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峯道取材山行(その1)(不動山・千灯岳、鷲巣岳 2010.10-11)
トラックデータ
■2010年10月17日
不動山にて敗退
(登山口~五辻不動~林道出合)

 「そろそろ、いいだろうか・・・」
 10月も半ばに入り、僕はずっと先送りしていた峯道取材に取りかかることにした。
 取材対象である国東半島の山々は最高峰の両子山でさえ、標高721メートルしかない。
 加えて、今年の夏は近年稀にみる猛暑であった。
 いくら山が好きでも、さすがにこの暑さの中、標高の低い里山登山は気が進まなかったりするのだ(汗
 さて、第1回目の取材登山は迷ったあげく、国東市国見の千灯岳に行くことにした。
 初めての取材先はやはり過去に登ったことのある山が無難であろうとの判断からだ。
 何より、ルートなど不安要素の少ない山なら、取材に集中することができる。
 取材方法は僕の頭の中では確立されているものの、いったん山の中に入れば、机上の方法論など全く通用しないことは年初のビバーク演習などを通じて思い知らされている。
 今回は実戦と同時に取材方法の検証も兼ねた山行なのだ。

 取材当日、県道31号を北上し千灯岳のある国見町へ。
 道路の左手に大きな貯水池が見えてきたら、それが一ノ瀬溜池だ。
 道を挟んで反対側に千灯岳赤根登山口がある。
 「よし、まずはここを記録しよう」
 僕はハンディGPSのスイッチを入れると、現在地をウェイポイントとして登録した。
 今回取材に使うGarmin社製GPSmap60CSxには自分の移動した道筋の軌跡をトラックデータとして記録していくと同時に、現在いる地点でMARKボタンを押すとそこをウェイポイントとして登録する機能がある。
 峯道取材では、そのMARK機能を使って登山口や山頂、その他特徴のあるポイントを、そして、トラック取得機能を使って登山ルートを地図に落とし込んでいく。
 赤根登山口のポイントデータを取得した僕は次にふれあい森林公園に向かった。
 千灯岳のもうひとつの登山口はその公園内にあるのだ。
 11時34分、旧千灯寺跡のそばにある駐車場に到着。
 千灯岳登山口直近の駐車場はさらに林道を上にあがったところにあるが、国東半島の山々を歩く魅力のひとつは旧千灯寺跡に代表されるような六郷満山文化に触れることにある。
 ここは少し行程に余裕を持って公園内を散策してみよう。
 旧千灯寺仁王像の他、五輪塔群などの史跡をウェイポイントとして記録しつつ、千灯岳登山口を目指す。
 12時ちょうど、千灯岳登山口に到着。
 まずは千灯岳とペアで紹介されることの多い不動山に登る。
 この山の山頂直下には五辻不動があるので、史跡目当ての観光客もここまではよく足を運んでいる。
 12時11分、五辻不動を通過。
 そのまま歩き続けて、千灯岳へ向かう。
 五辻不動を過ぎると、道幅も狭まり若干険しさを増すが、踏み跡ははっきりとしているので迷うことはないだろう。
 「ふう、まだまだ暑いな・・・」
 僕は道すがら拾った木の枝で進路上の蜘蛛の巣を払い除けながら息をついた。
 風はいくぶん涼気を含んでいて心地よいが、周囲の木々はまだ緑が色濃く、とても秋山という雰囲気ではない。
 「やはり、少し早かったかな」
 そう呟きながら、ぽりぽりと腕を掻く。
 久しぶりに汗をかいたからか、先ほどからどうも身体が痒いのだ。
 12時41分、登山道は一度林道と交差する。
 「林道との合流点のそばには2~3台とめられるくらいの駐車スペースがあるので、短い時間で千灯岳に登りたい人はここからスタートしてもよいだろう・・・」
 などと、制作するマップの解説文を頭の中でひねりながら、駐車ポイントをGPSに記録して一息つく。
 それにしても、あちこちが痒い。
 掻きむしった爪痕で赤くなった腕には発疹のようなものができている。
 「うーむ、なんか変だな・・・」
 そう思って、今一度自分の全身を眺め回すと、着衣に小さなダニが大量に付着していることに気付いた。
 「うが、原因はこれかよ!」
 山は好きだが、こういう状況は決して好むところではない(^^;
