粛な気持ちになっていった。
 七合目まで車で登ってしまおうという不埒な山屋である僕たちだが、この時ばかりは昇る太陽に何かを祈らずにはいられない心境だったように思う。

 凍える指に息を吐きかけながら、僕たちはそれぞれカメラを構え、その瞬間を待ち続けた ――
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
王子神社横の広場 前回に続き、通行止めに泣かされる 狩生登山口
王子神社横の広場に到着 (5:25)
工事のため、この先は車両通行不可。
前回に続き、通行止めに泣かされる我が隊。七合目まで車で行く予定でした(涙 工事現場を徒歩で迂回し、狩生登山口に到着 (5:45)
とにかく出発 滝廻りコースとの分岐点 彦岳林道との合流点
とにかく出発。果たして、「日の出」時刻までに頂上に辿り着けるのか・・・。 滝廻りコースとの分岐点 (5:50)
当然、無視して左の近道を行く。
彦岳林道との合流点 (6:20)
彦岳を讃えた中島子玉の詩碑がある。
七合目登山口 彦岳山頂 今年最初の山頂で酒を酌み交わす
七合目登山口 (6:20)
本来、ここまで車で来るはずだった(汗
彦岳山頂 (6:45)
何とか「日の出」前に到着。
年初の山頂で甘酒を飲む我が隊。
A・オリゼーの撮影にも成功した(大嘘
日の出 朝日を浴びる彦岳神社 朝日を浴びる豊後水道の島々
そして、日の出 (7:15)
興奮しつつ、60カットほど撮影w
朝日を浴びる彦岳神社。以前の大きな社は数年前に台風で全壊したそうだ。 朝日を浴びる豊後水道の島々。
とても美しい(^^
狩生登山口に下山 彦の杜 山村広場 水場の注意書き
狩生登山口に下山 (9:00)
振り返って、彦岳を望む。
駐車場横の「彦の杜 山村広場」。
東屋もあり、よく手入れされている。
広場には水場も。丁寧な注意書きがあるが、美味しく飲めます(^^
王子神社 元越山登山口駐車場 駐車場横のトイレと水場
王子神社で初詣(^^
この後、車で元越山へ移動。
元越山登山口駐車場 (10:45)
地元の方がガイドマップをくれた。
駐車場横のトイレと水場。
水は普通の水道水。
元越山木立登山口 登山道 入角(いりすみ)地蔵
元越山木立登山口 (11:10)
車の中で朝食後に出発。
元越山の登山道。
里山らしい良い道だ(^^
入角(いりすみ)地蔵 (11:35)
「下の地蔵」とも呼ばれる。
未舗装の林道と合流 登山道に戻る 中の地蔵
未舗装の林道と合流 (11:40)
以前はこんなのなかったのに・・・。
すぐに登山道へ戻る。
写真左下から伸びている道がそれだ。
中の地蔵 (11:55)
「上の地蔵」は発見できなかった。
山頂かと一瞬見まごう偽ピーク 山頂まで残り500メートル 元越山山頂
山頂かと一瞬見まごう偽ピークw
この後、高度を30メートル失う(汗
偽ピークを下りると、山頂まで残り500メートル。もう、騙しはないw 元越山山頂 (12:15)
快晴だけど、若干霞が・・・(><;;;
山頂からの展望 山頂にある石碑 山頂からの展望
山頂からの展望。
残念ながら、四国は見えなかった。
山頂にある石碑。条件さえ良ければ、このように見えるらしい。 同じく山頂からの展望。
写真中央、わずかに彦岳が見える。
下山時刻は14時20分。
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■PETZL(ペツル) ミオ RXP■
電子制御機能とプログラム機能を備えたペツルで初めてのヘッドランプ。8~140ルーメンと10段階で明るさの調整ができる他、ブーストモードを使えば最大160ルーメンの光量を得ることができる。電池はアルカリ電池の他にリチウム電池も使用でき、厳冬期の雪山など苛酷な環境にも対応している。

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■Canon(キヤノン) Powershot SX130IS■
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諸塚山 (諸塚山西登山口~諸塚山 2008.1.26)
諸塚山 宮崎で霧氷を楽しみましょうか ――
 企画立案、そしてナビゲーターをお願いしている山岡隊員の一言に二つ返事でした。
 暖かい宮崎で極寒の美・霧氷を見るなんて、何とおいしい夢のような企画。
 単純なわたしの頭の中は“すみれ色”でした。

