らんぼ~流 山屋の視点
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大船山 (吉部登山口~暮雨の滝~坊がつる~大船山 2007.9.23)
段原より大船山を望む 「赤尾隊員には今回はハイキングと言ってあるんだ・・・」
 アタックの前日、隊長は僕にそう打ち明けた。
 「ちょw おまっww ええっ、それはあまりにも大船山を舐めてるのではないかと・・・。僕も吉部から登った経験はないのでアプローチについては何とも言えませんけど、大船山の取り付きから山頂までは間違いなくきついですよ」
 「そうか・・・。ま、黙っておいてくれ」
 隊長はそう言って笑うと、不器用にウィンクをして見せた。

 そして、当日 ――
 吉部登山口に到着した我が隊は山道に分け入ると同時に即座にバテた(汗
 地図で確認する限りにおいて、大船林道に寄り添う形で続いているように見えたアプローチのルートが予想を超える急登の連続だったからだ。
 事前に心の準備が出来ていないハードコースは特別きつく感じるものである。
 「なるほど、ハイキングですよね・・・(^^メ」
 僕と赤尾隊員はあえぎながらも声を揃え、隊長に嫌味を浴びせた。
 途中、暮雨の滝で撮影を兼ねて小休止をとる。
 この滝は落差こそ4~5メートルしかないものの、すぐそばまで近づけることもあって、なかなか見ごたえがある。また、厳冬期には氷結もするらしい。九州の山屋ならば、一度は見ておきたい滝のひとつであろう。
 さて、いつまで続くのかと思われたきつい登りも少しずつ平坦な道へと変わり、やがて大船林道と合流した。林道を歩くこと数分、視界が大きく開け、坊がつるキャンプ場が見えてくる。一面に広がるススキの原が何とも気持ちよい。
 坊がつるキャンプ場には20張近いテントが花を咲かせ、多くの登山者やキャンパーが思い思いの場所で寛いでいた。
 僕は8年前の夏、ここに1週間ほど幕営して、晴登雨読の日々を過ごした経験があるが、そのときでもこんなに多くのテントが張られているのを見たことはなかった。アウトドア人口は年々増えているのであろう。
 しばらく休憩した後、管理休憩舎の横を抜けて大船山の取り付きに到着。さて、ここからが本番である。
 ここから先は何度か登った経験があるので、僕個人はそれなりに心構えが出来ていた。しかし、「ハイキング」と称して連れて来られた赤尾隊員はもちろんのこと、大船山初挑戦の隊長まで登り始めてわずか数分で音をあげはじめた。
 それでも、途中、何度か休憩を挟みながら登り続けていると、昼前には段原に出ることが出来た。ここから頂上までは眺めのよい尾根道を歩くことになる。視界を木々で遮られていたこれまでの登山道と違って、気分的にもかなり楽だ。避難小屋への分岐をやり過ごし、しばらく歩くと、最後に軽く岩登りの気分を味わうことのできる山頂直下の急坂に出会う。それをクリアすると山頂だ。
 「やっと、着いたね~」
 薄いガスが出ているので遠くまで眺めは利かないものの、遮蔽物の全くない大船山の山頂に隊長はご満悦のようだ。
 赤尾隊員も手頃な岩に腰を落ち着け、ニコチンの補給を開始した。
 お約束の昼食タイムの始まりである。
 とりあえず、コーヒーを沸かして、思い思いのメニューで腹を満たす。
 さらに隊長からいつものように砂糖菓子と見紛うような菓子パンの配給があった。
 疲れた体にはありがたいが、下界では絶対に食えないな・・・とひそかに思う僕であった。

 下山は坊がつるから大船林道を経由して登山口まで歩くことになった。
 さすがにアップダウンのある往路は戻りたくなかったのだ。
 しかし、これが大変にきつい下りとなる。
 もちろん、車が行き来できる林道だから、登山道のように足場は悪くないのだが、僕たちの予想をはるかに凌駕する長丁場になったのだ。
 気持ちよく林道に寝そべっているシマヘビに何度か肝を冷やしつつ(隊長だけは無感動だったが)、我が隊はひたすら単調な坂道を下り続けた ――
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
吉部登山口 想定外の急坂に早くもバテる我が隊 暮雨の滝分岐
吉部登山口 (7:40)
手早く準備を整え、進軍開始。
想定外の急坂に早くもバテる我が隊。
誰だよ、ハイキングって言ったのは・・・。
暮雨(くらぞめ)の滝分岐。坊がつる賛歌では「くれあめ」と歌われている。
暮雨の滝 ようやくハイキングと呼べる道に 坊がつるキャンプ場
暮雨の滝 (8:30)
落差は4~5メートルといったところか。
ようやくハイキングと呼べる道になる。
一面に広がるススキの美しいこと。
坊がつるキャンプ場 (9:50)
20張近いテントが花を咲かせていた。
炊事棟 トイレ 管理休憩舎
炊事棟。ここの水道水(?)は久住で一番冷たくて美味しいと思う。 トイレ。改築されてからは、ずいぶんキレイになった。 管理休憩舎。
暮らせる、充分暮らせる・・・。
大船山取り付き 立中山への分岐 疲労困憊の隊長と赤尾隊員
大船山取り付き (10:10)
さて、ここからが本番・・・w
立中山への分岐 (10:45)
もちろん、無視して先を急ぐ。
疲労困憊の隊長と赤尾隊員。
段原までもう少しの辛抱だ。
段原に到着 大船山避難小屋 大船山山頂
段原に到着 (11:40)
頂上までは、あと一息といったところ。
大船山避難小屋 (11:50)
風雨をしのげる程度の小屋だ。
大船山山頂 (12:20)
展望もよく、よい山頂である。
米窪 御池 昼食タイム
大船山山頂から見た米窪。
大船(UFO)の着陸跡では・・・と妄想。
山頂から見た御池。中岳の「御池(みいけ)」と違い、こちらは「おいけ」と読む。 お楽しみの昼食タイム。
帰りは大船林道を経由。
吉部登山口へは17時20分に到着。
-らんぼ~流イチ押しの厳選アイテム-
■PRIMUS(プリムス) P-114ナノストーブ■
登山用ストーブの老舗プリムスの誇る世界最小クラスのガスバーナー。超小型ながら火力は必要十分な2300kcal/h、重量はわずかに64グラム(圧電点火装置部含む)という優れもの。中央のバーナーヘッドから垂直に吹き出る炎はソロ用クッカーを使った調理に最適だ。惜しむらくは圧電点火装置の着火性能がイマイチなので、別途ライターを必携しておくこと。
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■スノーピーク(snow peak) ソロセット極チタン■
パッキングしやすい円筒形の1人用クッカー。収納時は内部に110gのガスカートリッジ2本を入れておくことができる。重量155gと超軽量のクッカーだが、チタンは熱伝導率が低いため内容物全体に熱が回りにくく、加熱部だけが焦げ付きやすいので、ラーメンなど汁物を中心としたメニューとなろう。

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■スノーピーク(snow peak) チタントレック900■
同社のソロセット極チタンをぴったり収納することができるチタン製のクッカー。前述のソロセット極チタンと合わせることで、手軽にもう1人分のキャパシティを増やすことができる便利なアイテム。上蓋は小型ながらフライパンになっているのでわずかに料理のバリエーションも増えるw

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