 シカやイノシシの多い里山は一方でダニが多く潜んでいるのはわかっているが、こんなに多くたかられたのは久しぶりだ。
 僕は道の真ん中でブリーフ1枚になると、山シャツとトレッキングパンツをぱたぱたとはたいた。
 人通りのないのがせめてもの救いだ(汗
 あとで地元のハンターの話を聞くと、猛暑の影響だろうか、今年は特にダニが多いらしい。
 さて、千灯岳登山はこの林道をまたいでからが本番だが、この状況ではさすがにもう一度山に入ろうという気にはならない。
 「う~ん、今日のところは帰るとするか・・・」
 僕は悩んだあげく、撤収を決断すると、林道を駐車場の方へと下り始めた。
 途中、せめて不動山から林道に下るルートのトラックデータを取得しておこうと、もう一度山の中に入った。
 しかし、わずか数分山道を歩いただけで、パンツの裾にダニが数匹ついていた。
 「こりゃ、今日はだめだ」
 せっかく、国見町まで足を延ばしたので、近場にある鷲巣岳に取材先を変更しようかとも考えたが、この調子では向こうも似たような感じだろう。
 今日はおとなしく帰ることにして、駐車場に急ぐ。
 14時18分、駐車場に到着。
 ・・・取材はもう少し涼しくなるのを待ってからにしよう。
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
千灯岳赤根登山口を通過 赤根登山口前の一ノ瀬溜池 県道31号沿いにあるふれあい森林公園の入口を示す案内看板
千灯岳赤根登山口を通過 (11:10)
予定ではここに下山するはずだった。
赤根登山口前の一ノ瀬溜池。
なかなか大きな溜池である。
県道31号沿いにあるふれあい森林公園の入口を示す案内看板 (11:18)
前掲の看板に従い、突き当りで右に折れてしばらく行くと駐車場がある 駐車場から少し戻ったところにある参道から行軍開始 取材山行は制作予定のマップ上にルートを落とすのが目的である。
前掲の看板に従い、突き当りで右に折れてしばらく行くと駐車場がある (11:34) 駐車場から少し戻ったところにある参道から行軍開始 (11:37) 取材山行は制作予定のマップ上にルートを落とすのが目的である。
GPSに落としたウェイポイントの詳細な内容は耐水紙のメモ帳に記入する 旧千灯寺仁王像 仁聞国東塔
GPSに落としたウェイポイントの詳細な内容は耐水紙のメモ帳に記入する。 旧千灯寺仁王像 (11:42)
この季節、まだ紅葉には早すぎた(^^;
仁聞国東塔 (11:48)
五輪塔群の中でもひときわ目立つ。
五輪塔群を抜けてしばらく進むと、林道に合流する 千灯岳登山口の手前にある不動茶屋 千灯岳登山口
五輪塔群を抜けてしばらく進むと、林道に合流する (11:53) 千灯岳登山口の手前にある不動茶屋。
今は営業をしてないようだ・・・。
千灯岳登山口 (12:00)
駐車場にはトイレも併設されている。
目の前に聳える不動岩 ここまで高度を上げると、一気に視界が開けてくる 五辻不動尊
目の前に聳える不動岩。
この岩の直下に五辻不動尊がある。
ここまで高度を上げると、一気に視界が開けてくる。写真中央は姫島だ。 五辻不動尊 (12:11)
不動岩に張り付くように建っている。
五辻不動を過ぎると、道はいきなり険しくなる 林道に下る分岐点 尾根道の後半、大岩のある場所から目指す千灯岳を望むことができる
五辻不動を過ぎると、道はいきなり険しくなる。あまり人通りはないようだ。 林道に下る分岐点 (12:21)
無視して千灯岳に向かって歩く。
尾根道の後半、大岩のある場所から目指す千灯岳を望むことができる。
林道出合い 林道との合流点のそばには2~3台はとめれる駐車スペースもある 歩いている途中、やたらと身体が痒いので見ると何故か発疹が・・・(汗
林道出合い (12:41)
千灯岳には一度林道に出て登りなおす。
林道との合流点のそばには2~3台はとめれる駐車スペースもある。 歩いている途中、やたらと身体が痒いので見ると何故か発疹が・・・(汗
ふと見ると、衣服に大量のダニがついていた。痒いはずだ・・・。 さすがに取材を続ける気力がなくなったので、いったん撤収することに 林道の途中に分岐点からの降り口があったので分岐まで登ってルートを落とす