 その朝、山岡隊員と、わたし甲斐は大分市古国府で落ち合い、ポンコツ四駆で国道10号を南下。
佐伯を過ぎ、宮崎県延岡市で右折して、確か国道218号をひたすら走りました。
 日之影町を過ぎてもまだ先があるんです。
 そうこう(走行)していると、五ヶ瀬町に入ったようです。
 立派な学校(県立中学校のようでした)とグラウンドを過ぎて間もなく、左に入ります。
 ここからは林道です。道はクネクネ。こう配がきついところが何カ所もあります。
 で、気が付けば鳥居が右前方に見えました。ここが、登山口。
 身支度を整えて出発。ザクッ。落ち葉の下は高さ(厚さ)5センチほどの霜柱です。
 擬木で階段状に整備された登山道は、ちょっと拍子抜けするほど。
 まあ、運動靴で十分な散策コースといった雰囲気です。
 1時間もすると頂上です。開けた山の頂に雪はありませんでした。
 ですが、日光の当たらない北側斜面の樹木には残っていたんです、霧氷が。
 キラキラ・・・弱い冬の日差しを浴びたその氷の粒たちの美しいこと。
 「あー、良かった。霧氷を楽しめて・・・」。
 企画した山岡隊員がほっと胸をなで下ろしています。
 しきりにデジカメのシャッターを切りました。そのうち、指先が動かなくなり、やがて刺すような痛みも…
 「あーっ、1度だ」。山岡隊員が山頂に設置した寒暖計を見てすっとんきょうな声を上げました。
 「本当じゃ、さびー」と、わたし。南国でも冬の山の上は寒いのです。
 湯を沸かすと、山岡隊員が持参したフレーバーコーヒーをいれてくれました。
 「うまい」。思わずそう言っていました。本当にうまかったです。
 パンなどで腹を満たしたら、「はい、デザート」と山岡隊員。
 何とフルーツ入りのヨーグルトです。この寒さの中で、冷たいデザートとは・・・。
 「いや、寒いからこそ冷たい物がいいのかも・・・」
 そう心の中でつぶやきながら、いえ、言い聞かせたのかもしれません。
 透明なプラスチックスプーンをやや乱暴に、柔らかな乳白色の中に突っ込みました。
 とろりとした質感。わずかな日光を反射する表面の光沢・・・。
 それを、寒さで少しばかりすぼめた口へと入れると、一気に舌と上あごの間で押し広げ、味蕾(みらい)に行き渡らせました。
 「うまいっ!」。それはそれは、おいしゅうございました。
 でも、寒かったです。

 あっそうそう、このコース上には2合目、5合目、8合目に標識があります。
 いずれの標識にも山頂まで(登山)と登山口(下山)までの所要時間を記していて、親切です。

 帰りは少し睡魔に襲われ、難渋しました。
 で、それを察した山岡隊員がコンビニでアイスクリームをおごってくれ、運転しながらほお張りました。
 甲斐は根っからの甘党。たまりません。気が付けば、眠気なんてどこかに吹っ飛んでいて、快適ドライブ。
 でも、行きは佐伯経由、帰りは豊後大野経由のドライブは往復6時間近く。
 ちょっと遠いのですが、その分、訪ねた諸塚山や周辺の自然は豊かでした。
 このコース、結構、使えそうです。

 報告が遅れましたが、下山直後に立ち寄った諸塚山遥拝所。周辺で高さ(厚さ)が10センチを超す霜柱を見ました。
 それはそれは寒さが育てた美しい季節アートでした。
(文・甲斐隊長 、写真及び写真説明・山岡隊員)
六峰街道に入る 諸塚山西登山口 登山口にある案内図
国道218号線から六峰街道に入る。
六峰街道・・・格好いい名前の道だ(^^
諸塚山西登山口 (10:20)
鳥居には「諸塚神社元宮」とある。
登山口にある案内図。
山頂に至るルートは全部で3つ。
霜柱の登山道 アケボノツツジの群落 登山道からの展望
行軍開始 (10:35)
サクサクと霜柱の砕ける音が心地よい。
登山口そばのアケボノツツジの群落。この季節はもちろん咲いていない。 登山道からの展望。白く見えるのは五ヶ瀬ハイランドスキー場。
五合目広場 よく手入れされた登山道 霧氷のかけら
五合目広場 (11:05)
ルートはアップダウンの繰り返し。
よく手入れされた登山道。陽の当たらない部分には雪が残っている。 霧氷のかけらを発見。
もう一日早く来ていれば・・・(><;
北登山口ルートとの合流点 諸塚山山頂 霧氷
北登山口ルートとの合流点 (11:20)
山頂まで15分と書かれている。
諸塚山山頂 (11:40)
かなり広い山頂だ。
霧氷を発見。
ここまで来た甲斐がありました(^^
山頂に設置された温度計 フレーバーコーヒー いいえ、ケフィアです
山頂に設置された温度計。
目盛りは1℃を指していた(寒
お約束のフレーバーコーヒー。
今回はチョコレートラズベリー(^^
「ヨーグルト?」
「いいえ、ケフィアです(^^」
霜柱に覆われた緑地広場 二上山男岳登山口 三ヶ所神社奥宮
下山(13:50)後に立ち寄った緑地広場。背の高い霜柱に覆われている。 さらに二上山男岳登山口に寄り道。
少しだけ登ってみることにする。
二上山中腹にある三ヶ所神社奥宮。
今回はここまで(^^
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■Coleman(コールマン) ステンレスパーコレーター3■
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