ふと見ると、衣服に大量のダニがついていた。痒いはずだ・・・。 さすがに取材を続ける気力がなくなったので、いったん撤収することに。 林道の途中に分岐点からの降り口があったので分岐まで登ってルートを落とす。
分岐まで登り、再び林道に下りる 千灯岳登山口を通り過ぎ、再び山中に ようやくの思いで駐車場へ
分岐まで登り、再び林道に下りる。
わずか数分の行程だった。
千灯岳登山口を通り過ぎ、再び山中に。
旧千灯寺奥ノ院の座標を落とす。
ようやくの思いで駐車場へ (14:18)
取材はもう少し涼しくなるのを待とう(^^;
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トラックデータ
■2010年11月4日
千灯岳ルートの取得完了
(赤根~千灯岳~旧千灯寺跡)

 先月の敗退から2週間余り・・・。
 つい先週くらいまでは日によっては汗ばむ陽気が続いていたのが、今週に入って嘘のように涼しくなった。
 温暖化の影響かどうかわからぬが、近年、天気はますます極端な様相を示すようになってきたように思う。
 さて、今月最初の峯道取材は引き続き千灯岳が対象だ。
 前回、途中で逃げ帰ったものの不動山側のルート取得は終了しているので、今日は赤根登山口から直接千灯岳本峰に取り付くことにした。
 14時26分、県道31号線沿いにある赤根登山口に到着。
 登山口そばの路肩に車を寄せ、手早く準備をして出発。
 広く整備された駐車場のある不動山側の登山口にくらべ、薄暗くマイナーなイメージを持つ赤根口だが、一歩中に入ってみると、なかなかどうして道はほどよく整備されている。
 「へえ・・・こいつは意外だな」
 僕は拍子抜けしながらコンクリ舗装された山道を歩いた。
 途中いくつか道標のない分岐もあったりするが、コースは概ね明白だ。
 案内標識のない分岐で曲がった後、しばらく進んでも道標が見つからない場合は一度前の分岐点まで戻ってみよう。
 実際、この日のらんぼ~流も一度間違った方向を選んでしまい、引き返した経緯があったりする(汗
 さて、正解のルートを進み続けると、やがて擬木の階段が現れる。
 階段が始まるすぐそばには、後掲の写真のようにベンチも設えてあるからそれとわかるだろう。
 ここから先は目立った分岐は存在せず、ひたすら階段を辿っていけば山頂に至る。
 15時7分、擬木の階段を登り始めて約2分ほどで再び目の前にベンチが見えてくる。
 ここが展望所だ。
 ベンチから僅かな距離にある岩尾根の上に出ると、眼前に見事な展望が広がっている。
 ここは千灯岳の中で最も見晴らしのよい場所だろう。
 展望所からの景色を楽しんだ後は山頂までひたすら急な登りが待っている。
 15時33分、千灯岳山頂に到着。
 以前の行動記録でも紹介したが、テーブルやベンチのある広々とした山頂はファミリーハイクにもうってつけだ。
 特に今回登りに使った赤根登山口からのルートは危険個所も少なく、前半の舗装路の分岐にさえ気をつければ迷うような場所もないのでおすすめしたい。
 残念ながら、よく繁茂した木々の枝に遮られて山頂からの展望は今一つだが、それでも梢の間から両子山山頂のアンテナ群などを覗き見ることができる。
 15時40分、下山開始。
 下りはまだトラックデータを取得していない不動山側へ向かう。
 この不動山側のルートが結構なくせ者だ。
 山頂付近はなだらかな尾根道だが、文字のない道標を過ぎた辺りから相当な急坂となる。
 登りであればかなり手強いところだろう。
 また、このコースは赤根口からのルートと違って、一部、登山道もはっきりとしていない箇所もあるので、マーカーを意識した山歩きに慣れていない人はかなり不安を覚えるかも知れない。
 16時10分、林道と合流。
 ここから不動山へと繋がる山道は前回の取材でトラックデータを取得しているので、これにて山中の取材は終了だ。
 すでに陽も傾きかけているので、前回同様林道を下ることにする。
 16時38分、不動山下の駐車場を通過。
 そのまま林道を下り、17時11分、国見町千燈の集落に下りる。
 ここから赤根登山口の駐車場所まで約2.5キロの道のりだ。
 「ルートが複数ある山の取材はこれがつらいな・・・」
 とにかく車に戻らないことには帰れない。
 僕は黄昏の終わった県道をひたすら歩きながら、2度目にして最初の峯道取材が無事終わったことを喜んだ。
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
千灯岳赤根登山口に到着 行軍開始 いくつか分岐があるが、道標が出ていない箇所もあるので注意が必要だ
千灯岳赤根登山口に到着 (14:26)
今回はここから登ることにする。
行軍開始 (14:27)
しばらくはコンクリ舗装の道を歩く。
いくつか分岐があるが、道標が出ていない箇所もあるので注意が必要だ。
しばらく歩いても、道標が見つからない場合は一度引き返してみよう やがて擬木の階段が現れる 展望所に到着
しばらく歩いても、道標が見つからない場合は一度引き返してみよう。 やがて擬木の階段が現れる (15:05)
ここから先は一本道となる。
展望所に到着 (15:07)
ベンチもあって休憩には最適だ。
展望岩に進む 展望岩からの眺め あとは山頂までひたすら擬木の階段を登って行く
展望岩に進む。岩の両側は切れているので注意が必要。 展望岩からの眺め。
千灯岳で最も展望のよい場所だろう。
行軍再開。あとは山頂までひたすら擬木の階段を登って行く。
傾斜はかなり急だ ようやく山頂が見えてくる 千灯岳山頂
傾斜はかなり急だ。
突き当たりに道標が見える。
ようやく山頂が見えてくる (15:31)
・・・きつい登り坂であった(^^;
千灯岳山頂 (15:33)
標高は605メートル。
山頂は十分に広く、テーブルとベンチも設置されている 一方、山頂の展望は樹木に遮られていまひとつといったところ 不動山側に下るルート上の道標
山頂は十分に広く、テーブルとベンチも設置されている。 一方、山頂の展望は樹木に遮られていまひとつといったところ。 下山開始 (15:40)
写真は不動山側に下るルート上の道標。
前掲の道標の場所からは、木々の間からかろうじて姫島を眺めることができる 赤根側から登る道とくらべると、ルートが不明瞭なので要注意 マーカーを見落とさずに降りてゆこう
前掲の道標の場所からは、木々の間からかろうじて姫島を眺めることができる。 登山道の様子。赤根側から登る道とくらべると、ルートが不明瞭なので要注意。 傾斜も極めて急である。
マーカーを見落とさずに降りてゆこう。
林道出合い 不動山下の登山口駐車場 千燈集落
林道出合い (16:10)
ここから先は前回同様に林道を歩く。
不動山下の登山口駐車場 (16:38)
さすがに登山者の姿はない。
千燈集落 (17:11)
ここから赤根登山口まで歩いて戻る(汗
道沿いに見事なティピーを見つけた 県道31号をひたすら歩く 赤根登山口に到着
道沿いに見事なティピーを見つけた。
ギャラリー茶房「華」というお店らしい。
県道31号をひたすら歩く。
下界は歩くの苦痛です・・・(汗
赤根登山口に到着 (17:43)
無事にルートを取得できた(^^
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ザック背面の通気性にこだわりを持つことで知られるドイツのアウトドアメーカー、ドイターの代表的モデル。一般的な日帰り登山に必要十分な容量を持つ2気室の使いやすいデイパックである。レインカバーが内蔵されている点もポイントが高い。

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トラックデータ
■2010年11月5日
鷲巣岳、道路工事に阻まれる

 ―― 11月5日金曜日。
 午後から予定していた仕事の打ち合わせが来週に延びたので、急遽、次の取材目標である鷲巣岳に行くことにした。
 ディフォルトの営業エリアが国東半島であるらんぼ~流。
 この峯道取材を始めてからは、隙あらば取材と称して山に逃避してやろうとバックの中にカメラとハンディGPSは常備しているのだ。
 さて、鷲巣岳は以前千灯岳とセットで登った経験がある。
 そのときの経験から往復1時間もあれば登って下りることができるとわかっている。
 登山口までのアプローチの時間を入れても、国東市街から3時間もあればいけるだろう。
 僕は国東の中心街から一路国見の方へ車を走らせた。
 14時1分、県道31号から鷲巣に向かう入り口に到着。
 曲がり角の位置をウェイポイントに落とし、同時にカメラであたりの風景を撮影する。
 そこから曲がりくねった細い市道を走り、櫛海川に架かる大平橋を通過した。
 「おお、ここだここだ。間違いない(^^」
 今回は急遽決まった取材なので、去年の記憶だけを頼りに行動している。
 なので、アプローチの道順など多少不安があったりするのだ(^^;
 「ここを左に曲がって行けば、あとは道なりだったはず・・・」
 そう喜んだのも束の間、数分も走らないうちに通行止めの看板に行く手を阻まれた。
 「ぐわっ、ひさびさにきたなあ~」
 最近、めっきり登場回数の減った甲斐隊長と県内の山を巡っていた折、やたらと通行止めの看板にぶち当たっていた時期が懐かしく思い出された。
 「しかし、こいつは困ったぞ・・・」
 通行止めの位置から登山口まではまだ相当の距離がある。
 それでも、まだ時間に余裕があるので、登山口まで歩くのは構わないが、路上に車を放置していくのはさすがにまずい。
 「うーむ」
 こうなったら、スポンサー頼みだw
 僕は国東町商工観光課の金当氏に携帯で連絡をとり、工事の担当課の方を紹介してもらうことにした。
 結果、担当である国見総合支所の地域建設課を訪れ、その課の方に鷲巣岳登山口までの迂回路を案内していただいた。
 しかし、そこで残念ながらタイムアップ。
 秋の陽はまさに釣瓶落としのごとく、だ。
 取材登山の性格上、道の様子や道標などのポイントの写真が撮れないとどうしようもない。
 この仕事、やはり頭で考えていた以上に手間がかかる。
 「これで峯道取材、2度目の敗退だな・・・」
 僕はそう呟くと、この日の取材をあきらめることにした。
 そして、会社へと車を走らせながら、まだ9割以上残っているルート落とし作業の前途を思いながら溜息をつくのだった。
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
県道31号からの入り口 櫛海川に架かる大平橋 道路工事のため通行止め
県道31号からの入り口 (14:01)
去年の記憶を頼りに登山口を目指す。
櫛海川に架かる大平橋 (14:07)
登山口へは橋を渡って左に曲がる。
道路工事のため通行止め (14:11)
この後、国見総合支所の地域建設課を訪ね、迂回路に案内してもらう(^^;
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■Canon(キヤノン) Powershot SX130IS■
山行の記録を残すのに便利なコンパクトデジカメ。芸術的な写真を求めるのでなければ、携帯しやすく使い勝手のよい廉価モデルで十分だ。手振れ補正や光学ズームの大小などカメラそのものの性能も高いにこしたことはないが、何よりも選択の決め手となるのは単3電池2本で駆動することである。
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■CASIO(カシオ) PROTREK(プロトレック)PRG-110CJ-1JF■
山では時を知ることは太陽を味方につけることと同義である。行動計画の管理、撤退やビバークのタイミングを決断するのに絶対に必要なアイテムだ。選ぶポイントとしては電池の交換で機密性が失われないようにタフソーラー駆動であること。あとは予算と相談だ。方角や高度計測などの機能がついた時計は持っていて楽しいが、そのあたりは別途ハンディGPSにまかせてもよい。
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トラックデータ
■2010年11月9日
鷲巣岳、再戦
(登山口~鷲巣岳)

 週が明けて、火曜日。
 国見総合支所に隣接する国見生涯学習センターで仕事の打ち合わせを終えた僕は再び鷲巣岳に向かうことにした。
 前回の行動記録でも触れたが、鷲巣岳そのものは1時間もあれば往復できる。
 問題はそこまでのアプローチだ。
 いくら国東半島が営業エリアといっても、国見の内陸部まではなかなか足を伸ばせない。
 ついでと言っては言葉が悪いが、近くに来た折にやっつけておくに限る。
 さて、先週、国見支所の方に教えてもらったルートを使って鷲巣岳の登山口に向かうと、県道31号からものの15分足らずで目印の緑色の看板まで辿り着くことができた。
 「あら、あっさり着いたな・・・」
 幅員の狭い山道なので、運転しているとかなり時間がかかったように錯覚するが、実際には案外短い時間で行くことができた。
 以前の記事(→2009年12月記事)でも書いたが、この看板から先は徒歩で進んだ方がよい。
 近くの路肩に車を寄せ、13時19分、行軍開始。
 轍の残る道を5分ほど歩くと、本当の登山口に辿り着く。
 13時24分、登山口を通過。
 なだらかな山道を黙々と登る。
 鷲巣岳の登山道は広々としていて傾斜の緩い初心者向きの道だが、南北に長い主尾根の上をたどるので、風の強い日はもろに当たる。
 風の強い冬場はウィンドブレーカーなど持っておいた方が無難だろう。
 13時39分、目の前に石造りの大きな鳥居が現れる。
 ここを過ぎると、山頂までは僅かな距離だ。
 13時45分、鷲巣岳山頂に到着。
 山頂を過ぎ、行き止まりまで南下すると目の前に絶景が広がっている。
 また、山頂には鷲ノ巣岳遺跡と呼ばれる複数の時代にまたがった遺物が残されている。
 中でも、不動明王、愛染明王、役行者の安置された石室や山頂南端の風天宮などは興味深い。
 僕はそれぞれを写真に収めると、ハンディGPSの電源を切って、下山を開始した。
 下山時刻は14時20分。
 さて、無事にルートも取得できたし、次の得意先に向かうとしよう・・・(汗
(文・山岡隊員 、写真及び写真説明・山岡隊員)
先週教えてもらったルートで鷲巣岳登山口を目指す 鷲巣岳登山口への看板 前掲の案内看板のそばに車をとめ、行軍開始
国見町野田地区。先週教えてもらったルートで鷲巣岳登山口を目指す (13:03) 鷲巣岳登山口への看板。奥に駐車場があるが行かないほうが無難 (13:15) 前掲の案内看板のそばに車をとめ、行軍開始 (13:19)
鷲巣岳登山口 登山口そばにある説明看板 登山道の様子
鷲巣岳登山口 (13:24)
登山口前の駐車スペースはとても狭い。
登山口そばにある説明看板。
鷲巣岳山頂付近の石仏の説明がある。
登山道の様子。
明るくて気持ちのよい登山道である(^^
しばらく歩くと、山頂が見えてきた 大鳥居 山頂に近づくと、遺跡の一部らしい巨石が目立つようになる
しばらく歩くと、山頂が見えてきた。
このへんから僅かに傾斜がきつくなる。
大鳥居 (13:39)
昨年修繕されたばかりのようだ。
山頂に近づくと、遺跡の一部らしい巨石が目立つようになる。
鷲巣岳山頂 山頂からさらに南に進むと、岩の上に魔利支天と弘法大師の石仏がある さらに少し先にある石室の中には不動明王、愛染明王、役行者が祀られている
鷲巣岳山頂 (13:45)
そばには三角点も設けられている。
山頂からさらに南に進むと、岩の上に魔利支天と弘法大師の石仏がある。 さらに少し先にある石室の中には不動明王、愛染明王、役行者が祀られている。
南北に長く伸びた山頂の南端には風天宮が祀られている 山頂南端から見た展望 駐車場所へ下山
南北に長く伸びた山頂の南端には風天宮が祀られている。 山頂南端から見た展望。
低山だが、眺めのよい山頂である。
駐車場所へ下山 (14:20)
ルート取得完了である。
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■zamberlan(ザンバラン) フジヤマGT■
軽登山靴の代名詞、ザンバランのフジヤマ。その飾らないシルエットとともに、アッパーとソールとの合わせに最近ではあまり見かけなくなった縫い加工を施したトラディショナルな一足。信頼の持てる堅牢な作りは履いていて安心感がある。らんぼ~流もこの靴を15年以上相棒としている。

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